MBA授業:日本の文化とは?
(今回は、先に書く内容を決めてから書いているのではなく、書きながら考えています。なので乱筆・乱文をお許しください)
What is Japanese culture?
今まで真剣に考えていなかったツケか、いざこの質問を目の当たりにすると「はて?」と考えこみます。
今学期受講しているCross Culture Managementというクラスで、この題材についてプレゼンすることになりました。 ロジックではなくコンテクストを重視する文化、自己よりも社会を優先する文化、など色々と思い浮かびますがどうも軽薄な感じがしてしまいます。考えれば考えるほど、徐々に頭がこんがらがり始め、そもそもcultureって何なんだ?という原点に戻ってしまいました。
Longmanの英英辞典で調べた結果、今回のcultureの意に沿いそうなのは以下の2つの意味のようです。
1in a society [uncountable and countable]SA the beliefs, way of life, art, and customs that are shared and accepted by people in a particular society:
.
2in a group [uncountable and countable]SS the attitudes and beliefs about something that are shared by a particular group of people or in a particular organization:
ふふーん、何となく自分が思い描いていたイメージと合っていそうです。
次に問題となるのが、自分の考えや行動(beliefs, way of life, art, customs)のうち何処までが日本文化に依るもので、何処までが自分の個性によるもので、何処までが人間本来のものなのか、という疑問にぶつかります。
「日本人は多数派の流れに乗る傾向がある」
とテレビなどで良く耳にするのですが、何となく日本ぽい気もするし、それって本当に日本人だけ?とも思います。はたまた、こんな事言ったらサッカー日本代表の本田選手や石原都知事とかから、「俺は違うぞ。お前の偏見で勝手に日本文化を決めつけるな」と怒られそうな気もします。
ここまで来て思ったのが、「絶対的な日本文化など無いんじゃないか」ってことです。他の何かと接触することで異質な部分が浮き上がり、それが日本文化と呼ばれるのではないでしょうか。最近飲んだボルドーワインは、僕には渋くて臭くて「独特」でした。でもそう思ったのは、事前に他の地域のワインを飲んでいたからで、この世にボルドーしか無ければ、ワインってのは皆こんなものかと思ったと思います。この論理だと、日本文化が仮に一切変化しなくても、周囲の文化が変われば日本文化の相対的な評価も変わります。テレビやインターネットなどで周囲の情報が容易に入るこの時代、僕には相対的文化の方がしっくりきます。
このプレゼンテーション、僕とトルコ人の女の子の2人でやることになりました。異文化との接触による自国文化の認識、ちょっと他力本願かもしれませんが色々と発見してみたいと思います。多国籍MBAの良い所と綺麗なトルコ人女性との会話を楽しみたいと思います。
とはいいつつも、行き当たりばったりに取り組んだら、そこらへんに数日旅行して「日本文化ってのは調和を第一とする文化でっせ」と簡単に片づける旅行者と何ら変わりありません。日本代表として恥じない様、新渡戸稲造、和辻哲郎、西田幾太郎くらいは事前にチャレンジしておこうと思います。ただ西田幾太郎はかなり難解だった記憶が。
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