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5月, 2011の投稿を表示しています

¡VISCA EL BARCA! チャンピオンズリーグ優勝!!!

日本帰国日の投稿がバルサのチャンピオンズリーグ優勝。バルサで始まり、バルサで終わった留学でした。 今日は残念ながらスタジアム観戦とはいきませんでしたが、テレビを通じてもバルサの強さが伝わる素晴らしいゲームでした。3-1という点差以上の強さを見せつけたと思います。 バルサは左にアビダル、センター右にマスチェラーノと、プヨルを外した布陣で臨みます。試合開始10分くらいまではマンUペース。マンUの激しい(というか異常なほどの)プレッシャーにバルサのバス回しは封じられ、マンUが試合を支配します。特に前半のパク・チソンは、「人間か?」っていう運動量です。マンU左サイドのパク・チソンが2人分の運動量を誇るため(誇大表現ではありません。本当に2人いるかのようでした)、アウベスの前は完全にふさがれ、バルサの槍とも言える右サイド攻撃が完全に封じられます。 しかし、さすがはバルサ。15分くらいからは、いつも通りの落ち着いたパス回しが始まります。マンUの走力が落ちついたこともありますが、バルサが側が慣れたという表現の方が正しいかも知れません。とは言っても相手はマンU、メッシには密着マークが付き、右サイドが封じられているため、バルサもこれと言った攻撃シーンはありません。 メッシ、アウベスがダメでもバルサにはスーパープレイヤーが2人います。そう、シャビとイニエスタ。この二人が激しいプレッシャーの中で、クルクルクルクルとパスを回し始めます。とくに今日のシャビは、走る走る。シャビが絶対的なボールキープ力と走力を誇るため、バルサのパス回しは次第に速度を増していきます。 いっぽうマンU側はというと、開始早々の激しいプレッシャーを通じて先制点を狙っていたのでしょう。その希望が薄れ、走力が落ちた15分以降はFWまでボールが渡りません。1トップぎみに入ったチチャリートはまったく守備出来ないため、前線でのボールカットも狙えません。さらに、今日の彼はフリーランも少なめ。バルサファンの僕としては、今日のチチャリートの動きにはホッとしました。 試合が動いたのは前半27分。中盤でボールをカットしたバルサは、シャビがボールを持つと、前の3人(メッシ、ビジャ、ペドロ)が一斉にダッシュ。右をカットされながら、ななめ左にドリブルするシャビ。その目の前を斜めに走りこむビジャ、メッシ。ビジャ?メッシ?と思った瞬間、

凹んだとき、元気が欲しいとき、そんな時にはコレ

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いつ見ても鳥肌が立って、どんな辛い事でも忘れれしまう。そんな僕だけのゴールシーンを集めてみました。辛い目にあう度に探していたら大変なので、まとめちゃいました。いや、ただ引越し中で何もできず、暇なのです。 事前に断っておきますが、僕はバルサファン&中村俊輔ファンです。 3位 レンジャーズ vs セルティック 中村俊輔のミドルシュート え?そっから打つ?っていう以外性、え?そんなに曲がる?っていう曲がり方、え?そんなに大の字?っていうGKのお手上げぶり、最高です。得点者の名前がコールされた瞬間のスタジアムの盛り上がりで鳥肌は最高潮に達します。 2位 CL 中村俊輔のゴール こちらは日本語解説版と英語解説版があり、どちらも興奮させられますが、英語版がひとつ上か?外国で戦う日本人が、グラスゴーの人々を狂喜乱舞させ、イギリス人解説者に「Wonderful free kick by Shunsuke Nakamura!!! Unstoppable!!!」と言わせてしまう。励まされるゴールです。 http://youtu.be/AIVm0CTmHHQ 1位 CL2009/2010 準決勝 チェルシーvsバルサ イニエスタのゴール 数ある映像・音声の中で、スペイン語版の音声が一番元気がでます。後半ロスタイムでのイニエスタの同点ゴール。このアウェーゴールでバルサは決勝に勝ちぬけします。ゴールも素晴らしいですが、泣いてるのであろうカタラン解説者の興奮した声を聞いていると、僕まで興奮してしまうのです。 http://youtu.be/lK-6PQWSOu4

