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バルセロナ市3部リーグの試合

バルサの3部チームの間で日本の被災者に対するチャリティーマッチが開かれると聞き、喜び勇んで観戦に行ってきました。もちろんバルサのユニフォーム&マフラー&ウィンブレを身にまといつつ。 いやー、日本語って難しいですね。 「バルサの3部チーム」=「FCバルセロナの3部のチーム」 と解釈した僕に対し、 「バルセロナ市の3部リーグのチーム」 が事実でした。 スタジアムにはグラナアズールを着こんだファンなど一人もおらず、グランドには何処の誰だかも分からない選手達が。。。そそくさと、ユニフォームを脱ぐ僕。 「おいおい、まじかよ」 と正直思いましたが、日本のためにチャリティーマッチを開いてくれるだけでもありがたいことですので、ジッと試合開始を待ちます。 試合はLa Hospitaletというチームとxxx(名前を忘れてしまいました)という3部リーグのチーム同士の戦いでしたが、さすがスペイン、レベルが高いです。 テクニックや一瞬のスピードならばJリーグの方が数10段上だと思いますが、フィジカルコンタクトと切り替えのスピードは3部リーグでも中々のものです。日本人と体格はさほど変わらないですが、ラテンの血なのでしょう、かなり当たりは強いです。また、テクニックはさほど無いのですが、彼らは何とかしてボールを抑え込みます。ボールが完全に足元に収まって無くても、気にせず次のプレーに移ります。従って、完全なるコントロールを心がける日本人と比べると、切り替えが早く見えるのです。 そして、もうひとつの驚きが、3部リーグながらチケットは15ユーロもし、それでいて観客が結構いるのです。地域にスポーツが根付いていることを心から実感しました。 3部リーグながら本当に楽しいひと時を過ごさせてもらいました。チャリティーを企画してくれた日本人の方、そしてそれに答えてくれたスペイン人の方々、本当にありがとうございます。

バルセロナ vs ヘタフェ (2011.3.19)

今日は、試合開始前にアビダル応援の映像が電光掲示板に流れ、バルサ選手全員がアビダル応援Tシャツを着て入場してきました。そして、これからキックオフ!という時に、日本の震災被害者に対して黙とうが。世界のバルセロナまでもが日本のために、と思うと年のせいか緩みがちな涙腺から。。。 アビダルの穴をカンテラ選手で埋めるかと予想していましたが、今日はミリートが先発。左はマクスウェルではなく、最近成長著しいアドリアーノ。そして、ボランチには連戦のブスケッツを休ませてマスチェラーノが先発です。 ヘタフェは4-6-0のようなフォーメーションでバルサの中盤をつぶしにかかります。中盤に6枚が並ぶため、バルサ得意のサイド攻撃も中々決まりません。一方、ヘタフェは攻撃に移ると6枚の内から3枚だけが飛び出しカウンターを仕掛けます。前半はこのカウンターが中々鋭く、少々冷やっとする場面もありました。 また、この試合特徴的だったのはバルサのゴールキック時のヘタフェの守備です。ゴールキック時にはバルサのペナルティエリア外に4枚の選手を割き、ゴールキックからの繋ぎをふさいで来ます。仕方なくバルデスは前線にフィードしますが、前線の身長が低めのバルサにとってボール保持はそう簡単ではありません。このプレッシャーは結構効いてるように見えましたので、今後他のチームも真似てくるかもしれません。 一方バルサは、マスチェラーノとシャビが中盤底で激しくパスを散らしますが、いつもならアタッキングサイドである右サイドの攻撃が沈黙します。今日はアウベスがサイドをえぐったのは数回くらいでしょう。1つは相手が中盤に6枚も割くため、サイドのスペースが限らていること。もうひとつはボーヤンが右に開きがちであるため、アウベスの飛び出すスペースが無かったことが原因に考えられます。ボーヤン、アウベスのコンビネーションは、確立するまで少々時間がかかりそうです。 「右が詰まれば左から」と言わんばかりに、今日は左サイドのビジャが裏を狙いに狙います。そして、何度か(いっぱい?)決定的なチャンスを迎えますが、これまたビジャが外しに外します。今日のビジャは運が無かったと言うより、ゴール前の落ち着きがありませんでした。最近ゴールから遠ざかっているため焦っているのでしょうか? 「おーい、ビジャぁ決めてくれぃ」とモヤモヤしていた前半16分、アウベスの

野球連盟にもの申す!

