EURO2012 オランダ v.s. デンマーク

0-1でデンマークの勝利。これを監督の差というのでしょう。ボールポゼッションでは圧倒的だったオランダですが、攻撃は完全に個人技に走り、ディフェンスは今大会一番のザルっぷりを見せました。

前半開始早々と後半開始から後半15分くらいまではパス交換がなされたオランダですが、それ以外は各人がボールを無駄に保持しスペースを消してしまうという悪い流れ。パスが良く回せた時間帯も、個人の意思疎通で回しているだけで、特段の戦術的意義を感じません。

スナイデルが圧倒的な視野の広さと運動量と闘争心を見せましたが、右サイドでは無駄にロッペンがボールを止め、ファンペルシーはポストプレーを忘れ裏への飛び出しだけに集中し、デ
ヨングは右で孤立するロッペンのフォローに入らずテクテク歩く。ディフェンスはラインを統率するリーダーを持たないためデコボコで、左サイドは無限に裏をかかれ続ける。前がかりになる前線を両ボランチがコントロールできないため、ディフェンスと前線が完全に二分する。こんな具合です。

個人技だけではこのグループは抜けられないと思います。同じく個人技に頼りがちなポルトガルなら倒せるかもしれませんが、ドイツは無理でしょう。残念ですが監督の力不足と思われます。

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