海外MBA 受験:10.ESSAY対策 Part 2
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- カウンセラーとの契約
- 2~3週間 (ミーティング回数 2~3回程度)
- レジュメ(日本で言う履歴書です)作成を通じた、棚卸作業。ここはカウンセラーが、あなたの強みや弱み、実績や経験を把握する場で、後々のEssay方針に深く関わります。従って、見栄や遠慮、羞恥心を捨て、腹を割って正直に話をしましょう。
- 3週目ごろ
- 出願スケジュールの検討。自分の行きたい大学、学びたい分野、各大学のお題、GMATやTOEFLの点数などから、どの大学にどのタイミングで出願するかを検討します。夏ごろから徐々に、各大学のホームページを読んでおくことをお勧めします。トップページでその大学が何を強調しているかと、全体生徒数、外国人比率などの基礎情報だけでも大変役立ちます。夏ごろからと申し上げたのは、9月ごろから始まる各大学の説明会やMBAフェアなどのイベントで、Essayや大学選びにつながる具体的な情報収集に役立てるためです。
- 3週目~4週目以降
- 目標大学のお題にむけたEssay作成
- 受験者が起稿し、その内容についてカウンセラーと議論し、受験者が改良する。という作業の繰り返しになります。
情報収集の部分をハイライト致しましたが、これはとても重要な点となります。トップ5程度のスクールは関係ないと思いますが、その他の大学の採用者が気にする点として、合格後の入学率になります。入社採用プロセスと同じで、採用者は内定者をどれだけ自分の大学に入学させるかが評価の1部に入っているようです。「100人合格通知送ったのに、3人しか来ませんでした」では、「しっかり採用プロセス組んだのかよ?」って上に怒られるのは明白ですし。そこで、Essayやインタビューの中で、「この受験者は、本当にこの大学に来たいのだろうか?」という点をチェックしてます(前回のブログで書いた「成功者の要件」はもちろんチェックしてます)。
皆さんも既にこれくらいはご存知かと思いますが、問題はどのようにしてその大学への熱意を表現するかになります。「貴校の外国人比率の高さに魅かれました」「ファイナンスを磨きたいので貴校を選びました」ぐらいは、誰でも書けます。従って、自分なりに色々調べた情報や、自分の目標や経験に合致する大学の特徴を、極めて具体的に書く必要があります。情報源として、大学のサイトはもちろんですが、いかんせん誰でも情報を仕入れられますし、良い事しか書いてありません。そこで、卒業生や在校生の意見が重要なソースとなります。Essayが修羅場を迎える12月や1月に後悔しないよう、8月ごろからWikipediaのコピーを電車内やトイレで読むなど、コンスタントな情報収集をお薦めします。
情報収集時のポイントですが、卒業者・在校生は自分の大学を誇りに思っているので、幾つかは具体的な質問をしないと、全ての大学が「良い大学」というだけで終わってしまいます。MBAの1年目は総じて体力的、時間的に厳しいため、結婚されている方は奥さんが1人で楽しめる学校/街かどうかなどは、聞いておいても良いと思います。また、MBA取得者であっても卒業校以外の情報はみなさんと同じレベルであること、情報を持っていても古いことが多いため、相対評価はさほど当てにしなくて良いかと思います。
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