年の納めかた
近年、年末がおっくうです。 というのも、上司は年末年始を気兼ねなく過ごしたいので、気になっている宿題を年末のぎりぎりになって部下に渡し「年明けにでもじっくり話そう」とのたまいます。 そして、それを受けた部下は、さらなる部下に対し「年明けにでもじっくり話そう」とぶん投げます。 こうして、トップが気兼ねなく年末年始に鼻毛が伸ばせるよう、底辺の人たちは必要なんだかよくわからない仕事を年末の最後の日になって受け取ります。 そして、上司はこう言います。 「みんなも年末年始はゆっくり休んで鋭気を養ってくれ。来年もよろしくな!」 しかし年始早々から宿題への答えを期待されている部下は、年末年始、仕事が気になって仕方ありません。 まぁ休んでいられないほど忙しい方も多いので文句は言えませんが、仕事の渡し方としてはあまり褒められたものではないと思います。こうやって受け取った仕事は、大掃除の時に引き出しの奥から出てきた「どうでもいい仕事」に思えてしまうのです。 今年は、とあるプロジェクトのバリュエーションと成長戦略策定を、お歳暮としていただきました。ちょっとお歳暮にしては重すぎます。