東北関東大震災のニュースを見ていたら何だかブログを更新する気になれず、気づいたら1週間。忘れちゃいけないけど、ニュース見てても何も変わらないのでブログを書くことに。まぁといっても震災がらみなのですが。 セ・リーグの試合催行に関する決定、その後のやり取りを見て正直憤ってます。というか正常な頭脳を持っているのか、連盟に対して大きな疑問を抱いています。 3月25日開幕に踏み切る前の状況はこんな感じです。 楽天に甚大な被害を受けたパ・リーグは開幕延期をセ・リーグに要請 選手会は電力不足、福島原発を理由に開幕延期を要請 関東は電力不足から計画停電を実施 電力不足から一部交通機関は本数を減らして運行 政府は不要不急の外出を控えるよう国民に依頼 これだけ条件がそろいながらもセ・リーグは3月25日開幕に踏み切りました。しかもナイターでの実施を視野に入れてです。 巨人の清武代表は「野球人がやれるのは野球しかない。野球を通して利益を上げて、社会に還元し、被災地に届けることも可能。自粛するより行動することを選びます」と説明しました。しかし、僕は嘘だと思います。 売上面での貢献ですが、計画停電の影響でテレビ視聴の機会が限られていること、及び近年の野球離れを考えると放映権・広告からの収益が大きいとは思えません。また交通機関の運休等からスタジアムまでの足が確保しにくい状況からも、チケット販売収入が通常時よりも増加するとは思えません。 一方コストですが、計画停電中のなかナイターを催行することによる経済損失が機会費用として考えられます。日経新聞によるとナイターを実施すると、1試合あたり35000kW~45000kWの電力を使用するとのこと。一方、西武電鉄によると2007年度は3億7千万kWの電力で1億8千Kmの車両走行距離を稼いだそうです。つまり、1kmの走行距離あたり2.1kWの電力を使用した計算です。この計算によるとナイター1試合は、15両編成の電車にして1,300kmの移動距離に該当します。 現在運行が減らされている横須賀線を例にとると、久里浜-東京間が約74kmですので、1,300kmは約9往復にあたります。片道あたり述べ乗客数1,500名(1両あたり100名)、1名あたりの運賃を450円と仮定すると、9往復では約1,200万円の収入になります。野球のチケット代金を

バルセロナ vs アーセナル (チャンピオンズ・リーグ 2011.3.8)

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アーセナルサポーター席から3列前での観戦。罵声、ビール、コインなど、色んなものが後ろから飛んできましたが、今やどんな罵声も「おうおう。まぁ君らもよくやった」的に受け入れてしまえます。 バルサのスタメンは予想通り。 GK:バルデス DF:アウベス、ブスケッツ、アビダル、アドリアーノ MF:マスチェラーノ(中盤の底)、シャビ、イニエスタ FW:ビジャ、メッシ、ペドロ とにかく点を取らなければいけない試合だけに、アドリアーノは攻撃力を買われてのスタメンです。それにしても、アドリアーノは最近いいっすね。あとはクロスの精度と凡ミスを改善すれば、スタメン定着も夢ではなさそうです。 さすがベンゲル監督といったところでしょうか。アーセナルは守備的布陣を引きますが、それでも要所要所で攻撃には枚数をかけます。引き分け狙いというよりも、点を取って息の根を止めてやるといった意気込みが感じられ、見ていて楽しい試合でした。 前半開始からメッシが中盤まで下がって自由に動き回る上、ディフェンスラインにはブスケッツがいるため中盤のパス回しはバルサが圧倒します。アーセナルも中盤のボールポゼッションを上げてくるかと思いましたが、中盤は極力排除し、完全にカウンター狙いに終始します。 ディフェンスに5枚ならぶアーセナルに対し、ボールを保持しながらもゴールが奪えないバルサ。まるで先週のサラゴサ戦を見ているかのような流れが続きます。 試合が動いたのは前半終了間際。イニエスタ?からのスルーに反応したメッシがスーパープレーでゴール。後ろから弾み気味にきたボールを、左足で上に浮かしGKをかわすと、その浮いたボールを再び左足でボレー。漫画の世界です。他にこんなこと出来るヤツは、ガラスの貴公子こと三杉君か、シュートの平松君くらいでしょう。 後半に入ってもバルサペースは変わりません。1-0では敗退が決まるアーセナルも攻撃に出ようとしますが、どうしてもバルサの中盤のプレッシャーを抜けきれません。しかし、後半7分に悲劇が。 アーセナルのコーナーに対し、ブスケッツがヘディングでオウンゴール。ブスケッツの前でアドリアーノとアビダルが競り合っている事もおかしな点ですが、守備を買われて入ったブスケッツだけに痛い失点です。「このまま負けたら、ブスケッツの心に傷がつく。顔に似合わずアイツまだ若いし」と余計な心配をしてしま