MBA授業:在学中にやっておけばよかったこと

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今僕の後ろでは荷物が次々と運び出されています。そう、引越しです。約2年間お世話になったこの部屋ともあと数日でお別れです。 MBA学生の引越しと言えば、必ず問題にあがるのが、 Q1.ケースを持って帰るか? Q2.持って帰るとした場合、どうやって持って帰るか? Q1の答えは、日本人の場合は高確率でYESの様です。目的としては、今後の利用&辛い日々の思い出というものがトップ2に上がります。もちろん、妻たちは「いらないんじゃないのぉ」という目で見ます。 Q2の答えは、しょうしょうばらけます。実家に送って余生に思い出にふける派もあれば、とりあえず引越し先に送って再度読み直す派も居ます。めんどくさがり屋の僕は、「後で見直す!」といって送っても、絶対に見直さないことを知っています。この点においては深い自己理解ができあがっています。 そこで取り組んだのが、自分にとって重要なケースとそうでないケースの分別です。重要なケースのみをファイルに閉じるのです。めんどくさがり屋の僕でも「これを読めばいい!」というファイルがあれば、多少は体を動かすものです(と信じています)。 しかし、言うは易し!分別は超大変です。700を超える全てのケース+付随参考資料を読み直すことなどできないので、記憶力+ケースにある自分の殴り書きを基に分類します。それでも、まるまる1週間はかかります。 卒業間近になると「あれをしておけばよかった」という反省が起こるものですが、僕の反省は次の2点です。 1.ケースのトップページに「日時、授業名、学んだ点」を書きこむこと これがあると無いとでは、整理のしやすさが違いますし、後で見直すのも容易です。ノートの場合、書き込んだ内容と実際のケースとを一致させるのが大変ですし、2年間となるとノート自体が膨大になってしまい、今度はノートの整理が必要となってしまいます。 ケースタイトルの上や余白に、日時、授業名、及び学んだ要旨をメモるだけで、記憶も定着しますし、後に役立ちます。噂では、IESEの名物(?)教授パンカジ・ゲマワット氏は、ハーバード時代、毎週末にその週の授業を見直して要旨をまとめていたとか。わかっちゃいるけど、時間に追われてなかなかできないものです。 2.毎授業終了後、電子ファイ

卒業

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先週金曜日(5月13日)をもってMBAを修了しました。 卒業式はIESEの北キャンパスのテラスで行われ、燦々と照るバルセロナの太陽のもと約200名の友人と共に卒業を迎えました。 壇上の教授陣、周囲の学生の後ろ姿、真っ青な空と薄く流れる雲、卒業式を支える裏方の方々、パートナーの雄姿をカメラでとらえようとするパートナー、、、自分の名前が呼ばれるまでの間、自分を取り巻く全てを見てました。ただ、高校や大学の時のようなセンチメンタルさは無く、責任が背中に1つ加わった感覚と前だけを見る事に集中しようとする感覚だけが、ふっと風にのって自分を襲います。当たり前だった日々がこの式を境に終わることが実感できずにいる自分を、小中高大ふくめて色々な別れを経験してきた知識豊富な自分とMBAの目的を言い聞かせる自分が傍から見ているような、そんな感じです。 「2年間ってこんなものか」というA4サイズ1枚の学位書を受けると、バルセロナの太陽のせいか、真剣に考えようとする自分が馬鹿らしく思え、背筋もゆるみ、リラックス。そんなのもこの2年間で学んだ大事なことです。 卒業した今、何が残っているかと言えば、知識とか海外経験とかよりも、感謝の気持ちだけです。こういうクサイこと書くのは大嫌いだけれども、妻、友人、教授、太陽、バルサ、、、全てに感謝の気持ちだけが浮き上がって来ます。きっと、知識や経験よりもそれらが一番僕にとって大事だったんだろうと思います。 これからは、『欧州MBA(IESE)日記』は改名しなきゃだめですね。ちょっと考えます。 留学 ブログランキングへ

¡Visca el BARCA! バルサ優勝!!

Levanteに1-1で引き分け、バルサの優勝が決まりました!!3年連続リーグ優勝。しかもチャンピオンズリーグは3年で2回の決勝進出。選手が素晴らしいのは間違いありませんが、グアルディオラ監督の凄さを感じます。 ただ、今日の試合は。。。最悪につまらなかったです。1-1でも押してこない対戦相手に、引き分けでも優勝が決まるチームが取る戦術として、パス回しは当たり前のことです。しかし、「バルサ=常にゴールを目指す」 という暗黙の了解があったため、引き分け狙いのパス回しを後ろでし始めた時には、正直がっかりしました。期待値が高いゆえに生まれた残念感です。 まぁ、なにはともあれリーグ優勝。おめでとうございます!  

