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バルセロナ vs セビーリャ (2010.10.30)

ビジャが決めた~~~!!!!5-0の快勝です。 先週日本に一瞬(4日)だけ帰ったのですが、彼のための御守りを買って帰ろうか悩んだほど最近のビジャはついてなかったのです。飛び出すタイミング、スピードは抜群なのですが、そのシュートはバーに阻まれたり、スーパーセーブにあったりと、不運が続きます。 「それは精度の問題だろ」という意見もあるかもしれませんが、「枠にむかってオリャ!ゴールキーパーごと吹き飛ばしてくれるわ!」系では無いビジャにはそれは当てはまりません。いつもなら隅の隅が狙える選手であるがために、ちょっとだけ精度がずれるとバーに当たってしまったりするだと思います。一方、ゴールから遠ざかる中で無駄にゴール前で慎重になってしまい、ほんの少しだけシュートが遅れ、キーパーへ反応時間を与えていたのも事実でしょう。 とにかく、この試合のビジャのシュートは完璧です。ビジャの1点目(チーム2点目)はペナルティエリアを右からえぐり、左足で右に巻くボールをゴール左サイドに放り込みます。 そこから狙う?そこに放り込む?左足?っていう一級品のストライカー魂とテクニックが見られる素晴らしいシュートでした。ビジャ2点目(チーム5点目)は、中盤から左ななめに高速ドリブルで駆け上がり、ペナルティエリアぎりぎりから左足でミドル。ゴール右隅に流し込みます。こちらも、完全なる流れの中でのゴール。ビジャの表情に「ふっきれたぜ!」という喜びが見られたのもこの2点目です。 今回は現時点でのスタメンで試合にのぞんだバルサ、完全に試合を支配します。支配だけでなく、ビジャの2点に加え、メッシの2点、ダニエウ・アウベスの飛び蹴りシュート(彼はとにかく見てて面白い選手です)と、計5点と結果も最高です。 これ以上の試合は無いと言えるほど最高の試合でした。一方、タレントは揃いながらも、ここまで完ぺきな試合をさせてしまったセビージャは、監督交代まで再びカウントダウンが始まりそうです。 あとはボージャン、君だけだ!頑張ってくれ!

英語の勉強:TED

MBAに来て1年以上経ちながらも、いまだ英語に苦しむ日々が続きます。留学に来る前までは、「MBA卒業生=英語ペラペラ」という方程式が頭にあったのですが、どうもそれは偏見のようです。30超えての1年~2年では中々外国語は身に付きません。 と愚痴っても仕方ないので、毎日少しずつではありますが英語を勉強しています。そこで使っているのが、『TED』という団体のウェブサイトです。TEDでは、各界の著名人が自分の得意分野における最新のネタを英語でプレゼンします。時にはデジタル世界の将来であったり、時にはマーケティング、時には環境保護などネタは多岐にわたります。 登壇者がプレゼン内容を熟知している人であるため、英語であっても大変分かりやすいものが多いです。また、最新の学説や世論がネタに取り上げられるため、英語以外の勉強にもなります。実際、英語ネイティブや非ネイティブに関わらずMBAの学生の多くはTEDのウェブサイトを見ています。 プレゼンによっては原稿が英文で確認できるため、聞き取れなかった場所や分からない単語が確認できます。また、数多くのプレゼンが収録されているため、勉強時間の長さに合わせてプレゼンを選べます。 iPhoneでもアプリが出ていますが、検索のしやすさや見やすさで、まだまだPC版が10歩ほどリードしています。是非、MBAを目指される方もそうでない方も、試しに見てみてください。 TED : http://www.ted.com/

定石は破られるもの?