マラソンから2日過ぎて

「 初マラソン ハンパなく疲れた 」 で書きましたが、2日前に42キロを走りました。その後の回復状況を、万が一再び42キロを走ることとなった時のために備え書いておきたいと思います。 第一の驚きが内臓の疲れです。マラソン2日前に大学のイベントで泥酔し、前日はトイレにこもりっきりだったためか、マラソン後は内臓が疲労困憊しており消化が進みません。っていうか消化しません。2日経った今でもジワーっという内から来る疲れを感じます。おじやなど極力消化の良いものを食べて、今は徐々に回復しておりますがマラソン恐るべしという感じです。走る前は何でも想像できるため、「終わったら打ち上げで焼き肉や!!」とか考えますが、実行に移すのはやめた方が良さそうです。 次が意味不明の足の痛みです。膝を中心に関節痛が激しかった当日、 アキレス腱や腿などの筋肉痛に襲われた翌日、そして足の甲やかかと付近に痛みを感じる翌々日(今日)と、痛みが体中を駆け巡っています。今思うと、当日の間に痛まない場所をふくめてアイシングしておくべきでした。ウチの場合、全ての製氷機がだし汁を凍らせるために使われており、アイシングすることができませんでした。   今はだいぶ楽になっていますが、まだ足の甲やかかとに痛みを感じるため走ることはできません。google検索によると「2日目からは軽いジョグを入れて筋肉をほぐす」などと書かれていますが、今走ったらエリマキトカゲの様に不可解な格好になること間違いなしです。僕はのんびり筋肉をほぐすこととします。

バルセロナ vs レアル・サラゴサ (2011.3.5)

今まで見た中で最低のバルサ戦でした。といってもバルサのせいじゃなく、サラゴサのせいです。 予想通り守備的に来たことには何の怒りも感じませんが、1点取られた後も時間稼ぎを続け、全く点を取ろうとしなかったことに対して怒りを感じてます。両チームのファンを裏切る行為としか思えません。特にアウェーから応援にきたサラゴサファンに対しては明らかな背信行為です。 火曜日のアーセナル戦に向けて、イニエスタ、ビジャ、アビダル、ブスケッツを温存したバルサですが、貝の様にこもるサラゴサに苦戦します。というか、あそこまで守備的だとどのチームでも苦しむでしょう。なにせ5バックに加え、3ボランチ。さらにメッシ対策の常套手段となりつつある、DFラインと中盤との間を狭める方策をとってきたため、ほとんど8バック。 5バックともなるとサイドは使いにくいですし、パスや個人技に頼ろうにもメッシはほぼダブルマークですし、バイタルエリアにはスペースがありません。ボーヤンがいまいち絡めなかった事も、苦しんだ理由の一つです。 しかし、やっぱりメッシ。彼は不可能を可能にしてしまう唯一無二のプレイヤーです。個人技で相手ディフェンスを切り裂いた後、ゴールラインぎりぎりからマイナス気味のクロス。一度は相手DFに当たったように見えますが、最後はケイタが蹴り込みゴール!! 後半途中から、ボーヤンに代えてビジャが入ると試合は更にバルサペースに。裏に抜け出すビジャを相手DFは捕まえ切れなくなります。少ない時間+5バックに対し、2回ものチャンスを作り出したビジャ、さすがです。最後はイニエスタが投入されて、試合終了。 イニエスタの投入は、グアルディオラのファンサービスだと信じています。以前も、圧倒的に勝利している試合に後半20分からメッシを投入したグアルディオラ。試合後のコメントで「夜10時に試合を見に来たファンに、メッシを見てもらいたかった。そうすることで感謝を伝えたい」と。常にファンを楽しませることを第一に考えるグアルディオラ。自チームの勝利=ファンサービスだと考えるモウリーニョと比べると、本当に尊敬に値します。 それにしてもサラゴサ。金返せ。