バルセロナ vs エスパニョール (2011.5.8)

特段書くことが見当たらない、といった試合でした。バルサが勝ったので嬉しいですが、正直つまらない試合です。 バルサは左サイドバックを除いてスタメンを揃えます。左サイドバックには、カンテラ上がりのフォンタスが入りました。若干21歳ながらダービーにスタメンです。 試合は予想通りバルサのボールキープで始まります。しかし、前半当初のエスパニョールはシャビとメッシへの激しいマンマークが奏功し、バルサのパス回しを苦しめます。しかし、バルサにはまだまだカードがあります。そうです、イニエスタです。それまで幾度かスルスルとドリブルで突破していたイニエスタですが、前半28分にエスパニョールDF陣の間をドリブルで突破し、一人でゴール!!メッシの様な派手さは無いですが、やはり超一流の選手です。全てがコントロールされている感があり、テクニックだけとればメッシを超えているでしょう。 このゴールでエスパニョールの集中力が切れたのか、試合は一気にたるんだ展開に。後半早々にコーナーキックからピケがヘディングで決めると、試合は更に緩慢なものになります。負けているにも関わらず、エスパニョールの選手はファールに痛がって倒れるし、交代も歩いて行います。ダービーの意地、といった言葉は一切見当たりません。 土曜日のセビージャvsレアルを見てても思ったのですが、バルサ・レアルと対戦するチームは1点取られた段階で既に諦めてしまう感があります。「まだ行ける!!」といった中山ゴンの様なガッツは何処へやら。「あー、無理だよぉ。このチームには勝てねぇよ」的な雰囲気がムンムンです。根源的な理由は何だか解りませんが、このままでは本当にリーガ・エスパニョーラは終わってしまいます。 試合は結局2-0でバルサの勝利。あまりに張り合いの無い試合だったからか、後半40分には帰る人が続々。ダービーなんだから、もう少し楽しませて欲しかった。。。。バルサの優勝は次節に決まりそうです。

継続は力なり

さっき自分のブログの投稿数がちょうど200になっているのを見て、ちょっと嬉しくなりました。 というのも、僕は相当飽きっぽいタイプのため何をやってもすぐ5日くらいで飽きます。3日よりは長いのですが1週間よりは短い坊主です。ブログも実はこれで4~5回目。過去のブログはどれも5回くらい投稿して、そのまま放置されています。ビリーズブートキャンプだって、英単語本だって、通信教育だって続いたことがありません。そんな僕が200回も投稿するとは。 何で今回は続いたのか、せっかくなので成功要因を振り返ってみました。 1.時と運 スペイン滞在&MBAという極めて非日常的な環境に身を置いたのは間違いなく大きく影響しています。非日常的であればあるほど書くネタが増えますから。しかしスペインMBAが非日常的だったのも最初の頃だけで、今となってはそれが日常なので、まぁ一時的な成功要因と言えそうです。 2.難しく考えない 過去のブログは「みんなに何かを発信しよう」「面白い投稿をしなきゃ」と、何かと難しく考えてました。「インターネットに載せる⇒万人が見る⇒自分のためだけじゃダメ」という思考回路です。このため投稿するのに凄い時間がかかるのです。しかし、今回のブログの目的はただ続けること。ただそれだけです。なので、難しい事を考えず、日々あった普通なネタを書きこみました。だから精神的にも楽です。 3.アクセス数が増えるのをゲーム感覚で楽しむ ただ続けるといっても張り合いがないので、アクセス数をゲーム感覚で楽しんでました。副次的なものですが、数字好きの僕にはとても楽しいのです。 じゃぁブログを続けて何か得るものがあったのか? 1つだけあります。それは、日常にネタを見つける事ができるようになったという事です。男女の間でよくある会話が、こんなのです。 女性:「ねぇねぇ、今日何してた?」 男性:「特に、何も」 女性:「そんな訳ないでしょ。何かあったでしょ?私なんてAチャンと買い物に行ったんだけど、超むかつく店員がいて・・・(続く)。んで何してたの?」 男性:「俺は、会社行って、さっき帰ってきてテレビ見てた。あ、昼飯はそば食ったよ」 僕の偏見ですが、女性は日常から容易に会話のネタを見つけますが、男性は余程の事がないとネタが見つけられません。僕はまさにその男性代表でした。今日1日、何

