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MBA授業:在学中にやっておけばよかったこと

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今僕の後ろでは荷物が次々と運び出されています。そう、引越しです。約2年間お世話になったこの部屋ともあと数日でお別れです。 MBA学生の引越しと言えば、必ず問題にあがるのが、 Q1.ケースを持って帰るか? Q2.持って帰るとした場合、どうやって持って帰るか? Q1の答えは、日本人の場合は高確率でYESの様です。目的としては、今後の利用&辛い日々の思い出というものがトップ2に上がります。もちろん、妻たちは「いらないんじゃないのぉ」という目で見ます。 Q2の答えは、しょうしょうばらけます。実家に送って余生に思い出にふける派もあれば、とりあえず引越し先に送って再度読み直す派も居ます。めんどくさがり屋の僕は、「後で見直す!」といって送っても、絶対に見直さないことを知っています。この点においては深い自己理解ができあがっています。 そこで取り組んだのが、自分にとって重要なケースとそうでないケースの分別です。重要なケースのみをファイルに閉じるのです。めんどくさがり屋の僕でも「これを読めばいい!」というファイルがあれば、多少は体を動かすものです(と信じています)。 しかし、言うは易し!分別は超大変です。700を超える全てのケース+付随参考資料を読み直すことなどできないので、記憶力+ケースにある自分の殴り書きを基に分類します。それでも、まるまる1週間はかかります。 卒業間近になると「あれをしておけばよかった」という反省が起こるものですが、僕の反省は次の2点です。 1.ケースのトップページに「日時、授業名、学んだ点」を書きこむこと これがあると無いとでは、整理のしやすさが違いますし、後で見直すのも容易です。ノートの場合、書き込んだ内容と実際のケースとを一致させるのが大変ですし、2年間となるとノート自体が膨大になってしまい、今度はノートの整理が必要となってしまいます。 ケースタイトルの上や余白に、日時、授業名、及び学んだ要旨をメモるだけで、記憶も定着しますし、後に役立ちます。噂では、IESEの名物(?)教授パンカジ・ゲマワット氏は、ハーバード時代、毎週末にその週の授業を見直して要旨をまとめていたとか。わかっちゃいるけど、時間に追われてなかなかできないものです。 2.毎授業終了後、電子ファイ...

卒業

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先週金曜日(5月13日)をもってMBAを修了しました。 卒業式はIESEの北キャンパスのテラスで行われ、燦々と照るバルセロナの太陽のもと約200名の友人と共に卒業を迎えました。 壇上の教授陣、周囲の学生の後ろ姿、真っ青な空と薄く流れる雲、卒業式を支える裏方の方々、パートナーの雄姿をカメラでとらえようとするパートナー、、、自分の名前が呼ばれるまでの間、自分を取り巻く全てを見てました。ただ、高校や大学の時のようなセンチメンタルさは無く、責任が背中に1つ加わった感覚と前だけを見る事に集中しようとする感覚だけが、ふっと風にのって自分を襲います。当たり前だった日々がこの式を境に終わることが実感できずにいる自分を、小中高大ふくめて色々な別れを経験してきた知識豊富な自分とMBAの目的を言い聞かせる自分が傍から見ているような、そんな感じです。 「2年間ってこんなものか」というA4サイズ1枚の学位書を受けると、バルセロナの太陽のせいか、真剣に考えようとする自分が馬鹿らしく思え、背筋もゆるみ、リラックス。そんなのもこの2年間で学んだ大事なことです。 卒業した今、何が残っているかと言えば、知識とか海外経験とかよりも、感謝の気持ちだけです。こういうクサイこと書くのは大嫌いだけれども、妻、友人、教授、太陽、バルサ、、、全てに感謝の気持ちだけが浮き上がって来ます。きっと、知識や経験よりもそれらが一番僕にとって大事だったんだろうと思います。 これからは、『欧州MBA(IESE)日記』は改名しなきゃだめですね。ちょっと考えます。 留学 ブログランキングへ

