MBA授業:チームワークで「そこにこだわる?」

いくつかのチームプロジェクトに追われ、最近バタバタしていて更新が途絶えておりました。

その中の1つですが、コンパクトカーで有名なSMARTを1993年に遡って再ブランディングするというマーケティングプロジェクトが今日終わりました。ポジショニングからターゲットの設定、ブランドの構築からマーケティングミックスまでを作り上げるというもので定量的な分析と創造性が問われる課題です。

2年生になるとチームは自分たちで組めるため、最近は極力色々な国籍の人とチームを組むようにしてます。今回は、アメリカ人、エジプト人、イタリア人、日本人2名という構成で臨みましたが、かなーり苦戦しました。

というのも2人のチームメートが、ブランド名で一切譲らないのです。更に、その内の1人は譲らないが自らは汗をかかないというおまけ付きです。ブランド名となるとコレと言う答えは無いので、僕は「まぁコンセプトに合致してれば、どれでもいいんじゃない」と、かなり客観的でしたが、2人は違います。最後まで「いやー、このブランド名ありえないでしょ。やっぱ俺はSMARTという名前以外あり得ないと思う」「これがSMART?ありえない。俺はZENS(彼が作りました。「センス」と読むそうです)が良い」を一貫。

チームワークという概念は国籍や文化によって異なるため、働きづらいことは間違いありませんが、むしろそうした苦労によって今回は色々と学ぶことが出来ました。というのも、相手の面子をつぶさない様にいったん合意しつつ「こうしたらもっといいんじゃない?」と返すワザが、彼らにも有効であることを確認できたからです。極めて日本的な方法ですが、我が強い人には国際的にも結構有効な方法な様です。当たり前に聞こえると思いますが、マシンガンの様に話し続ける彼らの間に飛び込み、彼らが黙っていられる時間ぎりぎりの中で関心を引き、すばやく提案まで持っていくことはかなり難しい技なのです。

それにしても、学校のプレゼンでブランドロゴだけに2時間以上もこだわる彼らの姿勢に、自分に無いものを発見しました。


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