初マラソン ハンパなく疲れた

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走り切りましたバルセロナマラソン!!途中で膝は痛くなるし、腹は減るし、トイレは超汚いし、辛いこと沢山でしたがナントカやりぬきました。 朝食はスタートから3時間以上前に取った方がいいため、朝は5時半に起床。「消化が良くて炭水化物。食物繊維が多いものや脂っこいものはNG」とのことだったので、朝食は おかかを振りかけたお粥 バナナ1本 オンレンジジュース という構成。もたれないか、はたまたエネルギー切れしないか不安でしたが、今振り返るとベストチョイスだったようです。 天気は快晴。8時にスタート地点のプラザ・エスパーニャへ。すでに人がわんさか。スペイン人ぽい人たちが入念にアップする中、僕は体力を温存すべくあったかい格好で立ちつくすのみ。 8時30分のスタート合図とともに!!と言いたい所ですが、僕は足の遅い組に居たため8分遅れでスタート。まずはカンプ・ノウへ。 昨晩、サラゴサ戦を見に来たカンプノウ。今日はスタジアムの中よりも外が燃えてます。そんなことを考えながら1キロ7分ペースだけを意識してスタスタ。 7キロあたりで左ひざに違和感。「ええ?もう?」と思いつつ、気にしても仕方ないので無視してスタスタ。 見慣れたカサミラに改めて感激し、サグラダファミリアの前を通り過ぎる自分に酔いしれていたまでは良かったのですが、21キロ地点から辛さがジワジワと。「おいおい1キロなげーーー」的な。 そこから辛かったです。「行ける所まで走って、走れなくなったら歩こう」と心に決め一歩ずつ踏み出すのですが、僕の中に「おい、もう歩こうぜ」って言う奴がいるのです。んでもって、膝いたい。皆も痛いんだろうけど、僕も痛い。ただ、嫁に貼ってもらった「挫折禁止」シールが僕を駆り立てます。 この挫折禁止シールにどれだけ奮い立たされたか。。。 そんなこんなで33キロまで走り続けたのですが、ここで限界が。僕の中の「もう歩こうぜ」野郎が、「死ぬまで走れ」軍曹をやっつけたのです。 おりゃぁもうダメだ・・ しかーし、ロッキーがよみがえる様に僕にも奇跡が。34キロ前まで足をのばしながら歩いていたら、スポンジ配りの可愛いスペイン人娘が「あとちょっとだ。頑張れ!!」と。この言葉が軍曹に火をつけました。 いったん歩くと、走り出した時の膝痛は前の倍くらいに感じるのですが、心の中の軍曹の指示のもと走ります。

iPad2はパス!!