MBA授業:チームワークで「そこにこだわる?」

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いくつかのチームプロジェクトに追われ、最近バタバタしていて更新が途絶えておりました。 その中の1つですが、コンパクトカーで有名なSMARTを1993年に遡って再ブランディングするというマーケティングプロジェクトが今日終わりました。ポジショニングからターゲットの設定、ブランドの構築からマーケティングミックスまでを作り上げるというもので定量的な分析と創造性が問われる課題です。 2年生になるとチームは自分たちで組めるため、最近は極力色々な国籍の人とチームを組むようにしてます。今回 は、アメリカ人、エジプト人、イタリア人、日本人2名という構成で臨みましたが、かなーり 苦戦しました。 というのも2人のチームメートが、ブランド名で一切譲らないのです。更に、その内の1人は譲らないが自らは汗をかかないというおまけ付きです。ブランド名となるとコレと言う答えは無いので、僕は「まぁコンセプトに合致してれば、どれでもいいんじゃない」と、かなり客観的でしたが、2人は違います。最後まで「いやー、このブランド名ありえないでしょ。やっぱ俺はSMARTという名前以外あり得ないと思う」「これがSMART?ありえない。俺はZENS(彼が作りました。「センス」と読むそうです)が良い」を一貫。 チームワークという概念は国籍や文化によって異なるため、働きづらいことは間違いありませんが、むしろそうした苦労によって今回は色々と学ぶことが出来ました。というのも、相手の面子をつぶさない様にいったん合意しつつ「こうしたらもっといいんじゃない?」と返すワザが、彼らにも有効であることを確認できたからです。極めて日本的な方法ですが、我が強い人には国際的にも結構有効な方法な様です。当たり前に聞こえると思いますが、マシンガンの様に話し続ける彼らの間に飛び込み、彼らが黙っていられる時間ぎりぎりの中で関心を引き、すばやく提案まで持っていくことはかなり難しい技なのです。 それにしても、学校のプレゼンでブランドロゴだけに2時間以上もこだわる彼らの姿勢に、自分に無いものを発見しました。 留学 ブログランキングへ

MBA授業:ケーススタディについて(補足)

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ケーススタディについて書いた後になって、1冊の本に気づきました。ハーバードでケースの書き方や読み方などを生徒に教えているWilliam Elletさんという方が書いた本になります。その名も   The CASE STUDY HANDBOOK How to Read, Discuss, and Write Persuasively About Cases 名前から想像できる通り、ケースにどう取り組むかが書かれています。中には、"How to Analyze a Case", "How to Discuss a Case"といったHow Toが説明されており、同時に実際のケースレポート(学生がケースを分析した上で提出したレポート)が添削の上で付されています。 IESEに来る前に僕は買いましたが、正直内容を忘れてしまいました。そのころは感心しながら読んでいたような気が。。。ケーススタディに関心がある方や、ケーススタディ採用学校に入学を決めた方は、(多分)参考になると思います(正直あまり覚えてないので強くは薦められません) 留学 ブログランキングへ

MBA授業:ケーススタディのための英語

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昨日、ケーススタディのおおよそを書きましたが( 「MBA授業:ケーススタディとは」 )、少々書き漏れた事があるので付け足します。 勉強の大変さを書けば書くほど「ついて行けるだろうか?」という不安が膨らむ方もいるかと思います。英語に不安があればなおさらです。大丈夫!と言いたいところですが、幾つか気にしておいた方が良い点があります。 ケーススタディでは、評価が発言の量と質によって決まることや、チームディスカッションが漏れなくついてくることは前回のブログで触れました。従って、レポートや試験で評価が決まるカリキュラムと異なり、しゃべることの重要性が格段に増します。極論を言えば、しゃべらなければ居ないも同然として扱われます。 同時に、ケーススタディは生徒の発言によって授業が進みます。なので「俺はあいつの意見に反対だよ。だってコレコレこうじゃん」って心で思っていても発言しなければ、その疑問に答えてくれる人は誰もいません。講義形式であれば、質問という形で聞いたり、教授が良くある疑問を先取りして説明してくれます。しかしケースの場合、純粋な質問のために活発な議論を止めることは気が引けますし、そもそも質問=自分のスタンスとして捉えられることが通常です。 例えば、マーケティングのあるケースにおいて、ある生徒が「広告宣伝は雑誌を使う」と主張しているとします。 しかし、僕の中では、インターネットだって使えるんじゃないのかな?という疑問があるとします。この質問が、授業の中でどう捉えられるかというと、 (1)講義形式の場合 僕: 「インターネットも有効だと思うのですが、この場合は適していますか?」 教授: 「そうですね。ただ、インターネットを使う場合は、この点を気をつける必要があります。・・・(説明)・・・」 (2)ケースの場合 僕: 「インターネットも有効だと思うのですが、この場合は適していますか?」 教授: 「なぜインターネットも有効だと思う?」 僕: 「ターゲットが若者だからです」 他の生徒: 「いや、たとえターゲットが若者でも、この商品はインターネット広告に向かない。しかも現在の財務状況では、ウェブ用のスタッフを雇えない。」 教授: (僕に向かって)「Reaction?」 ...

