MBA受験:エッセイカウンセラー(Bryan;ブライアン)

私はエッセイ・カウンセラーとしてブライアン氏、またインタビュー対策では江戸義塾のエドさんにお世話になりました。そこで、今後のエッセイ・カウンセラー選びの参考として、まずはブライアン氏の感想を共有させていただきます。あくまでも私個人の意見であり、根拠は私の経験だけである点をご承知おきください。

彼は実績・経験ともに兼ね備えた、超一流のエッセイ・カウンセラーの一人です。一通りの一流大学に生徒を送りだしております。従って、契約料金も超一流です。彼のカウンセラーとしての特徴としては、以下の3点かと思います。
  1. 日本の企業文化や日本人の性格、思考回路を知っているアメリカ人
  2. 「叩いて伸ばす」スパルタ式ではなく、「ほめて伸ばす」アメリカ?式
  3. 高い執筆能力
1点目の特徴から、英語に引け目を感じやすい日本人にとって話しやすい存在です。また、日本滞在歴が長いため、日本企業がどのような意思決定方法やヒエラルキーを持っているのかを熟知しています。

ある日のミーティングでブライアン氏に「あなたの優れた業績は?」と聞かれた時、職歴9年超えてもヒラ社員であった私は「いやー色々やりましたが、自分ひとりでやったわけではないので」と答えました。ブライアン氏はすばやく「でも、君の会社なら職歴9年でヒラがあたりまえでしょ?だったら、気にせず自分がやったと言えばいいんだよ。日本企業の昇進スピードの遅さくらい、アドミッションも熟知しているから」とアドバイスをくれました。彼の1点目の特徴が大きく私の背を押した一例です。

2点目の特徴ですが、これは人によって合う合わないがあるかと思います。あまり厳しい事を言わないため、時に私は「本当にこのエッセイいいのか?」と不安になりました。特に、結果が伴わない時期には「質より量を求めてないか?」という疑念が生まれてしまいました。正直に意見をぶつけ合えばよかったのですが、彼の経歴に頼ってしまった自分のせいです。一方、どんどん波に乗れれば最高のパートナーとなり得るでしょう。

3点目は、彼が執筆関連の学部を出ていることからも明らかです。1つのメッセージを、インパクトのある言い回しに7変化させてくれます。英語に自信の無い方には心強い味方です。

最後に、インタビューレッスンのためエドさんを訪れた際の話を付け加えます。エドさんにエッセイを見せたところ、
「うーん、綺麗な文章だけど、いくつかの単語があいまいでインパクトにかけるなぁ。例えばここの『コラボレーション』っていう単語。コミュニケーション能力やチームを率いる能力のある人は聞いたことあるけど、コラボレーション能力って聞いたこと無いでしょ。これって、どういう意味?君のどういう面をこの単語で伝えたいの?」
 という厳しい突っ込みをもらいました。エッセイは、最終的にどこまで自分に厳しくなれるかにかかっていることを学んだ瞬間でした。

少々否定的な感想も含まれますが、彼が一流のカウンセラーであることは間違いありませんし、彼を選んでおけば間違いは無いと思います。しかし、超トップスクールをピンポイントで狙うならば、他のカウンセラーとしっかり比較してから決めた方が良いと思います。人には人のフィーリングがあるので。 次は江戸義塾のエドさんをご紹介したいと思います。

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