海外MBA受験:2.海外MBA受験について

MBAそのものは知っていても、MBA受験に何が必要かについて無知だった私の経験から、「海外MBA受験に必要なもの」をご紹介します。

1.受験の条件
経営学の大学院にあたるため、基本的には大学の学部以上の卒業学歴が求められます。また、学費を納められるだけの経済状況にあること、および海外VISAの取得が可能な経歴が求められます。

2.必要な書類や手続き全般
大学により差はありますが、9割以上の大学は以下の書類や手続きを要求します。それぞれの書類概要は後述します。
(1)TOEFLの点数
(2)GMATの点数
(3)大学の卒業証明書
(4)大学の成績証明書
(5)レジュメ
(6)Essay
(7)推薦状
(8)受験費用
(9)面接

3.全体スケジュール
大学により差はありますが、おおよそ以下の流れで進みます。

8月頃      各大学、Essay課題や締切日をウェブに掲載
10月~11月  First Round締切
12月~1月   First Round結果発表
1月~2月    First Round結果発表、Second Round締切
3月       Second Round結果発表、Third Round締切
5月       渡航手続き
7月       サマースクール
8月~9月   MBAコース開始

4.受験費用(概算)
独学の度合いによって大きく変わります。英語力に不安のある方は、少なくとも100万円は事前に覚悟しておいた方が良いと思います。概算ですが、以下のような費用が発生し得ます。
  • TOEFL予備校:30万円程度
  • GMAT予備校:30万円程度
  • Essayカウンセラー:50万円~100万円程度
  • 出願費用:1万円~2万円/校
  • TOEFL受験:2万円/回
  • GMAT受験:2万円/回
もちろんこの他に、書籍代や電子辞書代などの出費もあります。

5.合格に必要な条件
(1)明確な将来(人生)の目標とMBAを目指す理由
(2)上述目標に説得力を与えられる個性(職歴、学歴といった経験や、思想、強み等)
(3)英語力と学力(数理的能力)
(4)資金

他にも色々とあると思いますが、これらの条件は「合格に必要」であって、「MBA目指すために必要」というわけではありません。(1)や(2)については、今は漠然としてても、合格を目指す上で見えてきます。一方、『(3)英語力と学力』は一つの要素であるため、この要素がために受験を断念するべきでは無いですし、この要素が飛び抜けて優れていても、合格とはなりません。『(4)資金』は切実であり、合格後も付いて回る問題です。(1)と合わせて考えるべきかと思います。


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