トップによる部下への所信表明のあるべき姿

今日、会社でボスによる所信表明がありました。目指す方法、なぜその方向を目指すのか、目指す為に日々行う事、こんなことが語られました。

とてもまっとうな内容です。

でも、なにか違和感を感じるのです。もっともだからこそ違和感を感じるのです。そして、終わったあとに前向きな気持ちで席を立とうという気持ちにならなかったのです。

監督による選手へのコミュニケーション。2つあると思います。1つは練習中に行う、動き方などの所作に対する継続的コミュニケーション。もうひとつは、試合前や試合後に行う、選手の戦う気持ちを引き起こすコミュニケーション。

この2つ目の要素がなかったのです。「この人のために戦おう」「この理想のためなら頑張れる」というビジョンであったり、夢であったり、「かっこいい」と思える姿がなかったのです。

ビジョン、夢、かっこよさ無くして、まっとうな内容や所作だけをコミュニケーションされると、なんだか「違うんだよなぁ」っていう気持ちになってしまうのは僕だけでしょうか。

トップになれば、少しは夢想していいと思うのです。まっとうじゃなく、夢想。そして、その夢想を引き受ける責任を自ら表明する。そして、夢想を実現するために部下を引っ張り続け、部下も夢見れることの責任を表明する。それがトップによる所信表明であってほしいと思います。

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