バルセロナ vs バレンシア (2010.10.16)


強いじゃないかバレンシア!前半の15分くらいまではどっちがバルサか分からない試合運び。後ろでボールを回し、ホームのバルサが取りに来たところをサイドに散らして、素早いパス回しで試合をコントロールする。正直「これはやばいんじゃない?」って思いました。そんなことを考えていたら前半37分、右サイドを突破されバレンシアに先制点を許します。その直後も今度は右サイドから絶妙のクロスをあげられ、決定的なピンチ。ただ、ここはバルデスのスーパーセーブで難を逃れます。前半は「サイドに追いやり数的優位を作ってボールを奪う」というバルサの守備が効きませんでした。僕にはフィジカルコンタクトの少なさが一因の気がします。上述の決定的なピンチも、プヨル、マクスウェル、ピケの3人で1人のウィングをサイドに追いやっておきながら、3人の合間を縫うクロスを許しました。運もあると思いますが、センターをフリーにした以上、あそこは激しくタックルに行っても良いシーンだったと思います。前半は、なんとなくそうしたシーンが多く見られました。ベンチ入りメンバーの少なさが影響しているのでしょうか。

後半に入ってそうそう、我らがイニエスタがやってくれます。中盤から一人でボールを持ち込み、誰か(すみません分かりません)にボールを渡し、一人DFラインの裏へ。その誰かからスルーが出るのですが、そこにはオフサイドポジションの(多分)メッシ。メッシは機転を利かせ、ボールへの関与を放棄。そこにイニエスタが走りこんで、右隅に落ち着いて決めます。ようやくバルサっぽいゴールが見られました。

後半は疲労からかバレンシアのDFラインとFWとの間が空き始め、バルサのボール保持が高くなります。そうして迎えた63分。右サイドのセンターリングにプヨルがダイナマイトヘッド!「これが教科書通りのヘディングだ!!」と言わんばかりに、超人的な速度の弾丸がバレンシアゴールに突き刺さります。

これでカンプノウもバルサも調子づきますが、ビジャが決定機を何度も作り、何度も外します。ビジャは素晴らしい選手だと思いますが、運の無さと焦りを感じます。余計なお世話だと思いますが、Tranquiro(トランキーロ;スペイン語で「落ち着け」)と言ってあげたい気分です。

ここまで来てお気づきの人もいるかと思いますが、今回はメッシが完全に消えていました。運動量が少ない上に、多くのパスミス・トラップミス、更には自慢のドリブル突破は止められまくります。なんだか体が重そうな気がしたのは僕だけでしょうか。日本戦の影響だったら複雑な気分です。

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