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昨年 6 月の成田発オーストリア行き、私は窓側 3 列の通路側を確保しました。長距離フライトでは子供が陣取る中央列前目を避け、便所に行きやすい通路側を確保するのが僕の定石でした。機内に乗り込むと窓側に向かって「クラブツーリズム」のタグを付けた高齢女性が 2 名座っていました。タグからしてツアーの一員なのでしょう。お互いの登山経歴とオーストリアに関する知識、そして飛行機の楽しみ方ウンチクを戦わせ、相手の鼻っ柱をへし折ることでこの後の旅全般の時間を優位に進めようとしているようです。飛行機の高度が上がる中、私のすぐ右隣りの女性が、窓側に座った女性を徐々に圧倒していきます。ノックダウンのラウンドに入ったころ、フライトアテンダントが飲み物を持って来ました。私の右隣りの女性(右子さんと呼びます)は、内心「レフェリーに救われたな」という感じの表情を一瞬見せた後、すぐさま「赤ワインありますか?」と『旅慣れてますよジャブ』を窓側の女性(窓子さんと呼びます)に繰り出します。窓子さんも負けじと「私は白で」でかわします。そんな死闘の影響からか、フライト中盤以降、右子と窓子のトイレラッシュが始まります。 40 年~ 50 年前の右子と窓子ならば、僕は座ったままで通り抜ける際のフィジカルコンタクトを楽しんだかも知れませんが、現実の世界は僕に頻繁な起立と着席を求めます。トイレラッシュが落ち着いたかと思うと、今度は免税ラッシュ。キャビンアテンダントを相手に、僕の前をカタログと大きな声での会話が通り過ぎます。次は再びトイレラッシュ。ワイン一杯トイレ一回のペースでトイレに行きます。。。 そんな事を思い出しながら、今日成田空港の自動チェックイン機の前で僕は席番号 50A を選びました。読みに読んでの決断です。機内真ん中の最前列が完全に塗りつぶされているのを見ると、子供の搭乗が予想されます。子供が叫ぶリスクを考えると、必然後列の価値が高まります。また秋のフランスと言えば、食への欲望に満ちた年金高齢者の憧れの地です。ワインおいてダントツの地位を誇るフランスを考えれば、デンプシーロール張りのトイレラッシュに見舞われるかもしれません。こうなると後部窓側のチョイスは完ぺきなはずでした。 しかし、世の中上手くいかないものです。羽生名人と言えど若手の広瀬棋士に王位を奪われたように、定石は

iPhone関連の本 (2)

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久々の帰国の喜びから、今日は早速横浜の友隣堂へ。片っぱしから本をあさりました。先日のブログでも書きました( iPhone関連の本 (1) )が、iPhone関連の面白い雑誌や本がお目当ての1つでした。 結論から言うと、どの本も雑誌も似たり寄ったりで、かつ初心者用ということが分かりました。 iPhone 4 Perfect Manual、iPhone パーフェクトガイド iOS 4&iPhone 4対応版、iPhone4オーナーズブックーWin・Mac対応 iOS4.x版等5~6冊を立ち読みしたのですが、どの本もメール設定の仕方やフォルダ分けの仕方など極めて基本的な内容にとどまっており、インターネットの情報と特段の差がありません。iPhoneブームにあやかった内容の無い本や雑誌ばかりです。 iPhoneを初めて買われた方は、本を買うよりも下にご紹介する様なサイトを見てみることをお勧めします。 SIMカードの入れ方・取り出し方 http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2010-06-26 基本操作 http://dekiru.impress.co.jp/contents/048/04802.htm http://builder.japan.zdnet.com/member/u514442/blog/2010/06/25/entry_27040751/ 操作系は上述の通りですが、アプリについては網羅的に調べられる雑誌や本は購入の価値があるかもしれません。僕も色々と試してますので、よかったら是非読んでみてください。 iPhone関連の過去ブログ iPhone関連の本 (1) iPhone4で学んでます (1) iPhone4で学んでます (2) iPhone4で遊んでます(1) iPhone4で遊んでます (2) iPhone4でMBA受験   IT・通信業 ブログランキングへ

