MBA受験:トップMBAの必読文献ービジネススクールの使用テキスト500冊

『トップMBAの必読文献ービジネススクールの使用テキスト500冊』なる本が本屋さんにドドーンとおいてありました。最近は何でもMBA付けるなぁと思いながらパラパラとめくってみると、中身はファイナンスやオペレーションなど、米国MBAの各授業にて使われている教科書が500冊ほど紹介されています。メッセージは、無駄な本を読むより、王道の教科書を読め!といったところです。親切にも各教科書に対し、2ページから3ページほどのサマリーが付いています。

んーーーーー微妙。「MBAで使われる教科書=優れた参考書」 というロジックなのでしょうが、教科書は教授にって教えやすい書籍であって、生徒にとって独学しやすい書籍(参考書)とは言えないと思います。駿台の教科書は駿台の先生が教えるから分かりやすいのであって、独学するなら赤チャートや青チャート、大学への数学を選ぶ人が多いのではないでしょうか。しかもMBAの授業では1冊すべてを網羅することは無く、要点を絞って教授が議論してくれます。逆を言えば、教授がいない場合、1冊すべてをメリハリ無く読まなければならず、かなりの時間的負担となるでしょう。分厚いマッキンゼーの「企業価値評価ーバリュエーション」を読むのもいいですが、独学なら日系BPの「MBAバリュエーション」から入る方が僕はお勧めです。すべてはTPOかと。



いずれにしても、MBAのシラバスを寄せ集めて一冊にまとめ、おまけ程度の要約を付けて「MBAだから信用できまっせ」的なタイトルを付けると、市場価値が2,500円となることに驚きました。






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