クラシコにみる報道の「中立性」

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モウリーニョ発言でいろいろと場外戦が生じた今回のクラシコ、ウェブや新聞にもこの場外戦が波及します。 僕を含め色んな人がブログでコメントしたり、ニュースで試合を分析したりと読むものが沢山で、サッカー好きの僕としては嬉しい限りです。そんな中、多く見かけるのが「中立的な意見」というものです。 CL2戦目が明けた今日、MUNDO DEPORTIVO、 SPORT及びASのスポーツ新聞3紙を読んでみました。前述2誌がカタルーニャ系、ASはマドリッド系の新聞です。従って記事の内容もこんな感じ。(僕のスペイン語能力はさほど高くないので誤訳に対する場外戦はご容赦願います) 事実 レアルのファール数 31 バルサのファール数 10 MD (MUNDO DEPORTIVO) & SP (SPORT) レアルは3分に1回ファールをしているのに対し、バルサは10分に1回。レアルはチャンピオンズリーグ史上最悪とも言えるファール数を記録しバルサに敗れ去った。 AS バルサはレアルの3分の1しか笛をふかれなかった。ここにもバルサ有利の笛の影響が見て取れる。 事実 バルサが勝ち抜けし、レアルが準決勝敗退 MD サッカーの勝利 SP バルサはサッカーを語り、レアルは言葉を失った AS 取り消されたイグアインのゴール 審判再び現る 完全に自地域側に偏った記事となっています。僕は別に偏っていることを否定していません。偏っているからこそファンは買うのでしょう。 むしろ逆に、様々なブログ等にみる「中立的な視点」という表現に少々首をかしげます。結局のところ何を書いても中立とは言えないのではないかと。イグアインのシュートはゴールであるべきなのかどうかは万人の主張があるでしょう。アデバヨルが退場処分になるべきだったかも万人の主張があるでしょう。その万人はお互いの万人の意見を閲覧し、自分側意見と反対意見と無視意見の3色に色分けします。「僕は無色透明です」といったとしても、それはいずれかの色が付けられるか、もしくは無色がために存在しないものと無視されるかです。 例えば「僕はバルサもレアルも応援しない中立的な存在です。その僕から見てイグアインのシュートはゴールと

マンチェスター・ユナイテッド vs シャルケ (2011チャンピオンズリーグ 2ndレグ)

第一戦時にも書きましたが、やはり底力が違いました。結果は4-1でマンUの圧勝。 シャルケファンには申し訳ありませんが、今日のシャルケは「本当にこれでベスト4に良く残ったな」という戦いぶり。前線のチェースからカバーリング、スペースの使い方など全てにおいて連携がうまく行きません。中盤の底を務めていた2選手は攻撃時に同時に上がってしまうため、攻撃が行き詰った際に再構築できませんし、ウッチーが上がった後ろに残るべき人が誰も居ない、バレンシアのマークの調整。。。などなど。 必死さは伝わったのですが、策が一切無しといったところでした。いかんせん個々人の技術力に差があるため、戦術だけでどうにかなるレベルではありません。 これでバルサの相手はマンUに決まりました。マンUは飛び抜けた選手の力ではなくチームの力で勝負してくるため、きっと見てて面白い試合になると思います。いやー、それにしてもマンUの選手層は厚い。。。。

バルセロナ vs レアル・マドリッド (2011チャンピオンズリーグ 2ndレグ)

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今度は文句ないだろモウリーニョ!!レアルは11人でも何も出来ない事が証明された夜でした。 クラシコの日は天気が荒れるというのはやはり本当でした。昼までは快晴だったバルセロナも試合開始3時間前になって突然の雷雨。あまりに激しい雨すぎて前も見えません。雷が子供のころから大嫌いな僕ですが、バルサの試合となると別です。「グラウンドぬかるんでパス回しに影響がでないだろうか?」という不安だけが先立ち、雷鳴など耳にも入りません。 ほんとそこらへんで雷が光ってました。今日は初めて最上段からの観戦です。 さすがガウディを生んだ土地。カンプ・ノウの排水設計も抜群です。多少水が浮きますが、パス回しに影響がでるほどではありません。余談ですが、カンプ・ノウはピッチの中心が少々高くなっており、水がサイドに流れ出るように作られています。 バルサのスタメンは予想通りのレギュラーメンバー。一方レアルは、前回右サイドに張っていたクリスチャーノを左サイドに。そしてセンターにはイグアインを置き、右にディマリア。トップ下にはエジルではなくカカが入ります。前回退場のため欠場のペペの代わりはラスが勤めてました。 レアルのメンバーを見た限りでは攻撃に出てくると思われましたし、前回2-0で負けている以上攻めてきてしかるべきなのですが、なぜか攻めてきません。前線からボールを奪いには行きますが、組織的ではなく中途半端であるため、本気さが伝わりません。それに対し、バルサはゆっくり後ろでボールを回します。勝手な推測ですが、バルサはレアルの中途半端さに驚いたのではないでしょうか? バルサは徹底的にボールをキープした上で、右サイド(レアルからすると左サイド)から攻撃をしかけます。ペドロ、メッシ、アウベス、シャビの4人でノートラップパスを繰り返し、前が無いと思ったら後ろのマスチェラーノへ。そして再び右サイドをえぐります。レアルの左サイドはクリスチャーノとマルセロという攻撃的な選手がいるため、自ずとバルサの攻撃がレアルの攻撃を防ぐ形になります。一方、バルサの左サイドにはビジャがポツンと立ち尽くします。 これは0-0かなとおもましたが、後半ペデリートがやってくれます。ペドロの得点も右サイドの速攻から始まります。得点を取りに上がるクリスチャーノ、同じく中に絞り気味のマルセロ。その背後に空いたスペース(自陣)でアウベ