MBA授業:MBA(IESE)で学べること

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2 年生になって、少しだけ時間に余裕ができたので何が学べたのかを振り返ってみました。一部は MBA 全般に共通することでしょうし、一部は欧州MBAや IESE に限ったことかと思います。 1 .将来ビジョン 日々の仕事に追われ将来の事が考えられなくなりがちな日常を抜け出し、学生に戻ることの一番のメリッ トは 「自分の将来についてじっくり考える」ことだと思います。受験用のエッセイを書くなかでそれなりの事は考えると思いますが、僕にとってそれは「受かるため の将来」であったことを否めません。例え学業に果実を見出せなくても「何をしたくて今があるのか、今の自分の何を変えるべきで何を強めるべきかを考える時間」を買ったと思えば、納得がいくのではないでしょうか。 2 .経営者的視点 論理的には、この力は日常の仕事でも磨けるでしょう。 ただ、それは理想であって、僕の現実社会はパワーポイント資料の作成やメールの送受信、打ち合わせのための打ち合わせで一日の大半は過ぎて行きました。そのため、マネジメントとしての思考練習を繰り返す MBA は、インテンシブに基礎を磨くにはうってつけでした。ただ、本当の仕事ではないため責任感の欠けた思考や発言をする人がいることは否めません。 3 .ソフトスキル 1 にかぶりますが、自分の将来だけでなく自分自身の性格も見直す時間が MBA にはあります。どんな時に自分が不安を感じ、どんな時に自分が喜びを感じるのか、そうした細かいことを 1 つ 1 つ見つめなおすことが出来ます。こうして自分を見直すことで、自分にはどの ようなマネジメントスタイルが合っているのか、どうした職場で一番実力を発揮できるのか等の「自分なりの〇〇」が見えてきました。 4 .国際的環境への適応力 1 年で身についたとは言いませんが、少なくとも多少のことなら受け入れることが出来るようになりました。日本人がどんなに努力しても理解できない思考や風俗というものが存在することも痛感しました。例えば、ラテンアメリカの時間感覚などがそれにあたります。「話を聞けばどんな事でも解決出来る」という理想は抱いても、この考えを他人に強要してはいけないことも学びました。「あ、養老さんが『バカの壁』で言いたかった事ってこういうことなのかな」と。その一方「約束を守

まだこんな(ひどい)会社があったのか(エールフランス) #2

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エールフランス航空の遅延から始まった事件ですが、パリで翌日13:30発のJAL成田行きを予約してもらったとこまでが前回 (『まだこんな(ひどい)会社があったのか(エールフランス)』 )のブログでお話しした内容です。しかし、話はこれで終わりませんでした。 翌日11時ごろにパリのシャルル・ドコール空港に到着し、チェックインや手荷物検査を済まし2時間ほど待った後、念願の搭乗に。E54番ゲートの機械にエールフランススタッフが私のチケットをかざした瞬間、機械についているランプが赤色に。するとスタッフは表情を変えず「あ、君のチケットはダブルブッキングされているから、このフライトは乗れないよ」と。昨日から続く不満の蓄積で、容易にぶち切れした僕は「ありえない。お前のミスを僕になすりつけるな」と怒鳴りつけると、即座にそのスタッフはエールフランスの日本人職員を電話で呼びます。日本語で交渉できるかとホッとした僕が馬鹿でした。今思うとこの日本人女性職員が、史上最強に使えない人でした。 やって来るなり「どうしましたか?」と。 僕:「(なんで僕が説明しなきゃいけないの?でも時間が無いので)私の席が埋まってしまっているようです」 AF日本人職員:「でも、チケットには席が書かれてますよね。そこに座れば良いんじゃないですか?」 僕:「座れないから問題なんですよ。あなたたちがダブルブッキングしたんです」 AF日本人職員はその後、30秒ほどゲート機械のまわりをウロウロし、フランス人職員に一言二言伝えます。フランス人職員に名前を呼ばれ、再度機械にチケットを通すと予定通りランプは赤に。すると、そのAFフランス人職員は「おー、あなたの席、ダブルブッキングです」 と僕に驚いた顔で伝えるのです。むしろこっちが驚きです。 AF日本人職員に「そんなこと分かってる。だから、あなたが来たんでしょ!」と伝えると、なんとその職員は「これはJALがダブルブッキングしました。なので私は何も言えません」と逆切れし始めます。機体も機材もエールフランスで、チケット発券を行ったのもエールフランス職員なため、そんなはずは無いと僕が伝えると、職員は壊れたレコーダーの様に「これは私どものせいではありません」を繰り返すのみ。らちが明かないためJAL職員を呼んでもらいま

MBA受験:MBAが入学しやすくなっている?

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一部のTOP MBAスクールへ入学するのが容易になっているとの記事がビジネスウィークに記載されていました。 記事によると米系トップ30校のうちの3分の1で、合格率が上がっているようです。大学ごとの入学希望者が減っていることが理由で、ミシガンやUCLA、インディアナ・ケリーにその傾向がみられるとのこと。だからと言って、上記の大学が良い大学であることに変わりはありませんが、面接などで「なぜうちの大学なの?」としつこく聞かれることが増えそうです。アドミッションは常にイールド※を重視してますから。というのも、彼らの業績がイールドとリンクしているからです。 ※イールド:実際に入学した学生数÷合格通知を出した学生数 記事はこちらから Some Top MBA Programs Now Easier to Get Into  留学 ブログランキングへ  

