スペインと日本の違い (トリビア編)

こっちのシャーペンの芯は折れやすく、いっつも試験中にイライラします。そんなことから、皆があまり目を向けないスペインと日本の(マイナーな)差に考えをめぐらしてみました。

1)文房具のクオリティが低い
シャーペンの芯は折れやすく、クリップはすぐに弾力を失い(時には始めから弾力が無い)、マジックペンはかなりの確率で裏写りします。そして、値段が高いです。ノートはA4サイズなら2ユーロ弱(200円程度)がほぼ最低価格かと思います。また、文房具のチョイスの幅はかなり狭いです。日本が異常なのかもしれませんが、蛍光ペンを買おうと思ったら2択程度になります。因みに、今使っているシャーペンの芯は北欧旅行時に買いだめした三菱UNIです。

もし、スペインに留学・転勤するという方がいるようでしたら、シャーペンの芯、クリップ、耳栓、消しゴム、ボールペンは日本から持ってこられることをお勧めします。

2)アイスが高い
なんでか知りませんが、アイスが全般的に高いです。こっちのコンビニに相当するOPENCOR(オープンコー)でアイスキャンデーを買おうものなら、2ユーロ(200円)程度覚悟する必要があります。ガリガリ君と同サイズで200円です。スーパーの場合、アイスキャンデーといったチョイスは激減し、ボックスアイスがメインになります。これも6本入りで3ユーロから4ユーロ程度。しかも1本が、ホームランバーサイズだったりします。

もし、スペインに長期滞在される方でアイス大好きな方は、日本でハーゲンダッツを食いだめしてくることをお勧めします。ヨーロッパだからハーゲンダッツが安いかと思いきや、日本より高いです。街中のアイスショップも、そんなに安いとは言えません。

3)ちょっとしたチョコが高い
M&Msやキットカット、スニッカーズなどの、ちょっとしたチョコが日本の1.2倍~1.5倍ほどします。原因は不明です。

4)野菜が苦い(ことが多い)
うまく伝わるか分かりませんが、全ての野菜が「日本だったら1カ月ほど早く収穫しているのではないか」という感じです。具体的には、歯ごたえが少し固めで、えぐみが強い感じがします。キャベツや長ネギに強く感じます。

生キャベツサラダが好きな方は、日本で死ぬほど食べてくるか、レンジで20秒ほど温める事をお勧めします。

5)マンホールが多い(気がする)
面積当たりの数を数えたわけではありませんが、多い気がします。特にオビエドは半端無く多かったです。原付にのる方は雨天は気をつけてください。

6)小数点がコンマで、100ごとの区切りがピリオド
例えば、1,000,000ならば100.000.000になり、0.14ならば0,14になります。もしかしたら常識なのかもしれませんが、最初スペインのエクセルをいじった時には頭が大混乱しました。スペイン版のエクセルをインストールすると初期設定がスペイン書式になっていると思うので、気をつけてください。

7)『パエリア』は本来は『フライパン、パエリアパン』のこと
スペイン語の言語学的には、パエリアそのものでパエリア鍋を意味するため、パエリアパンと言うとパエリア鍋鍋という感じにダブってしまうようです。イタリアのポー川、韓国のチゲ鍋みたいなもんでしょうか。今や、スペイン人もそんな語源など忘れているようですが。あ、もはやこれは日本との違いじゃないですね。

8)デザートの後にコーヒー
「ん、日本もじゃない?」って思われるかもしれませんが、日本の場合、デザート&コーヒーかと思います。しかし、こちらはデザートを完食した後にコーヒーが出てきます。僕としては、甘いデザートを苦目のコーヒーと一緒に食べるのが好きなのですが、スペインでは違うようです。これはスペインだけじゃ無いかも知れません。

などなど、住んでみると結構小さな発見に満ちていることに気づきます。もしこのブログを親切にも読まれている方で、「こんなんも違うんじゃない?」ってのがあったら教えてください。僕はこうしたじみーな発見が大好きなので。


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