MBA授業:ケーススタディとは

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面接の時期が近付いているためか、学校についてちょくちょく問い合わせなどを受けたりします。みなさんに共通するのが「ケーススタディってどうですか?」という質問です。自分も来るまでは、ザクっとした感覚しかなかったので、質問したくなる気持ちが良く解ります。 そこで今回はIESEのケーススタディとはどんなものかをご紹介したいと思います。 授業の約8割はケーススタディとなります。1年生の場合は1日3コマ×5日が基本のため、1週間で12ケース近くを扱います。2年生になると選択科目制となり、科目に応じてケースの数は変わりますが、いずれにしろ2年間で大量のケースをこなすことになります。 ケースの対象は、マーケティングや戦略論、リーダーシップ、ファイナンスからアカウンティングまで多岐にわたります。 ケースってどんなもの?という方は、 こちら のOPTIMAL DISTORTIONのケースを参考にしてみてください。マーケティングケースの古典とも言えるケースです。 ケースの分量は少ないもので1ページ、多いもので40ページほどになります。平均は15ページ~20ページといった所でしょうか。5~10ページほどがデータなどの付表であるため、英文は10ページ強程度のことが多いです。 ハーバードのケースが最も多く、その次にIESEのケース、あとはIVEYやDARDEN、INSEADのケースが良く見られます。 カバーする国や業種は様々で、日本のレストランチェーンからバレンシアのジュース会社まで、例をあげたらきりがありません。 無限といったところでしょうか。 マーケティングや戦略論なら分かるけど、ファイナンスやアカウンティングもケースで学べるの?という質問があるかと思います。大丈夫です、しっかりと学べます。僕の場合は、むしろファイナンスやアカウンティングにケースの相性の良さを感じました。両科目とも教科書を読んだり、授業を聴講すると何となく解った気になります。しかし、実際エクセルを立ち上げて手を動かそうとすると手が止まります。さらに、教科書の場合はどのデータを使うべきか明示してありますが、ケースの場合は大量のデータから何を選ぶかは自分次第です。従って、何が目的なのかが明確になっていないと、何を選んで良いのか途方に暮れてしまいます。 ...

MBA授業:MBAに最適なPCとは

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ジョブスの力はMBAのクラスにも影響しています。入学当初は約2割弱程度だったマックユーザーも、この1年強で徐々に力を蓄え、今や3割を超える勢いです。といっても、ちゃんと統計を取ったわけでは無く、僕が授業中に暇な時間を使って数えただけなんですが。 6月に向けて新商品がIT Mediaを騒がせ始め、夏にはMac OS X Lionの発売が控えている現状、MBA入学を予定している方は、何を買って大学に持ち込もうか悩むところかと思います。躍進激しいMac?それとも地力は計り知れないWindows?はたまた、意表をついてAndroid?さらには、Sandy BridgeやSolid State Driveといったオプションまで頭を悩ませます。 しかし問題はOSだけではなく、ユーティリティソフトによって更に複雑になります。特にMBAで重要となるソフトと言えば、PowerPointとExcelです。Office 2003、2007、2010、Mac Office2011と数多くのバージョンが乱立する今、ベストチョイスが中々難しいのです。 「そんなもん、上位互換なんだから最新版買えば良いじゃないか?」 っていうご意見もあるかと思いますが、話はそんなに簡単ではありません。 先ほどのユーティリティソフトにあえてWordを挙げませんでした。もちろんレポート作成などでWordは超使います。しかしWordを使う状況というのは、ほとんどの場合自分ひとりでパソコンに向かっている状況になります。また、チーム内で共有する場合でも、バージョン間での互換性がかなり確保されているため、さほど問題は起こりません。 一方PowerPointはチーム作業で多用します。従って、互換性が重要となります。しかし、残念ながら2007にはかなり互換性の無い機能が含まれています。「長時間かけてデザインに凝ったら、他のチームメイトが一切いじれない形式になっていた」という悲しい事実が多発します。 Execlは更に厄介です。CrystalballやExeclstatなどの様々なアドインソフトをMBAでは使います。多くのアドインは、使い方やアウトプットの解釈が難解であるため、授業で使い方を含めて教えてくれると思います。しかし、ここでバージョン間の問題が生じます。教授が2...

