ムクドリ対策への一案

夏場を迎え、駅前の街路樹にムクドリがやってきました。今の場所に引っ越してきて3年目ですが、過去2年、この時期になるとムクドリの大群がやってきます。

夕方18時ごろから、どこからともなく集まり始め、夜20時には「ギャーギャー」と叫びまくります。そして、翌朝になると大量のフンと羽が道路に拡散し、異臭を放ちます。

どうも日本中の自治体がムクドリとの格闘を続けているようで、ムクドリが嫌がるであろう音を流したり、枝を伐採したり、ネットをかけたり。

僕の地元では、枝の伐採で対応しています。それが、約480万円の公共工事。公共工事なので落札金額が開示されています。

清掃はわかりませんが、おそらく10人日くらいですかね。1人でやると10日程度ということ。交通整理する人なども含んでです。時給1,000円で1日8時間労働とすると、10人日だと8万円。そこに清掃機器代を含めると、1回20万円くらいでしょうか?ひと夏に10回清掃すれば、200万くらいです。

そうすると、1シーズンの対策費として約700万円くらい。

この対策費が高いか安いかは分かりませんが(だからこそ公共作業なのでしょう)、この対策を行っても結局ムクドリのすみかが少しずれるだけ、ってのが問題です。僕の地元でも、ムクドリ達は100メートル先の木に移住しました。

僕の考えでは、退治+掃除では永久にこのサイクルは終わらないのではと思うのです。だったら、公園(郊外や河川敷など)や寺社などに、ムクドリの木を作ってあげてはどうかと。ムクドリが嫌がる音ではなく、ムクドリが好む音やにおいを出して、その一角に集中する様に誘導するのです。

もちろん周辺の住民は不満でしょうから、防音や防臭の設備構築は必要だと思います。そうした設備構築・維持費については、周辺自治体から上記の対策費の一部を当てます。ゴミ処理と同様、ムクドリ集めてあげてんだからお金頂戴!理論です。

同様に、上記対策費の一部を対象公園や寺社の改良・改善に当てる事で、周辺住民にとってムクドリによって土地代が下がるような経済的負担を無くします。

まぁ、効果がどこまであるか不明ですが、毎年700万円を日本全国の自治体が支出しているならば、抜本的な解決策があってもよいかと思います。

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