MBA授業:在学中にやっておけばよかったこと

今僕の後ろでは荷物が次々と運び出されています。そう、引越しです。約2年間お世話になったこの部屋ともあと数日でお別れです。

MBA学生の引越しと言えば、必ず問題にあがるのが、
Q1.ケースを持って帰るか?
Q2.持って帰るとした場合、どうやって持って帰るか?

Q1の答えは、日本人の場合は高確率でYESの様です。目的としては、今後の利用&辛い日々の思い出というものがトップ2に上がります。もちろん、妻たちは「いらないんじゃないのぉ」という目で見ます。

Q2の答えは、しょうしょうばらけます。実家に送って余生に思い出にふける派もあれば、とりあえず引越し先に送って再度読み直す派も居ます。めんどくさがり屋の僕は、「後で見直す!」といって送っても、絶対に見直さないことを知っています。この点においては深い自己理解ができあがっています。

そこで取り組んだのが、自分にとって重要なケースとそうでないケースの分別です。重要なケースのみをファイルに閉じるのです。めんどくさがり屋の僕でも「これを読めばいい!」というファイルがあれば、多少は体を動かすものです(と信じています)。

しかし、言うは易し!分別は超大変です。700を超える全てのケース+付随参考資料を読み直すことなどできないので、記憶力+ケースにある自分の殴り書きを基に分類します。それでも、まるまる1週間はかかります。

卒業間近になると「あれをしておけばよかった」という反省が起こるものですが、僕の反省は次の2点です。

1.ケースのトップページに「日時、授業名、学んだ点」を書きこむこと
これがあると無いとでは、整理のしやすさが違いますし、後で見直すのも容易です。ノートの場合、書き込んだ内容と実際のケースとを一致させるのが大変ですし、2年間となるとノート自体が膨大になってしまい、今度はノートの整理が必要となってしまいます。

ケースタイトルの上や余白に、日時、授業名、及び学んだ要旨をメモるだけで、記憶も定着しますし、後に役立ちます。噂では、IESEの名物(?)教授パンカジ・ゲマワット氏は、ハーバード時代、毎週末にその週の授業を見直して要旨をまとめていたとか。わかっちゃいるけど、時間に追われてなかなかできないものです。

2.毎授業終了後、電子ファイルを整理しておくこと
この時代、紙ファイルよりも電子ファイルの方がボリュームが多いでしょう。バリュエーション・スプレッドシートや貸借対照表、新聞記事のPDFなど、もろもろです。

これらを後々見直すと、何が何だか分かりません。似た名前のエクセルファイルが複数あって、どれが最終版かわからないとか、授業順になっていないためケースと一致させるのに時間がかかるとか。

フォルダ名:授業名
ファイル名:日付+ケース名+ファイナルor仕掛品

とでもしておくと、後々分かりやすいかもしれません。

最後の最後で紙にまみれた僕の二の舞にならない様、皆さまは着々と進めてください。ちなみに「着々と進める」、これが僕に欠けた習慣の1つで、今年の改善目標でもあります。 あぁ、ブログのタイトル名も着々と考えなきゃ。


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