MBA授業:アントレプレナーシップ

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今学期は起業(アントレプレナーシップ)をメインに据えてカリキュラムを組みました。時間的プレッシャーはさほど変わりませんが、義務や制約は少ないため仕事をしている時よりも広い視野で物事を見れるのが学生の良い所です。そこで、1年生のアントレ授業の時以来温めていたアイデアを事業化検討する学期としたのです。 MBAを考えるまでは、アントレなど本当に勉強して学べるのだろうかという疑問を持っていました。今でも多少の疑問はありますが、MBAだからこそ学べる幾つかの事があります。 1)他の学生との相乗効果による起業への心理的抵抗の減少 同級生は優秀な人ばかりですが、身近な友人が起業を目指している姿を見ると、「自分でも?」という気持ちになります。環境が人を作ると言えるかもしれません。 2)起業家や投資家との接触による起業への心理的抵抗の減少 以前は、起業家と聞くと、ホリエモンや孫正義さんのような派手な人たちを思い浮かべていましたが、 実際は色々な人がいます。コツコツ積み上げてきた地味な(に見える)人も多いですし、保守的な人だっていました。「起業家は生まれつき起業家」という意見から「誰だって起業家になれる」という気持ちになります。 3)数多くの起業事例を学ぶことによる起業に必須不可欠な要素の学習 自分の貯蓄が0で起業する、プランも無くとりあえずやってみる、第3者の意見を一切聞かずに事業化する、など「やってはならないこと」を学ぶことができます。「こうすれば成功する」というのは未知ですが、「これはマズイよ」っていう内容を体系的に学べます。 4)教授や起業家からの生きたアドバイスの獲得(アイデアは万人受けする必要は無い) 今日、ある事業のビジネスプランをケースに事業化すべきか否かについて学生間でディスカッションを行いました。私を含め学生の9割が事業化に反対しました。というよりも賛成は70名中1名のみ。ディスカッション後、教授が解説を始めます。教授によると、議論した事業は現在大成功を収めており、150名の正社員を抱え、世界主要地区にオフィスを持っているとのこと。9割9分の学生が反対した事業が大成功。アイデアが尖るほど、意見を聞く人の人選には注意する必要があるようです。その点、MBAには専門家が多くいますので意見を聞きやすいですし、意見...

日本的オペレーションの採用?

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スペインにおいて食料品流通の1位はMercadona(メルカドーナ)というスーパーになります。カルフールなどの外資を引き離し、トップの地位を盤石としています。 IESEのケースで取り上げられることの多い会社なのですが、なかなか独特な会社のようです。ヨーカドーのようにプライベートブランドで差別化し、トヨタのような系列を作り上げているスーパーとでも言えるでしょうか。 「品揃えが良いから、ちょっと遠いけどスーパー『いなげや』に行こう」とか、 「『 九鬼 太白 純正 胡麻油』があるから、『吉池』に行こう」というのが1つの消費者心理です。バラエティでお客様を呼ぶパターンです。一方、メルカドーナでの消費者心理は「『メルカドーナ』には良い品があるので行こう』というものです。ブランドネームでお客様を呼ぶのです。 かなり当たり前に聞こえる戦略ですが、実際は結構難しい戦略です。野菜や魚介類ならば鮮度で勝負できますが、ツナ缶や油やヨーグルトなどの商品となると「良いヨーグルトがあるからあの店に行こう!」とは中々なりません。「ヨーグルトの品揃え豊富な店に行こう!」「ダノンが欲しいからカプラボ(別のスーパー)に行こう!」となりがちです。 メルカドーナは、特定のヨーグルト製造会社数社と超長期の独占契約を結んでいます。その契約内容にはメルカドーナによる定期的な工場点検やメルカドーナと同一の情報システムの構築などが含まれているようです。徹底した品質管理のもと、メルカドーナは、その会社のヨーグルトをメイン商品として扱います。製造会社側は求められた品質を保証しつつ、システムからの情報を基に生産を改善します。こうした契約を、ツナ缶、油など大量な商品に対して結んでいるのです。こうすることで「メルカドーナなら良い商品がある」ということを保証しているのです。   ちなみにこの情報システムですが、契約製造会社はメルカドーナ従業員と全く同一の情報が見れるそうです。 もちろん、特定数社と独占契約することで品ぞろえは悪くなります。バラエティと言う点ではカルフールの方が良いかと思います。しかし、バラエティが少ない→在庫数が少ないという点において、これはメリットにもなります。また、統一情報システムを組むことで、流通過程における「ブルウィップ効果(Bullwh...

