論理と感情

同じ学校に通う1年生のブログに刺激を受け、「最近、自分について書いてないなぁ」と思うに至り、最近感じてる事をつらつらと書いてみます。

最近感じてるのが、感情が一番論理的なんではないかと。まぁ論理の定義によっちゃうのかもしれないのですが、人も自分も納得させられる表現方法が論理だとしたらです。

会社の人事部に先日「卒業後、どこいきたいの?」と聞かれました。色々な観点や原因結果といった構成を織り交ぜ説明しましたが、本音を言えば、結局のところ海外というフィールドで自分を試したいという入社以来の願望が根底にあるのです。

会社や売買行為など、僕の周辺は論理で動いています。何かをしたい!と思ったら、即座に「なぜ?」という質問が飛んできます。そして、そのなぜなぜ攻撃に備えて、知識を総動員して「なぜなら」防御を張り巡らせます。でも、結局のところ「それが好きだから。それをすると体と頭が楽しいから」という感情が答えなのです。

そりゃ、「日本に原子力発電所を作るべきですか?」という質問に対して、好き嫌いで答えるわけにはいきませんが、もし原子力という技術に魅かれて研究を続けている科学者の方がいたら、その方に「なぜ?」と聞いても、本音は「面白いから」という事なんじゃないかと思うのです。

MBAに来て、いままで以上に知識やノウハウを身につけました。きっと以前よりも論理的になったのかも知れません。でも、知識を身につければ身につけるだけ、自分に対して「なぜなぜ?」攻撃を始めてしまうのです。なんだか論理武装していないと、反論されて負けてしまう恐怖に駆られるのです。万人が納得する論理的な回答など無いのに、自分を質問攻めにすることでどんどん本音から遠ざかってしまう。そんな自分に最近気づきました。

結局のところ、「なぜ?」と聞かれたら「好きだからです」と答えることが一番論理的なんじゃないかと。なんでショパンの革命のエチュードが好きなの?なんでバルサ?なんでよっちゃんイカ?って言われたら、それなりの事は言えますが、結局のところ好きだからです。誰だって僕の好き嫌いを因数分解はできません。僕だってできません。

これからは、もっと好き嫌いに正直になれるよう頑張ろうと思います。ちなみにレアルは嫌いです。


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