EURO2012決勝 スペイン v.s. イタリア

ロシアでの前回大会、フェルナンドトーレスが裏へぬけだし見事なゴール!2008年、MBAの受験勉強まっさかりに見たスペイン優勝のシーンは今でも覚えてます。

実物を見た事無いスペイン代表が、世界中を(少なくとも日本の僕を)寝不足にさせていることに感動しつつ、「なんだか、こいつらと比べると俺って小さい存在だな」となぜか凹んでいました。

それから4年。フェルナンドトーレス、シャビ、イニエスタ、セスク、シルバ、カシージャス、まだ彼らは活躍しています。しかも、再び優勝。4年という長い時間、抜きつ抜かれつのサッカー界で世界一を走り続ける彼らに、

「なんだか、比べる事自体が笑っちゃう。もう、僕はこのサッカーを見れた事が幸せだ!」

という訳分からない域に達してしまいました。

中2日の疲れからか、イタリアの中盤プレッシャーの弱さは開始直後から見てとれました。予選リーグの第1戦と比べれば7割位のプレス。ただ、予選リーグが出来すぎだったのかもしれません。ポゼッションサッカーはスタミナとの勝負。慣れずにやると疲労が知らず知らずに蓄積されます。ポルトガルもしかり、スペイン相手に単発勝負ならソコソコ戦えるチームも、トーナメントを連戦するには、予選リーグで見せたプレスは過剰だったのかもしれません。

翻ってスペインは、選手間の意思疎通や斜め後方からのチェーシングといったルールが徹底されており、いかにも「ボールポゼッションに慣れてます」といった感じ。体力落ちてもサブがしっかりと穴埋めします。

前半、セスクがイニエスタからのスルーをゴール前で受け、DFを背負いつつゴールに向かってサイドをえぐります。そこからマイナス方向に弾丸クロス。そこにあったのはシルバの頭。クロスに頭を合わせたのか、頭にクロスが合ったのか・・・ともかくも、弾丸ヘッドがゴール左サイドへ突き刺さります。コレで1点。

そこから、イタリアが息を吹き返します。スペインの右サイド、シルバの後ろを狙いに狙っていきます。正直右サイドDFアルビオルだけ、最後までスペイン代表に馴染めて無かったような。。。

おお!イタリアもやるね!と思った矢先、中盤でボールを奪ったスペイン、シャビがドリブルでスルスルっと前へ。シャビの前にはスペイン選手は0。なんじゃ?この数的不利は!と思ったら、ジョルジ・アルバ(スペイン語ならホルヘ、でもカタランだからジョルジ!)がシャビの左横を突っ走る!そこにシャビのスル―がラインぎりぎりにホイッ!!!たった2人で1点。こんなカウンターもあり?的なゴールです。

このあとは後半から入ったモッタが、ドリブル中に腿の裏を抑えてダウン。既に3人の交代枠を使い切っていたイタリアは10人に。

「10人になって、むしろスムースにプレーするチームもありますからね」

というアナウンサーの言葉をあざ笑うかのような、スペインの猛烈プレス。パワープレーにしようにも、10人相手にあそこまで前からプレスをかけられちゃピルロもお手上げ。

そんな一方的な展開で、3点目、4点目とスペイン追加点。ビジャとプヨルは試合終了前なのに既にブラックベリーの画面を見つめてメッセージング。圧勝です。

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