MBA授業:IESEでのスペイン語

IESEでは、1年生の間は月~木まで授業後に1時間半のスペイン語授業が義務付けられています。DIENと言われるビジネススペイン語の検定試験(英検みたいなものです)をパスすれば義務教育は完了なのですが、それまでは一応必須となります。「一応」と言ったのは、なんだかんだ口実を付けてドロップアウトすることも可能だからです。ドロップアウトする人の本音は、MBAの授業があまりに厳しいためスペイン語に割く時間など無いと言ったところです。かく言う僕も、ドロップアウトはしませんでしたが、スペイン語の授業中はかなりの確率で意識が飛んでいました。 1年生の入学前にクラス分け試験があり、その結果を基にレベル1~9に割り振られます。レベル12に達するとDIENの受験資格が与えられるため、皆レベル12を目指して勉強を始めます。2カ月に1回程度レベルチェックテストがあり、成績が70点を超えていれば次のクラスに上がることができます。70点未満なら、もう一度同じクラスを繰り返します。 イタリア人やブラジル人などは言語がスペイン語に似通っているため圧倒的なスピードで学習を完了しますが、インド人や中国人のように0からの学習という学生はなかなか学習が進みません。特にインド人は諦めてドロップアウトする確率がきわめて高いです。そんな中、日本人は?というと、独自のしつこさでドロップアウトはしないのですが、かといってグングン伸びるわけでもない、といった微妙な所に位置します。文法や短い会話は出来るのですが、長い会話になると苦労します。これは日本人だけでなく、韓国人にも共通するようです。 今は2年生のため義務では無くなりましたが、せっかくなので勉強は続けています。週2回の学校でのスペイン語授業と、週1回のLanguage Exchange、そして自習です。 そんな中、「これは良いな」と思ったスペイン語教科書があるので、ご紹介します。簡単な例文集と単語集になりますが、スペインに生活していて「あーコレコレ。コレを言いたいのよ」っていう文章や単語が載っています。更には、スペインのちょっとした豆知識がちりばめられていて、読んでて楽しいのもお勧めの理由です。日本に一時帰国した際に横浜友隣堂で吟味に吟味の末選んだ1冊です。 

学校にグアルディオラが来てたとは!!!

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なんともショックを隠せません。今日、スペインのスポーツ紙「SPORT」を読んでいたら、こんな記事が。 http://www.sport.es/default.asp?idpublicacio_PK=44&idioma=CAS&idnoticia_PK=732671&idseccio_PK=803 自分の通う学校であるIESEに昨日Pep Gardiolaが来ていたというのです。Pepはサバデル銀行の広告キャラクターをやっているためか、サバデル幹部むけに対談形式の講演を行ったようです。場所は、うちの学校。。。 学校でやるなら、うちの生徒くらい入れさせてくれよぉ。例えスペイン語であったとしても努力して聞き取るから。あぁぁあ凹む。最高に凹む。 留学 ブログランキングへ

MBA授業:24時間マラソンならぬ期末試験

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ファイナンスの期末試験(レポート)がようやく終わりました。24時間試験ということで、金曜日の午後12時30分にお題が掲示され、翌日土曜日の17時までにレポートを提出するというものです。正確には24時間以上なのですが、まぁ切りがいいということで。 お題はというと、今年12月2日に発表されたPepsiCoによるロシアの飲料メーカーWinn-Bill-Dannの買収について、買収の目的とシナジー分析、バリュエーション、公正競争上のロシア当局の対応予測などを5ページのレポートにまとめるというものです。与えられるものはお題のみなので、事業内容や買収ストラクチャー、飲料市場の動向などは自分たちで情報収集することになります。これがやっかいで、明確な目的が無いと情報の海に飲まれてしまいます。生徒間で激しい情報交換が行われるため、時々刻々情報が増えていきます。投資銀行のアナリスト・レポートや新聞記事や米国証券取引所へのファイリング資料などなど。全てを読んでいたら、それだけで24時間終わってしまいます。英語が得意でない僕に至っては、レポートを書くために少なくとも1ページ、1時間以上は必要ですし。 きっとアナリストの仕事って言うのもこういう感じなのでしょうか。決められた時間内で、無限の情報から必要な情報だけを切り取って、“それなり”のレポートを作る。それにしても、優秀な仲間たちが24時間で集中しながら作業を進める姿はとても刺激になります。一方、教授も読むの大変だろうに、こうした形式の試験を取る所に熱意を感じます。 参考までにM&Aの授業で使ったテキストを紹介しておきます。重要な点を分かりやすく網羅していて、かつ比較的安めなのでオススメです。もちろん厚めの本です(笑)MBAに来て思うのが、グロービスのMBAシリーズ本は薄すぎないか?ということです。概略つかむには良いですが、実際に手を動かした時に湧いてくる疑問には答えられない気がします。   留学 ブログランキングへ