まだこんな(ひどい)会社があったのか(エールフランス)

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(激怒しながら投稿しているため、ちょっと冷静な視点に欠けているかもしれません) 今日はエールフランスの腐敗ぶりにボコボコにされました。「もっと僕に力があればなぁ」と思ってしまう一日です。 15時55分バルセロナ発パリ行きのエールフランスに乗ろうとバルセロナ空港に着いたのは14時ごろ。なんだかカウンターが殺気立ってます。スペイン人は荷物の数や重さなど気にせず、1人4~5個近くの大荷物を持ち込むため、必ずといっていいほどカウンターで問題が起こります。「今回もか」と思っていると、続くアメリカ人(多分)までもがもめ始めます。「アメリカ人、お前もか」と見ていると、続くフランス人(多分)まで。こりゃ、なんかあると思って待つこと30分以上。ようやく僕のチェックイン手続きに。 エールフランスのスタッフに「なんか問題あったの?」と聞くと、「飛行機が2時間近く遅れる。だからあなたのパリ発成田行きのフライトには乗り継げない」とのこと。 おぉ、そー来ましたか~と思いながらも善後策を議論。パリ発23時のフライトにキャンセル待ちを入れてもらい、同時に翌日の13時パリ発のフライトに予約を入れてもらうことに。もしパリで宿泊となった場合の事を思い「荷物は預けて大丈夫か?パリで宿泊することになったら預け入れ荷物をパリで一回引き取りたい」と相談したところ、「大丈夫!もしそうなったらホテルで受け取れる」とのこと。 予定通り?遅れに遅れたフライトは20時過ぎにパリ着。これも予定通り成田行きには乗り継げず。仕方ないのでエールフランスカウンターに行ってキャンセル待ちの状況について聞いてみると、「キャンセル待ちなど入ってない」とのこと。「話が違う」とちょっとムッとしつつも、じゃぁホテルに泊まるから預けたカバンをピックアップしたいと伝えると、「そりゃ3時間以上待たなきゃだめだよ。ましてやホテルに届けるなんてありえない」との回答。頭の中でブチっという音が聞こえ、「おい、そりゃ約束と違う。このスーツ1着でどう過ごしたらいいんだ?しかも、待ちに待ってしわくちゃになったYシャツを明日も着ろと?だったらバルセロナで預けなかった!」と声を荒げてしまいました。 何を言っても「私のミスではない」の一点張りでらちが空かないため、カウンタースタッフの「それはバルセロナのスタッ

おーいフランス!働けぃ!

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またまたストライキにやられています。前回はボルドーに行ったときにストの影響を受けたのですが、今回は1年ぶりの日本帰国にかち合いました。バルセロナ→パリ行きのフライトがストの影響で遅れており、パリ→成田のフライトに乗り継げない可能性が高いとのことです。頼むよフランス。ストライキばっかやっていると、そのうち国が潰れちゃうよ。 今はバルセロナ空港のベンチで15分無料のインターネットにつないで愚痴るしか無いのです。さてさて、どうなることか。 ビジネス・業界 ブログランキングへ

MBA受験:MBA卒業者への需要が高まっているとのこと

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NY Timesに面白い記事があったのでリンクを共有します。 http://www.nytimes.com/2010/10/19/business/global/19iht-RIEDSALARIES.html?src=busln# 不況のため企業は短期的な利益獲得を重視しており、即戦力としてのMBA卒業生の価値が上がっているとのことです。ちなみにこの記事によると、リクルーターが最も価値を置く大学は、ハーバード、ウォートン、インシアード、LBS、メルボルンビジネススクールだそうです。MBA卒業生=即戦力という方程式に激しく疑問を抱きますが、これが現実なのでしょう。 ちなみに、記事を直接貼り付けようと思って記事右上にある「Reprint」というアイコンを押したら、目的・期間などを聞かれ、順を追って答えてみたら最終的に250ドル近く払えと言われました。なんとアメリカらしい仕組みなんでしょう。 留学 ブログランキングへ

MBA授業:「緑茶」=中国?

