海外MBA 受験:11.出願
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出願プロセスについて、概要から一般的なスケジュールをご説明します。
出願プロセスについて、概要から一般的なスケジュールをご説明します。
概要
多くの大学において、出願受理については締め切りを設けております。それも1回の締め切りではなく、3回から4回程度が一般的のようです。受験者は、自分の準備状況(Essay、GMAT、TOEFL、推薦状)を見ながら、どの締め切りまでに出願するかを決めます。
例えば、ハーバードであれば2011年9月入学者に対し、以下の締め切りを設けております。
Application Periods: | Application submitted online by 12 noon Boston time: | Notification of the MBA Admissions Board's decision: | |||
---|---|---|---|---|---|
Round 1 | Friday, October 1, 2010 | Tuesday, December 14, 2010 | |||
Round 2 | Tuesday, January 11, 2011 | Tuesday, March 29, 2011 | |||
Round 3 | Thursday, March 31, 2011 | Thursday, May 5, 2011 |
各大学、似たようなスケジュールを組んでいるため、受験者は全ての志望校の締め切りをにらみながらスケジュールを組む必要があります。
審査の方法ですが、大きく分けて2種あるようです。1つはラウンドごとの審査で、もうひとつはローリング審査になります。ラウンドごとの審査とは、各ラウンドの締め切り後に全てのアプリケーションが開封され、審査される方法です。一方、ローリング審査とは早く提出した人から見ていくという審査方法です。ローリング審査では、締め切りはあるのですが、早いもの順で合格者が輩出されていくため、準備が出来ているようであれば早期に出願した方が良いと言われております。
良くある質問として、「第1ラウンドで出願する方が有利か」というものがあります。アドミッションは「差は無い」と言いますが事実のほどは解りません。ただ、第3ラウンド以降は合格枠が減ってきているため、一般的に不利だと言われているようです。
また、最近ではEarly Decisionと呼ばれる仕組みを取り入れている大学(Columbia等)もあります。これは、合格した場合、1~2週間の間にデポジット(50万円程度)を支払い、「他の受験中の大学については、受験を取りやめます」という宣誓をする必要があります。Early Decisionは、特有の締切、審査スケジュールを有しているようです。第一志望の大学が採用しているようでしたら、積極的に検討して良いかと思います。
良くある質問として、「第1ラウンドで出願する方が有利か」というものがあります。アドミッションは「差は無い」と言いますが事実のほどは解りません。ただ、第3ラウンド以降は合格枠が減ってきているため、一般的に不利だと言われているようです。
また、最近ではEarly Decisionと呼ばれる仕組みを取り入れている大学(Columbia等)もあります。これは、合格した場合、1~2週間の間にデポジット(50万円程度)を支払い、「他の受験中の大学については、受験を取りやめます」という宣誓をする必要があります。Early Decisionは、特有の締切、審査スケジュールを有しているようです。第一志望の大学が採用しているようでしたら、積極的に検討して良いかと思います。
全体スケジュール
- 出願
- 出願後3週~1カ月程度でインタビューの要請(大学によっては受験者全員にインタビューを義務付けるところもありますが、多くの場合書類審査で選ばれた人だけが要請されます)
- ラウンド毎に定められた合格発表日にメールもしくは専用サイトにて合格/不合格通知(ローリング審査の場合、不定期に合格/不合格通知がとどきます)
- 合格通知後、およそ1カ月以内にデポジットの支払。(Early Decisionは1~2週間程度)
出願詳細と注意点
出願はインターネットで行います。一般的な流れは以下の通りです。
- 各大学のサイトで出願ページにアクセス
- 基本、トップページ→Full Time MBA→Admissionと進めば見つかるかと思います。(シカゴの例をリンクします)
- 自分のログイン情報を登録
- IDとパスワードを取得
- 同IDとパスワードにて出願ページにログイン
- 基本情報を入力。推薦者の名前、アドレスを登録すると、自動的に推薦者に推薦用ページのURLが送付されます。
- レジュメやEssay、GPAのアップロード(場合によっては、指定箇所に記入)
- 全ての書類が整っていることを確認後、出願料を支払(オンライン)
- (大学によって)卒業証明書、成績証明書原本の送付
出願は簡単に聞こえますが、ネイティブでない日本人には、1校当たり軽く半日以上はかかります。特に最初の数校は準備がないため時間がかかります。
なぜかというと、
- 大学に応じて提出フォーマットが異なるため、ファイルを微調整する必要がある。特にEssayをアップロードではなく指定個所に記載させる大学において、ワードからEssayのコピペを行うと、頻繁に文字化けが起こるため要注意。
- 大学によってはプチ・エッセイのような項目が盛り込まれている。
- 趣味など仕事外の活動とそこでの成功事例
- 過去滞在したことのある国名と滞在日数や目的 等
- 会社の概要説明や職務の説明など、英文ライティングの項目が多数含まれる。
- 大学によって、GPAの計算用に専門のフォーマットを設けているところがあり、フォーマットの理解及び記入に時間がかかる。
といった理由が挙げられます。 また、推薦状のアップロードは推薦者のスケジュールに左右される上、推薦者は推薦状アップロード以外にも様々な項目を埋める必要があるため、予想以上に時間がかかる、といった受験者以外の要因にも起因します。
ログイン情報の作成は、出願の意思に関わらず行えますし、無意味にログインしたからと言って受験にマイナスに働くことは一切ありません。従って、志望校数校をピックアップして、早めにログインすることをお勧めします。また、早めにログインして面接日を選んでおかないと、面接が現地でしか受けられなくなる(Kellogg)、などの特異な例もあります。ログイン後、出願に共通する項目については、英文を起こしておくと、後々使い回しが効いて便利です。
最後の最後でテンパ って違うEssayを添付してしまったなどのミスが起こらないように、小さな準備だけでもしておいてください。私は、エクセルで大学名、ラウンド締切日、締切時間(東海岸時間、中央時間、西海岸時間かによって変わります)、必要書類(卒業証明書実物を送付すべきか、アップロードだけでいいのか等)を管理しました。また、パソコンでは大学別にフォルダを分け、レジュメ、Essay、証明書PDFまで、全てのセットを大学ごとに管理しました。
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