MBA授業:グラウディオラとモウリーニョに見る共通点

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MBAにはリーダーシップと名のつく授業が沢山あります。色々と学ぶものは多いのですが、目の前にそれを実践している人が居ないと何とも実感が湧きません。リーダーシップを教える教授はどうかというと、むしろ頭の固そうな人(他人から学ぼうとする姿勢は見せるが、実は学ぼうとしない人)が多い気がします。 しかし、居ました!それも、すぐそばに!バルサの監督であるグラウディオラと宿敵レアルのモウリーニョです。世界的スポーツの中の世界的トップチームを率いる監督であり、実績も抜群とくれば参考にならない訳がありません。あ、でも、すぐそばじゃないって??まぁ、僕的にはすぐそばということで。。。 強いチームを作るには優れた統率が必要です。どんなに優れた選手がいても、ある意思に向かってまとまらなければ意味がありません。どんなに良い戦略を思いついても、選手がそれを信じてくれない限り意味がありません。 どんな監督に対しても選手は従おうという姿勢を見せるでしょうが、本心から従おうとするかは別物です。つまり、自分の言うことを選手に信じさせること、つまり「信頼」が極めて重要であるということです。 あ、そんなこと分かってますよって思いましたね。その通りです。現実社会での問題は「信頼をどう築くのか」という点なのです。 先日の授業でハッとさせられた言葉があります。「信頼を得るためにはリスクを取る必要がある」という事です。この言葉を聞いて、僕はグラウディオラ監督とモウリーニョ監督を思いついたのです。二人に共通するのは、選手を信頼しきるという事です。「そんな当たり前なこと」と思いますが、これを徹頭徹尾実践している人は、そうは居ない気がします。なぜなら、選手を信頼するということは、その選手の結果次第で自分の立場が決まるからです。どんな事があっても1回信頼したら、信頼し通すということは大変勇気のあることだと思います。1回信じたら、結果が伴わなくとも何試合でも使い続け、メディアからも守り続けるということは大変難しいことです。しかし、こうすることで、初めて選手は「監督は自分たちに賭けてくれている」と信じることが出来るのだと思います。 今度は、「じゃぁ、やみくもに信じればいいのか?」という疑問が湧きますが、両監督を見ているとそうでもなさそうです。常に世界中の選手を見続け、プレーの質...

MBA授業:毎日2時間以上努力できないなら無駄な努力?

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今日は、MBAファシリテイター(ファシリテイターについては、前のブログを参照ください「 MBA授業:チームファシリテイター 」)向けに、ランチ時間を使って特別授業がありました。 そこで教授が話したネタの一つが「1万時間の法則」です。一人前と呼ばれたければ少なくともその分野で1万時間を費やす必要があるという法則です。1万時間という絶対的な時間が重要ではなく、 定期的にコツコツと時間を積み上げていくことが重要なのです。 と抽象的な議論で終わらさず、1万時間とはざっくりどれ位かを計算してみました。 むむぅ1日5分や30分じゃちょっと足りなそうです。 さらに、 池谷 裕二さんの『進化しすぎた脳』によれば、能力の発達はリニア(一次関数)ではなく指数的に上昇するとのことです。この考えを、1万時間の法則に当てはめてみると、以下の様な図が描けます。 図1 図1の横軸は 10年間で目標に費やした累計時間。その累計時間の1万時間に対する比率 が横軸の下にパーセントで表示されています 。縦軸は能力値で、1万時間注ぎ込んだ場合を「一人前(PROFESSIONAL)」とみなしています。 『10年かけて、一人前と呼ばれる存在となろう』と思い立った場合、毎日5分間をその目標に注ぎ込んだだけでは10年かけても304時間。少なくとも一人前と呼ばれるのに必要な1万時間に対して約3%程度に過ぎません。1日1時間を費やしても10年で3,650時間(37%)。能力が指数的に発達すると仮定した場合、5分も1時間も10年では大した差を生みません(縦軸A 5min とA 1h の差は微々たるものです)。一方、1日2時間費やすと差は歴然としてきます(縦軸A 2h )。 1万時間の法則と指数発達の法則が正しい場合、小学校の先生が「毎日5分でもいいから続けなさい」というのは少々論理的ではないようです。小学生なら「毎日30分」、中学生なら「毎日1時間」、サラリーマンなら「毎日2時間」程度が必要となりそうです。 また、「俺は毎日1時間も勉強しているのに何で伸びないんだろう」という発言も、この法則にのっとればオコガマシイ!!の一言で一刀両断されそうです。 一人前になりたければ、情熱を駆り立てるだけの目標を持ち、それに向...

