ごま油がグローバル過ぎて抱える課題
ごま油を買う際に、どんな胡麻使ってんだろう?と思って裏をみたら、原材料名が
「食用ごま油」
知ってるよ。だって僕、ごま油買おうと思ってたし。
「おいおい、原材料名表示ってなんなんじゃい!!」
と思ってちょっと調べたら、ごま油が抱える課題がそこにはありました。
どうも、ごま油製造会社が平均的に用いる供給先が5〜7カ国もあるらしく、更に供給先は毎年の生産状況に応じてダイナミックに変化するようなのです。
このため、ごまの供給先をその含有重量順に表示をすると、ダイナミックな含有比率の変化に表示がついていけないのです。生産状況に応じて供給先がコロコロ変わるので、表示ルールを厳格に適用すると違反が多発し、結果ごま油の供給自体が危機にさらされるのです。
さらに、油は「食品の中で塩、砂糖(ともに結晶)に次ぐピュア
な物質。同一の原材料で、共通する製造法であれ
ば、品質、味覚に生産国による差は生じ得ない」とのこと。なので便宜上、原材料名が「食用ごま油」にしてあるようなのです。
日本植物油協会さん、お疲れさまです。
参照サイト: 「植物油の原材料と表示」
コメント
コメントを投稿