FCバルセロナに関する書籍へひとこと

FCバルセロナの躍進によって最近、大量のバルサ本が出ています。あたかも選手のインタビュー盛り沢山みたいな体裁をとりながら、インタビューは1ページ程度であとは著者による勝手な分析みたいなのが多く少々腹が立っています。分析自体を非難はしませんが、その分析の根拠となる事実が少なすぎるのです。試合内容や試合結果そのものが事実だと言うかもしれませんが、そのプレーを選んだ選手の意見や監督の考えなどが憶測ではなく証言として明示されて、はじめてお金を取れる分析な気がしてしまうのです。

そんな不満を言いながらも、バルサと聞いてはほっておけない自分。。。散財と知りつつ最近読んだバルサに関する雑誌等を紹介します。

TIME 2012年2月6日版

メッシの特集が組まれていますが、ページ数は4ページのみ。ただし、よくあるバルサのメッシ特集ではなく、アルゼンチン代表としてのメッシにフォーカスを当てています。アルゼンチン国民がメッシをアルゼンチン人としてよりもカタルーニャ人として見ていること、メッシがアルゼンチン代表にかける責任感の重さがハンパ無い事が、他のプレイヤーの証言やアルゼンチン新聞記事内容などに基づいて書かれています。英文もさほど難しくないので、まぁ買って損はしなかったかなと思います。 




Number 2012年2月23日号

昔は毎号買っていたNumberですが、最近はちょっとご無沙汰。でもこの表紙をみたら買わざるを得ません。そして内容は、、、、うーんNumberってもっと昔は良かったような。バルサの特集ではありますが、そのほとんどが記者の分析というか、独白というか。もちろんチャビやペップのインタビューもありますが、それも数フレーズとかそんなもので、ちょっと期待していたものとは違いました。 そうは言いいつつも、ガンバ遠藤が語るメッシなど、ちょこちょこ楽しめるところはあります。 




グアルディオラのサッカー哲学

ペップの証言に基づいたチーム分析であり、ペップ研究であるためかなり「ほほー」となる部分が多い本です。ただ、超読みやすい体裁であり、ハードカバーでもあることから、立ち読みですませてしまいました。著者のファン・カルロスさんよ、ロシエント。 





EL MEJOR AÑO DE NUESTRA VIDA

超一押しの写真集。他が無くても、これだけあれば幸せになれるバルサファン必携の写真集になります。試合後のロッカールームで選手がチャンピオンズリーグカップの写真を携帯で撮りあっている姿や、誰かに携帯メールを打っている姿など、バルサ内部に入り込んだ唯一の写真集です。各写真にはカタルーニャ語、スペイン語、英語の説明が添えられています。毎年新しいものが出ますが、残念ながら日本のアマゾンでは買えないようです。今年の4月にクラシコ観戦でバルセロナに渡るため、欲しい方がいれば買ってきます。 




ELS MENS DE LA MASIA

相当売れたらしいのですが、
海外ではほぼ入手不可能?
こちらもバルセロナで購入した一冊。カタルーニャ語とカスティージャ語(通称スペイン語)版の2種があります。チャビ、メッシ、ピケ、イニエスタ、プヨル、ボーヤン(懐かしい)など、現在活躍するバルサ選手の若手養成所(マシア)時代の写真と説明が載っています。これは、相当レアな写真が含まれており、マニアにはたまりません。ただ、こちらも何処で買えるのやら。どうもバルセロナの書店じゃないと入手が難しそうです。

 結論としては、やっぱり母国語で書かれた本の方が内容は深いですし、価格も安いです。かなり当たり前の結論ですが、悲しい事実でもあります。

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