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2月, 2012の投稿を表示しています

『蹴りたい背中』 綿矢りさ

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読んでみたいなぁと思いながらも、なんだか少女漫画を男が読むかのようで敬遠していた『蹴りたい背中』を読んでみました。 『蹴りたい背中』 綿矢りさ ★☆☆☆☆ 1回だけしか読んでないけど、男の僕にはちょっと女子っぽすぎる。オリチャンというモデルの熱狂的なファンであるにな川君も、こころもち女性的だし。作品の流れや雰囲気はともかく、情景や感情を表現する力はさすが芥川賞作家だけあって、すげぇなぁと思わされる。 小説の勉強用として参考としていこう。再読は・・・時間があれば。

MBA受験:トップMBAの必読文献ービジネススクールの使用テキスト500冊

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『トップMBAの必読文献ービジネススクールの使用テキスト500冊』なる本が本屋さんにドドーンとおいてありました。最近は何でもMBA付けるなぁと思いながらパラパラとめくってみると、中身はファイナンスやオペレーションなど、米国MBAの各授業にて使われている教科書が500冊ほど紹介されています。メッセージは、無駄な本を読むより、王道の教科書を読め!といったところです。親切にも各教科書に対し、2ページから3ページほどのサマリーが付いています。 んーーーーー微妙。「MBAで使われる教科書=優れた参考書」 というロジックなのでしょうが、教科書は教授にって教えやすい書籍であって、生徒にとって独学しやすい書籍(参考書)とは言えないと思います。駿台の教科書は駿台の先生が教えるから分かりやすいのであって、独学するなら赤チャートや青チャート、大学への数学を選ぶ人が多いのではないでしょうか。しかもMBAの授業では1冊すべてを網羅することは無く、要点を絞って教授が議論してくれます。逆を言えば、教授がいない場合、1冊すべてをメリハリ無く読まなければならず、かなりの時間的負担となるでしょう。分厚いマッキンゼーの「企業価値評価ーバリュエーション」を読むのもいいですが、独学なら日系BPの「MBAバリュエーション」から入る方が僕はお勧めです。すべてはTPOかと。 いずれにしても、MBAのシラバスを寄せ集めて一冊にまとめ、おまけ程度の要約を付けて「MBAだから信用できまっせ」的なタイトルを付けると、市場価値が2,500円となることに驚きました。 留学 ブログランキングへ

『残念な人のお金の習慣』

週末になると本屋に通うのが何よりの息抜きになっている僕ですが、せっかくなら読んだ本を覚えておく意味でブログに投稿しておこうと思い、今日から始めてみることとしました。といっても変に紹介ビジネスみたいになるのは主旨が違うので、極力簡単に、備忘を付ける程度としたいと思います。 『残念な人のお金の習慣』★★☆☆☆ 1.備忘 いくら稼ぎたいのかを明確にする お金があっても心配事は無くならないが、お金は自分に対する社会の評価としての意味がある。評価が満足感ややりがいの一因となる事実は無視できない。  給料は①自分の携わっているビジネスの魅力度、②組織における自分のポジション、③自分の職能・希少性、によって決まる。①が将来見通して魅力的でなければ転職すべき。②は経営者、管理者、担当者の順で給与が下がるため、経営者を目指すべき。③の必要技能は立場、会社によって変わる。やみくもに資格取得へ走るべきではない。 賃金の高い仕事は、仕事の仕組みを作り出すなど時間当たりの生産性が測定できない類のもの。賃金は時間では無く成果と交換される。 より優れた成果は際限なく追求できるがゆえに、多くの時間を仕事に投入することとなる。このため、稼ぐ人は仕事への投下時間が多く、休日でも仕事のことを考えている傾向にある。休日はリフレッシュのためOFFモードに入る人ほど稼いでいない 。 物販、弟子入り、100冊の説明で品質基準を高める 2.その他 お金の習慣というよりも稼ぎ方(働き方)、稼ぐためのマインドセットに関する指南書。1章から3章までは3カ月に1回ほど読み返したい 第4章の投資関連は完全なる蛇足であり再読不要

MBA受験:大学ランキング(2012)

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そろそろ来年のMBA受験準備に入られる方もいるかと思い、最近の大学ランキングをまとめてみました。ご参考まで。 Financial Times Global MBAランキング 2012年度版 Stanford Graduate School of Business United States Harvard Business School United States Pennsylvania, University of - Wharton School United States London Business School United Kingdom Columbia Business School United States INSEAD France MIT Sloan School of Management United States IE Business School Spain IESE Business School  Spain Hong Kong UST Business School China Indian Institute of Management, Ahmedabad (IIMA) India University of Chicago: Booth United States IMD Switzerland University of California at Berkeley: Haas United States Duke University: Fuqua United States Northwestern University: Kellogg United States New York University: Stern United States HEC Paris France Dartmouth College: Tuck United States 20. Indian School of Business India 20. Yale School of Management United States 20. University of Oxford: Saïd United Kingdo

FCバルセロナに関する書籍へひとこと

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FCバルセロナの躍進によって最近、大量のバルサ本が出ています。あたかも選手のインタビュー盛り沢山みたいな体裁をとりながら、インタビューは1ページ程度であとは著者による勝手な分析みたいなのが多く少々腹が立っています。分析自体を非難はしませんが、その分析の根拠となる事実が少なすぎるのです。試合内容や試合結果そのものが事実だと言うかもしれませんが、そのプレーを選んだ選手の意見や監督の考えなどが憶測ではなく証言として明示されて、はじめてお金を取れる分析な気がしてしまうのです。 そんな不満を言いながらも、バルサと聞いてはほっておけない自分。。。散財と知りつつ最近読んだバルサに関する雑誌等を紹介します。 TIME 2012年2月6日版 メッシの特集が組まれていますが、ページ数は4ページのみ。ただし、よくあるバルサのメッシ特集ではなく、アルゼンチン代表としてのメッシにフォーカスを当てています。アルゼンチン国民がメッシをアルゼンチン人としてよりもカタルーニャ人として見ていること、メッシがアルゼンチン代表にかける責任感の重さがハンパ無い事が、他のプレイヤーの証言やアルゼンチン新聞記事内容などに基づいて書かれています。英文もさほど難しくないので、まぁ買って損はしなかったかなと思います。   Number 2012年2月23日号 昔は毎号買っていたNumberですが、最近はちょっとご無沙汰。でもこの表紙をみたら買わざるを得ません。そして内容は、、、、うーんNumberってもっと昔は良かったような。バルサの特集ではありますが、そのほとんどが記者の分析というか、独白というか。もちろんチャビやペップのインタビューもありますが、それも数フレーズとかそんなもので、ちょっと期待していたものとは違いました。 そうは言いいつつも、ガンバ遠藤が語るメッシなど、ちょこちょこ楽しめるところはあります。   グアルディオラのサッカー哲学 ペップの証言に基づいたチーム分析であり、ペップ研究であるためかなり「ほほー」となる部分が多い本です。ただ、超読みやすい体裁であり、ハードカバーでもあることから、立ち読みですませてしまいました。著者のファン・カルロスさんよ、ロシエント。   EL MEJOR AÑO DE NUESTRA VIDA 超一押しの写真集。他が