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9月, 2012の投稿を表示しています

小説が先か映画が先か・・・「天地明察」

最近頭を悩ませていることがあります。それは、小説を題材とした映画の場合、 「小説を読んでから映画を見るか、映画を見てから小説を読むか」 小説を映画化することが流行りの今、これは本当に大きな問題です。順番を間違えると、面白いはずの映画がクソ映画になってしまったり、小説なら面白いのに読む気すらしなくなってしまったり。 そして最近の具体的な悩みの種は、天地明察。先に小説を読んで映画を観ました。ここで大きな問題が。主人公である安井算哲のキャラクターが大きく違うのです。小説を読んだ僕からすると、映画の安井算哲はちょっとやりすぎ?ってか、江戸時代ってそんな自由?って思っちゃったわけで。。。 でも映画から入ってたら、きっとアクティブな安井算哲が僕の安井算哲で、ちょっとオタクっぽい安井算哲を読んだら”えーー?”ってなってたかも知れません。どっちの方がよかったのかなぁって。 ただ今のところ、僕は小説→映画派です。やっぱ映画の場合、細かい描写が時間の問題で削られちゃいますし、想像の世界で物語を広がらせる楽しみがないから。 ただ、1つだけ言えるのは、映画の天地明察は完全に手抜きかな。キャラはいいとして、時代考察、言葉遣い、カット割りに違和感が多すぎます。残念です。

ケータイ市場にインテル参戦!?

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昨日のiPhone5の投稿(「 iPhone5に見るケータイの進化 」)でも書きましたが、コンピューティング市場からモバイル市場へ参戦する会社が続きます。 数年前、ケータイのチップと言えばベースバンドチップを意味していました。ベースバンドチップとは無線通信を処理するチップで、対応する周波数(800MHz帯とか2GHz帯などで、最近ではソフトバンクの「プラチナバンド」とかはこの周波数にあたります)や通信技術(CDMAやGSMなど)によってチップが異なりました。昔は、1つのチップでは対応できる周波数や技術が少なかったため、海外に出かけると使えないことが多かった携帯ですが、最近は1つのチップに複数の周波数や技術が載っているため、海外でも幅広く使えます。こんな風に、ケータイのチップは通信技術や周波数行政とともに成長してきました。その勇がQualcomm(クアルコム)です。 スマホの時代が始まると、ケータイのチップが意味するところは、ベースバンドチップからアプリケーションプロセッシングチップに変わりつつあります。簡単に言えば、パソコンで言うCPUでありGPUになります。3GからLTEなど、まだまだ周波数や通信技術の変遷はありますが、それよりもケータイのコンピューター化がアプリチップへの注目を後押ししています。 Qualcommも一流企業で、この波を見逃すわけがありません。ベースバンドチップからアプリチップへ軸足を移すことで、スマホのチップでは現在シェア1位を維持しています。追随するのは、Samsung、Texas Instruments、Marvell、BroadcomやNVIDIA。 ここで多くの方が抱く疑問が、 「あれ?インテルは?」 その通り!インテルはノートブックやウルトラブックのCPUに舵を切っており、モバイル側への対応が遅れました。より具体的にはAndroid対応で後手に回りました。 しかし、ついにインテルも参戦です。モトローラが最新のDoid Rzar(ドロイド レイザー)にてインテルチップを搭載するとのこと。 http://news.cnet.com/8301-1035_3-57514407-94/motorola-unveils-its-first-intel-powered-smartphone-razr-i/   ど

iPhone5に見るケータイの進化

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4Sとあまり変わらないという意見から、超素晴らしい!という意見まで、結構意見がわれているiPhone5。僕は、残念2割に、「やっぱAppleすげぇなぁ」が8割です。 2割の残念は、外観が変わっていないことに起因します。iPhone4で既に完成形に思われたデザインでも、Appleならもっと美しいものに変えてしまうのでは?という期待があったからです。液晶の周りにある枠が無くなるとか、丸みを帯びるとか・・・ 一方、残り8割はアップルが携帯電話の進化を完全にPCの土俵に持って行ったことへの感動です。これまで、携帯電話といえばNOKIAやSONYなどがモバイルキャリアと連携して進化させて来ました。様々な付加機能はモバイルキャリアとの連携から生まれ、モデルチェンジとともに外観やユーザーインタフェース、OSなど、いっさいがっさいが変化し続けてきました。 一方パソコンの世界では、OSの標準化が終わりクラウドサービスが受け入れられ始めると、ハードウェアの外観やUIは、どれも変わり映えしなくなり始めました。アップルのMacbook Air, Macbook Pro, iMacですら近年外観やUIの変化は微小です。しかし、OSバージョンアップや通信回線の高速化に伴い、端末の処理速度とストレージは劇的に進化しました。現PCユーザーにとって、価格とスペックのバランスが最大関心事となっています。 これまでの携帯の世界を振り返ると 常に端末処理速度よりも回線速度がボトルネックになり続けてきたこと 通信事業者が契約純増数を求めるため、端末メーカーレベルでの差別化ではなく事業者レベルでの差別化(おサイフケータイ、NOTTVなど)を求め続けたこと 端末補助金により価格差が見えにくくなっていたこと から、端末処理速度での評価はあまり注目されませんでした。 しかし今回のiPhone5、外観に大きな変化は無くとも、処理速度がダントツに上がっています。上記の携帯分野の遺産に対し、コンピューティング思想をぶつけてきたとも捉えられます。Macbook Air 2011とMacbook Air2012の差が大きいように、4Sと5では処理速度に大きな差があります。もちろん、ここにはバッテリーの進化など黒子の活躍も大きいのですが、これからの携帯端末は価格と処理速度での勝負であることを示