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マーケットリサーチという授業のファイナルプロジェクトで、スペインの緑茶市場を調べています。僕の実家がお茶屋(ちーさな「お茶屋」さんです)という事もあり、調査結果を興味深々で開けてみると。。。 何と!「緑茶と聞いて何処の国を思い浮かべますか?」という問いに対し、中国が4割を占め日本は中国に次いで2位。サンプル数が少ないので信頼性はさほど高くないですが、ショックを隠しきれません。中にはモロッコという回答もあり、「緑茶」=「日本茶」というのは僕を含めた日本人数人の幻想だった様です。まぁ確かに「紅茶」と言えば「イギリス」と答える人もいれば「インド」と答える人もいるだろうし、理屈では納得できるのですが。。。 パーセプションマップの作成や(できれば)コンジョイント分析などを通じてスペインでの緑茶市場を洗っていきたいと思います。そしてあわよくば、僕の実家の支店をスペインに。  留学 ブログランキングへ

2010年エコノミストMBAランキング

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エコノミストのMBAランキングが更新されていましたので共有します。残念ながらIESEは昨年の1位から5位に落ちました。まぁランキングは参考程度に。 http://www.economist.com/whichmba/2010/free-ranking-tool 留学 ブログランキングへ

バルセロナ vs バレンシア (2010.10.16)

強いじゃないかバレンシア!前半の15分くらいまではどっちがバルサか分からない試合運び。後ろでボールを回し、ホームのバルサが取りに来たところをサイドに散らして、素早いパス回しで試合をコントロールする。正直「これはやばいんじゃない?」って思いました。そんなことを考えていたら前半37分、右サイドを突破されバレンシアに先制点を許します。その直後も今度は右サイドから絶妙のクロスをあげられ、決定的なピンチ。ただ、ここはバルデスのスーパーセーブで難を逃れます。前半は「サイドに追いやり数的優位を作ってボールを奪う」というバルサの守備が効きませんでした。僕にはフィジカルコンタクトの少なさが一因の気がします。上述の決定的なピンチも、プヨル、マクスウェル、ピケの3人で1人のウィングをサイドに追いやっておきながら、3人の合間を縫うクロスを許しました。運もあると思いますが、センターをフリーにした以上、あそこは激しくタックルに行っても良いシーンだったと思います。前半は、なんとなくそうしたシーンが多く見られました。ベンチ入りメンバーの少なさが影響しているのでしょうか。 後半に入ってそうそう、我らがイニエスタがやってくれます。中盤から一人でボールを持ち込み、誰か(すみません分かりません)にボールを渡し、一人DFラインの裏へ。その誰かからスルーが出るのですが、そこにはオフサイドポジションの(多分)メッシ。メッシは機転を利かせ、ボールへの関与を放棄。そこにイニエスタが走りこんで、右隅に落ち着いて決めます。ようやくバルサっぽいゴールが見られました。 後半は疲労からかバレンシアのDFラインとFWとの間が空き始め、バルサのボール保持が高くなります。そうして迎えた63分。右サイドのセンターリングにプヨルがダイナマイトヘッド!「これが教科書通りのヘディングだ!!」と言わんばかりに、超人的な速度の弾丸がバレンシアゴールに突き刺さります。 これでカンプノウもバルサも調子づきますが、ビジャが決定機を何度も作り、何度も外します。ビジャは素晴らしい選手だと思いますが、運の無さと焦りを感じます。余計なお世話だと思いますが、Tranquiro(トランキーロ;スペイン語で「落ち着け」)と言ってあげたい気分です。 ここまで来てお気づきの人もいるかと思いますが、今回はメッシが完全に消えていました。運動量が少ない上に、多く

MBA受験:IESEのエッセイお題(2011年入学)

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IESEの今年のアプリケーション情報を見ていたら、エッセイ課題を見つけたため参考までに共有します。 1. Please describe your short term professional goals (post MBA). (200 word limit) 2. Please describe your long term professional goals (post MBA). (200 word limit)   3. Describe two substantial accomplishments and one failure in a professional or private endeavour. (600 word limit) この3題は定番課題と言えそうですね。他の大学でも聞かれる内容なので、入念に (×10回) 準備をしてください。大学によっては、多くの大学はWhy MBA?をお題に入れてくるのですが、IESEにはありません。この3題への回答で「ほほぉ、だからIESEなのね」と思わせる必要があります。Why MBA? Why IESE?は嫌というほど面接で聞かれると思いますが、面接官はエッセイを熟読した上で面接してきますのでエッセイとの一貫性が求められます。   4. Describe your job responsibilities. (250 word limit) うーん、これ初めて見ました。 こういうのはカウンセラーと話をしながら進めるのが一番と思います。   5. Describe the most difficult project (personal or professional) that you have faced recently (within last two years). (200 word limit) 別に無理して分ける必要はありませんが、 3番でprofessionalな成功や失敗を書いているなら、personalな事を書いた方が良いかなと思います。というのも、IESEにはDoing Good Doing Wellというクラブを筆頭に社会貢献系の活動がさかんです。これは学校がクリスチャンなバックグラウンドを持つことに起