MBA授業:MBA(IESE)で学べること

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2 年生になって、少しだけ時間に余裕ができたので何が学べたのかを振り返ってみました。一部は MBA 全般に共通することでしょうし、一部は欧州MBAや IESE に限ったことかと思います。 1 .将来ビジョン 日々の仕事に追われ将来の事が考えられなくなりがちな日常を抜け出し、学生に戻ることの一番のメリッ トは 「自分の将来についてじっくり考える」ことだと思います。受験用のエッセイを書くなかでそれなりの事は考えると思いますが、僕にとってそれは「受かるため の将来」であったことを否めません。例え学業に果実を見出せなくても「何をしたくて今があるのか、今の自分の何を変えるべきで何を強めるべきかを考える時間」を買ったと思えば、納得がいくのではないでしょうか。 2 .経営者的視点 論理的には、この力は日常の仕事でも磨けるでしょう。 ただ、それは理想であって、僕の現実社会はパワーポイント資料の作成やメールの送受信、打ち合わせのための打ち合わせで一日の大半は過ぎて行きました。そのため、マネジメントとしての思考練習を繰り返す MBA は、インテンシブに基礎を磨くにはうってつけでした。ただ、本当の仕事ではないため責任感の欠けた思考や発言をする人がいることは否めません。 3 .ソフトスキル 1 にかぶりますが、自分の将来だけでなく自分自身の性格も見直す時間が MBA にはあります。どんな時に自分が不安を感じ、どんな時に自分が喜びを感じるのか、そうした細かいことを 1 つ 1 つ見つめなおすことが出来ます。こうして自分を見直すことで、自分にはどの ようなマネジメントスタイルが合っているのか、どうした職場で一番実力を発揮できるのか等の「自分なりの〇〇」が見えてきました。 4 .国際的環境への適応力 1 年で身についたとは言いませんが、少なくとも多少のことなら受け入れることが出来るようになりました。日本人がどんなに努力しても理解できない思考や風俗というものが存在することも痛感しました。例えば、ラテンアメリカの時間感覚などがそれにあたります。「話を聞けばどんな事でも解決出来る」という理想は抱いても、この考えを他人に強要してはいけないことも学びました。「あ、養老さんが『バカの壁』で言いたかった事ってこういうことなのかな」と。その一方「約束を守...

MBA授業:「緑茶」=中国?

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マーケットリサーチという授業のファイナルプロジェクトで、スペインの緑茶市場を調べています。僕の実家がお茶屋(ちーさな「お茶屋」さんです)という事もあり、調査結果を興味深々で開けてみると。。。 何と!「緑茶と聞いて何処の国を思い浮かべますか?」という問いに対し、中国が4割を占め日本は中国に次いで2位。サンプル数が少ないので信頼性はさほど高くないですが、ショックを隠しきれません。中にはモロッコという回答もあり、「緑茶」=「日本茶」というのは僕を含めた日本人数人の幻想だった様です。まぁ確かに「紅茶」と言えば「イギリス」と答える人もいれば「インド」と答える人もいるだろうし、理屈では納得できるのですが。。。 パーセプションマップの作成や(できれば)コンジョイント分析などを通じてスペインでの緑茶市場を洗っていきたいと思います。そしてあわよくば、僕の実家の支店をスペインに。  留学 ブログランキングへ

MBA授業:日本の文化とは?

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(今回は、先に書く内容を決めてから書いているのではなく、書きながら考えています。なので乱筆・乱文をお許しください) What is Japanese culture? 今まで真剣に考えていなかったツケか、いざこの質問を目の当たりにすると「はて?」と考えこみます。 今学期受講しているCross Culture Managementというクラスで、この題材についてプレゼンすることになりました。 ロジックではなくコンテクストを重視する文化、自己よりも社会を優先する文化、など色々と思い浮かびますがどうも軽薄な感じがしてしまいます。考えれば考えるほど、徐々に頭がこんがらがり始め、そもそもcultureって何なんだ?という原点に戻ってしまいました。 Longmanの英英辞典で調べた結果、今回のcultureの意に沿いそうなのは以下の2つの意味のようです。 1 in a society [uncountable and countable] SA the beliefs, way of life, art, and customs that are shared and accepted by people in a particular society : Western/American/Japanese etc culture . 2 in a group [uncountable and countable] SS the attitudes and beliefs about something that are shared by a particular group of people or in a particular organization : corporate/business/company culture ふふーん、何となく自分が思い描いていたイメージと合っていそうです。 次に問題となるのが、自分の考えや行動(beliefs, way of life, art, customs)のうち何処までが日本文化に依るもので、何処までが自分の個性によるもので、何処までが人間本来のものなのか、という疑問にぶつかります。 「日本...

MBA授業:英語がつらい・・・

8月末から2年目の授業が始まったのですが、一度失ったペースはなかなか取り戻せません。どうも集中力が欠けてるし、作業の完成度も低い感じで。 それにしても2年目にもなりながら、まだまだ英語に苦労させられています。MARKET RESEARCHという極めて計量的な授業を取ったのですが、質問が瞬時に組み立てられず超モヤモヤしてます。今日もあるグラフの読み方で質問したのですが、どうもクラスの2~3割程度の生徒は僕の言ったことが理解できなかったようです。幸運にもプロフェッサーは問題なく理解してくれましたが、結構へこみます。かといって頭の中で質問を組み立てていたら、授業を聞き逃してしまいますし。今は「理解するためには凹むしかない」という自分なりの格言を作って慰めています。 4~5人程度のチームであれば、最近はある程度話せるようになったのですが、30~100人などのレベルになると「レトルト英語」とでも言うのでしょうか、まだまだ事前組み立て英語になってしまいます。このレトルト英語の問題は、発言に質問返しされるとテンパるという点です。コツコツやるしかないのは承知しているのですが、誰か良いアドバイス無いですかね。 生涯凹み続けるほど強くないので。