Xperia GX:ちょっと画面がチラチラする?

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事象発生の厳密なタイミングはまだ不明ですが、時に画面がチラチラします。画面が微細に振動している状態といった方が解りやすいかもしれませんが、少し気になります。インターネットを検索してみたところ、同様の事象に関する報告は見当たりませんが、明らかに見受けられる状態です。 価格.comにもいくつか不具合?情報が出ていますのでご参考まで。 http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000375553/SortID=14955828/ IT・通信業 ブログランキングへ

日本代表 v.s. イラク代表(2012.9.11)

勝ちました。なので全て問題なし!だってワールドカップ予選ですし。なーーーーんて、そんなんで満足するほど良くできた人間じゃありません、僕は。 つまらない!つまらなすぎる! 1-0で勝ちましたが、「たら、れば」があれば2-2といったところ。とにかく中盤の崩しが少なく、長友頼り。長友が孤軍奮闘し、左サイドを突破しまくります。唯一の得点は右サイド(スローイン→ライン裏で岡崎トラップ→前田ヘッド)でしたが、試合の大半は左サイドです。 遠藤にマンマークがついたため、DFラインからのボールがなかなか捌けない日本。ホンダエンジンも少々空回り気味でパスの精度が悪く、決定機にはなかなか結びつきません。完全にDFラインとFWが分離した試合。長友の突破力でなんとかなったという感じを否めません。 マークを背負っても敢えて勝負する遠藤、パスではなくドリブル突破をしかけるホンダ、岡崎と清武のポジションチェンジ、こんなチャレンジがあったらもっと面白かった。 要は勝ちゃいいんですが、テレビをつければバルサやインテルやマンUの試合が見れる今日この頃。面白い試合をしてくれないと、日本代表への応援が減っていくことは容易に予想されます。

売ってこい!という指示

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よく職場で上司が「とにかく売り上げを立てろ!売上が立たないのは営業の怠慢だ!売ってこい!」と言いうシーンを見受けます。僕にとってこの言葉ほど無責任な指示は無いと思っています。 この指示がどれだけナンセンスかサッカーの監督で例えてみましょう。 上司にとって、売上未達→営業努力不足であり、営業努力とは訪問件数の不足と営業スキルの不足を意味します。これはフォワードにとってはシュート本数の不足とシュートスキルの未熟さを意味します。 つまり、上の上司の命令は、監督が、点の取れないフォワードに対しこういうのと同じことです。 「もっとシュートを打って、精度を上げろ!」 一瞬まともに聞こえるこの発言。でも言われたフォワードからすれば「やってるよ!」なのです。 本来、監督が指示すべき内容は、以下のようなものだと思います。 「ワントップである以上シュートのシーンが限定されるのは仕方ない。むしろ君には相手DFラインを低くさせるため、ラインぎりぎりから飛び出すことに集中してほしい。さらに君は右からの突破が多いから、左足のショートレンジのシュート精度を上げてほしい」 営業に翻訳すれば、こんな感じでしょうか。 「商品が消耗品で無い以上、販売回数が限定されるのは仕方ない。むしろ君には買換えのシーンにおいて競合他社が入り込まない様、つねにお得意様の予算や動向に集中して週1回の訪問を心がけてほしい。そして君はシステムサイドからの営業が多いから、経営に関する最近のトピックを1つ学んでほしい」 この世に、無得点で平気なフォワードはいません。どのフォワードだって点を取りたいのです。でも取り方が解らないのです。売れないでいることが楽しい人なんていないんです。売れないで上司にドヤされることを喜ぶ部下なんて見たことがありません。ただ、どうしたら売れるのかが解らないのです。 そこをガイドするのが監督や上司の仕事です。 必ずしも監督は元選手である必要はありません。同様に上司は元部下でなくたっていいんです。ヒラから上司になれる企業体系に問題があるのかもしれません。 ビジネス・業界 ブログランキングへ