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こんなに早く出るとは思いませんでした。iPad2。iPad1よりも33%薄くなり、15%軽量化され、Dual-Coreのチップセットが搭載されたようですが、新しいモデルというよりも機能アップと言えそうです。サイズが違いますが、見れば見るほどギャラクシーにそっくりなような。。。 僕はいまだにiPadの使い道がわかりません。デザインや使っている姿はかっこいいと思いますが、具体的な使い道です。iPad発売時に3日間デパートのAppleコーナーに通い詰め色々といじってみましたが、でかいiPhone4としか思えませんでした。その感想は今でも変わりません。 「本が読める」とか「大画面を生かしたアプリが楽しめる」という声もあるかと思いますが、携帯電話としてiPhoneを持ち、勉強・仕事用としてMacBook Proを持った場合、上記2つの理由に5万円強も払う気になれません。通信契約すれば購入代金は安くすみますが、iPhoneがテザリンクできない現状、2回線持つことになります。 また、現行のスマートフォンがおサイフケータイやワンセグに対応していないため、ケータイは旧来の携帯(ガラパゴスケータイと呼ぶそうですが、あまりに自虐的なため好きではありません)を使い、インターネット機能をタブレットで済ます、という方もいるかと思います。しかし、スマートフォンが次第に上記機能をカバーしつつある現状、この点でのタブレットの差別化は薄れつつあるかと思います。 「MacBook Proなんか持たずにタブレットで代替しろ!」といった声や、「スマートフォンを捨てて、徹底的に安いNOKIAにすればいいんだ!」という声もあるかと思います。しかし、僕の日常生活ではインターネットが見れるケータイは必須ですし、ワード・エクセルも必須です。 タブレットで電話できなくはないですし、実際GSMAでiPadで電話している人を見ましたが、かなり異様です。また、タブレットでもワード・エクセルは使えますが、いかんせんインプットが辛いです。さらにエクセルで統計モデルを動かしたりするとなると、大きめのモニタやマウスが欲しくなります。したがって、タブレットはまだまだ帯に短し襷に長しなのです。 もしスマートフォンが5千円を切りテザリンク可能となるのであれば5万円のタブレット も検討に値するので

MBA受験:CNN EXPANSION MBAランキング (2011年版)

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CNN EXPANSIONとは、CNNとメキシコ・ラテンアメリカをターゲットとしたビジネス誌EXPANSIONが合併して出来た企業で、ラテンアメリカでは存在感あるメディアの様です。 そこが今回MBAランキングを公開しましたので共有します。 IESEは3位に位置しています。 中国の陰に隠れがちですが、今後の成長株として注目される南米において、どういった学校が注目を浴びているのかを知るのも面白いものです。南米からの出願者は、フィナンシャルタイムスやビジネスウィーク等に加え、同誌のランキングを参考にしているので、南米とのネットワーキングを期待するなら要チェックです。ただ、あくまでも参考程度に。 ちなみにスペイン語です。 http://www.cnnexpansion.com/ tablas/2011/01/21/mejores-mba- del-mundo-2011 留学 ブログランキングへ  

PCの常識はモバイルでも常識?

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色々と忙しくて、結局GSMAワールドコングレスをじっくり見れませんでしたが、1つ気になったことがあります。それは、OSと検索エンジンというキーワードの重要性です。 パソコンの世界では、OSといったら最も重要なファクターでOSを支配するものがパソコンの世界を支配するとも言われていました。これはマイクロソフト帝国をやり玉とした議論によく見られます。また、検索エンジンもしかりです。インターネットビジネスが無視できない規模となる中、玉石混交のサイトの中から自社のサイトを際立たせ、いかに顧客を自社サイトに呼び込むかは会社の死活問題ともなっています。 今の世の中、それは詰まる所、いかにしてgoogle検索において上位にランクするか、AdSenseをどう活用するかという言葉に置き換わります。 このPCにおける議論が、現在モバイルの世界をも席巻しております。iOS、アンドロイド、RIM、シンビアン、Windows Mobileがしのぎを削る中、どのOSが勝ち残るかが最大の注目事項となっております。同様に、モバイルインターネットの世界を誰が支配するかについても、googleとアップル、ウィンドウズの3社が脚光を浴びています。 ずっと疑問を抱くことなく、自分も同じような視点を持っていましたが、最近少し「本当?」と考えています。本当にモバイルの世界でOSが最も重要なパートを担うのか、本当にPCのプレイヤーがモバイルを席巻するのか、という疑問です。 現在どれだけの人がOSを理由に携帯を選んでいるでしょうか。iPhone購入者の多くは、そのデザインと機能美に魅かれて購入しているのであって、iOSだから買っているとは思えません。もちろんiOSが提供する統一感などの魅力もあると思いますが、ノキアにiOSが載ったからといって、ノキアの売り上げが爆発的に伸びるとも思えません。 PCの場合は、アプリがOS選択に影響を及ぼすことが多々あります。 今MacOfficeを使っている人であれば、次もMacを買って、持っているMacOfficeを再インストールするという考えは合理的に聞こえます。しかし、携帯の 機種変更をする際に、どれだけの人が今のアプリを引き継げるかどうかを気にするでしょうか?FacebookやTwitter、WhatsAppなどは、iPhone