MBA授業:投資とダイエットの共通点

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今週はWinning Investment Strategyという選択科目を取っているのですが、今日がその初日。言われてみれば当たり前なんだけど、ほほーと思ったことがあったのでご紹介します。 この授業、Javier Estradaというプロフェッサーが教えているのですが、彼はとても教えるのが上手で僕のお気に入り教授です。彼が学術的に有名かは知りませんが、ノーベル賞を受賞した教えベタの教授に教わるより、こうした教授に教えてもらう方が僕は価値があると思ってます。ハイクオリティの映像をダイヤルアップで見るよりも、そこそこ(すまんJavier)のクオリティの映像をブロードバンドで見る方が快適ですから。 彼曰く、 本屋のダイエットコーナーに行くとどんな本がある?食べながらやせる方法や、運動しなくてもやせる方法などの本が売られている。 一方、みんな頭の中では継続的に運動しつつ食事のバランスを調整することが、ダイエットには最適だということも知っている。投資も同じ。資産のバランス配分を考慮し、そのバランスに基づいて継続的に保有することがベストと分かりつつも、ちまたにあふれる「株式デイトレードで1億稼ぐ」といった類の本に手を出す。なぜならば、当たり前と思われている理論を実行するには規律と節制が必要で、それが時には苦痛を伴うから人は安易な方法に手を出そうとする。キャッチーなダイエット法で成功した人の後ろには失敗した人が幾多と居るように、デイトレードで失敗している人は無数存在する。もしあなたが ピーターリンチ の様な才能に恵まれていないのなら、規律と節制に基づいた投資をすることが最適。もし、ちょっとした遊びや勝負をしたいなら、資産の一部だけを割り当てるかラスベガスに行くべき。投資の最も難しい点は理論ではなく、その理論を実行するだけの忍耐と規律である。 至極当たり前のことなのだけれども、なるほどなぁと思いました。スポーツもなんでも、基礎を大事にしつつ目標に向けて階段を一段一段登った人が最終的に勝つように、投資も基礎理論(分散投資、長期保有)を大事に、「俺、昨日1日で100万儲けたよ」的な雑音に惑わされず投資を継続することが大事であることを再認識しました。 留学 ブログランキングへ

MBA授業:クラウドソーシング

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今週はIESEのニューヨーク校舎でInternet Enabling Strategiesという授業をとりました。最終日には CrowdSPRING 社のFounderであるRoss Kimbarovsky氏が授業に来てくれました。CrowdSPRINGという会社は、ロゴなどのデザインを依頼したい企業(依頼主)と世界中のデザイナーとをインターネットで繋ぎ合わせる会社です。例えば新商品のロゴデザインをある企業が作成依頼する場合、まずウェブ上に依頼内容の概要と受託者への報酬が記載されます。その内容と報酬を見て、世界各地のデザイナーは独自にロゴを作成しCrowdSPRING社に提出します。一方提出された実物を企業は見て、その中から最終的なデザイナーを選び、デザイナーは報酬を受ける形になります。 企業は実物を見て選べる上、世界各地に広がる無数のデザイナーの知恵にアクセスすることが出来ます。一方デザイナーは、学歴や経歴など不問なため、プロからアマチュアまで幅広く応募することができます。 今後ますますこうしたクラウドソーシングと呼ばれる流れが加速していくことは間違いないでしょう。ただ、この分野では、まだ日本の企業は聞いたことがありません。比較的ではありますが、日本では過去の取引実績を重視し、顔が見えない人へ委託することへの不信感が強いためだと思われます。しかし、ネットワーク外部性(「ユーザーが増える→そのプラットフォームの魅力が上がる→さらにユーザーが増える」というポジティブなスパイラル)が強く存在するクラウドでは、先行者が極めて有利な立場となります。気付いたら出遅れていたでは大変なことになるので、日本の企業は海外拠点を使ってでもクラウド競争に飛び込む必要があるかと思います(海外拠点を使うのは、日本の商習慣がクラウドを受け入れるのに時間がかかりそうだからです)。 しかし、僕はクラウドに進むことイコール良い事だとは思っていません。安いから、大多数の知恵の恩恵にあずかれるからといって安易にクラウドソーシングに走ると、最終的に「うちの企業って何が強みなんだっけ?」ってなってしまいます。 自分でウンウン悩みながらデザインを練ることやプログラムを組むことが自分の成長を促すように、ある程度は自社だけで知恵を練っていく必要があるのでしょう。 そうは...