MBA受験:受験校の情報収集

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そろそろ1st Roundへの出願が始まったころと思いますが、ここからは時間と根気とストレスとの勝負となってきます。そんな忙しい中、学校説明会も最盛期を迎えます。「MBAフェアなんて時間がもったいない」と思われている方、12月や1月ならそうかも知れませんが、今は絶対に行くべきです。僕は次のようなメリットがあると思います。 1.学校や土地の情報を知る インターネットでもほとんどの情報は手に入りますが、英文インターネットをサーフィンしながら情報を記憶に定着させていくのは、ノンネイティブには結構辛いものがあります。中にはウェブサイトがグチャグチャな学校もありますし。ならばいっそのこと、要点を系統立てて説明してくれる説明会で話を聞いた方が効率が良いと思います。また、「日本食へのアクセス」「日本人から見た治安」など、日本人ならではの住環境情報を卒業生から聞くことができます。住環境は嫁にも影響するため、僕は志望大学の説明会には嫁を連れて参加しました。 2.エッセイやインタビューのネタに生かす これは言わずもがなのことですが、中にはアプリケーションで「卒業生に会いましたか?」「説明会に参加しましたか?」と質問してくる大学もあります。どれだけ影響があるのか知りませんが、参加してマイナスに働くことは無いでしょう。 今年のIESEのアプリケーションにもこんなのが。何処まで見てるのかは不明です。 最後に、些細な事ではありますが、卒業生(アルムナイ)インタビューで偶然の再会も期待できます。私は実際、説明会でお話しした卒業生に面接で再会したことがあります。従って、出来る限り学校説明会の情報にはアンテナを張ることをお勧めします。具体的にはAGOS JAPANの学校説明会、各大学の学校説明会、MBAフェアなどのイベントの3点を注意しておけば良いかと思います。 そんな中、面白い記事を見つけたので共有いたします。この企業とは全く無縁なので売り込みとは思わないでください。 なお、各受験プロセスの要点については、僕の 以前のブログ も参考にしてもらえばと思います。 MBA GMATスポンサーがビジネススクールとともに、MBAコース受験生用のオンラインフェアを実施 JCN株式会社 2010/10/13 12:00

MBA授業:日本の文化とは?

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(今回は、先に書く内容を決めてから書いているのではなく、書きながら考えています。なので乱筆・乱文をお許しください) What is Japanese culture? 今まで真剣に考えていなかったツケか、いざこの質問を目の当たりにすると「はて?」と考えこみます。 今学期受講しているCross Culture Managementというクラスで、この題材についてプレゼンすることになりました。 ロジックではなくコンテクストを重視する文化、自己よりも社会を優先する文化、など色々と思い浮かびますがどうも軽薄な感じがしてしまいます。考えれば考えるほど、徐々に頭がこんがらがり始め、そもそもcultureって何なんだ?という原点に戻ってしまいました。 Longmanの英英辞典で調べた結果、今回のcultureの意に沿いそうなのは以下の2つの意味のようです。 1 in a society [uncountable and countable] SA the beliefs, way of life, art, and customs that are shared and accepted by people in a particular society : Western/American/Japanese etc culture . 2 in a group [uncountable and countable] SS the attitudes and beliefs about something that are shared by a particular group of people or in a particular organization : corporate/business/company culture ふふーん、何となく自分が思い描いていたイメージと合っていそうです。 次に問題となるのが、自分の考えや行動(beliefs, way of life, art, customs)のうち何処までが日本文化に依るもので、何処までが自分の個性によるもので、何処までが人間本来のものなのか、という疑問にぶつかります。 「日本

iPhone関連の本 (1)

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色々とiPhone4をいじっている内に、「本当に僕は使いこなしているのだろうか」という疑問が湧き、わざわざアマゾンジャパンからiPhone関連の本を2冊ほど購入してみました。買ってみたのが、次の2つ。 『iPhoneとっておきのワザ108』 編集部の名前が「パソコンで困った時に開く本編集部」という名前からして、「こりゃ使いこなしている人が書いてるぞ」という匂いぷんぷんです。「技」がカタカナの「ワザ」という所も、玄人臭が漂います。期待に胸ふくらませ本を開き、新しい情報への出会いを待ちわびつつページをめくり、気付いたら最後のページに。 なんじゃぁ!何処にも「とっておき」が無いじゃないかぁぁぁぁ!! 「通話履歴ってどうやって見るの?」「ポッドキャストってなに?」「タイマーやアラームを使いたい」などなど、とても基本的な情報が満載。期待が大きかっただけに相当凹みました。 初めてiPhoneを買われた方で、あまり携帯電話の操作に詳しくない方にはオススメかもしれませんが、ちょっと名前が詐欺的なような。。。立ち読みの出来ないアマゾンで買う弊害を1つ知りました。 『iPhone4仕事便利帳 1台を使い倒す300の活用法』 上述の本で凹んだ自分は、期待値を下げてこの本に臨みました。本来僕が求めていた使いこなし方とは違う方向ではありますが、これは結構参考になりました。300の活用法と謳われていますが、「300の便利アプリの紹介」と言い換えた方が分かりやすいかと思います。EvernoteやUstreamなどのアプリが簡単な説明とともに紹介されています。このような、鮮度が重要なトピックは文庫ではなく雑誌で扱われるのが適当だと思うのですが、なかなか良い雑誌が見当たらない中でこの本はそこそこイケてます。 既にアプリをそこそこ楽しんでいる人には無用の本ですが、「iPhoneってそもそも何が良いんだろう」とiPhoneの購入を迷っているビジネスマンにはお勧めできます。iPhoneが世界をひっくり返すとは思ってませんが、全く無知で居るには大きすぎる存在のiPhone。こうした本で、基礎知識を蓄え「あぁiPhoneですか。こんなアプリやあんなアプリがありますが、僕はあまり使う機会がなさそうなので買いません」と答えたいものです。「い

エアバス訪問!エアバスの将来は霧の中?

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休みを使ってフランスはトゥールーズまでエアバス訪問にやって来ました。目的はエアバスA380を見るため。あの、2階建ての巨大な飛行機です。A380自体はいつか乗れるとは思うのですが、ファーストやビジネスクラスとなると来世になるかも知れませんので、これを機にファーストクラスを満喫しようと思ったのです。 A380のビデオは こちら トゥールーズ飛行場に隣接する見学場へは市内からタクシーで30ユーロ弱、20分程度で着きました。英語ツアーは週2日程度で、ツアーは2営業日前までに申し込む必要があります。ちなみに機密保持の理由から写真撮影は厳禁です。 A380の概要説明があった後、バスにのってはす向かいの工場に向かいます。しかし、工場見学とは言っても、工場の4階くらいにある窓から中を眺めるだけで、機体の近くに行けるわけではありません。巨大なタイヤやエンジンを直に見てみたかった僕としては、かなりショックでした。前日深夜3時までインターネットでエンジンの仕組みを勉強したのに。。。 その後は、またバスで見学場に戻りモックと呼ばれる機体(家で言えばモデルハウス)に案内されます。本物ではないため内装はちゃちなものです。しかも僕が夢見たファーストは何処へやら。 シンガポール航空A380の個室。今回は見れず。。輪廻している間にいつか乗れるかな。 こんな意味不明な部屋も見てみたかった。。。 残念なことだけかと言うと、そんなことはありません。むしろ意外な発見が山盛りで、結構楽しめました。いろんな説明や質問を通して感じたのが、かなり効率の悪い製造工程だってことです。説明によるとエアバスの簡単な工程は以下の通りです。 1.各部品をドイツ、フランス、イギリス、スペインにて製造 尾翼はドイツ、コックピット・胴体中央はフランス、主翼はイギリス、胴体下部のカーボンファイバー部分はスペインなど、エアバスの前身会社4社の拠点で製造。   2.各部品をトゥールーズへ輸送(3日3晩) A380は巨大であるため、他の機体(A320など)で輸送に使っているエアバスベルーガは使えず、特注の船3台で運搬。各地からボルドーまで船で輸送後、トラックを使ってトゥールーズまで。 深夜に運ぶらしいのですが、その際は道路を封鎖するそうです