スーペルコパ:まずは一冠(バルサ対セビージャ、8月21日)

前回アウェイで1-3と負けたバルサですが、今回は4-0と圧勝です。オウンゴール1点にメッシのハットトリックと完全に王者の貫録を見せつけました。

スタメンは、
GK バルデス
DF ピケ、アビダル、アウベス、マクスウェル
MF シャビ、ケイタ、ブスケッツ
FW ペドロ、メッシ、ボージャン
とスペイン代表組からビジャ、イニエスタ、プヨルを除いた5選手を起用しています。

セビージャは
15日 スーペルコパ初戦
18日 チャンピオンズリーグ プレーオフ(アウェイ@ポルトガル)
21日 スーペルコパ第2戦(今回の試合)
24日 チャンピオンズリーグ プレーオフ(ホーム)
と試合が立て込んでおり、最初から若干動きの鈍さを感じました。リーグ期間中ならこれ位の試合数は当たり前ですが、リーグ開始前の段階でこれだけ試合を組むと、動きの鈍さがでても仕方ないかと思います。ルイス・ファビアーノは最後完全に疲れきっていましたし。2点目のゴールなど、「なぜソコが空いている?」って程ディフェンスの間が空いており、メッシへ絶妙のスルーを出したシャビも「そんなに空けていいの?パス出すよ?」的な感じでした。

試合はバルサが圧倒的にボールを保持し、全てバルサペースで進みました。熾烈なスタメン争いが予想されるフォワードではスタメンを勝ち取ったボージャンが積極的に仕掛け、背中から「決めてやる!!」という意地を感じました。

前半を3-0で折り返したバルサは、後半15分頃からボージャンに代えてイニエスタ、ペドロに代えてビジャを投入します。両者とも強烈な拍手に迎えられてピッチに入りました。ワールドカップ決勝でさらに株を上げたイニエスタに至ってはアップの段階からスタジアム全体にイニエスタコールです。

得点には至りませんでしたが、ビジャはいつも通り左に大きく張り、攻撃・守備ともにとても積極的に仕掛けていました。またスペイン代表で培われたコンビネーションなのでしょう、シャビ、イニエスタとの連携はかなり良い感じです。

イニエスタはゴールポストぎりぎりまでえぐって、中央のメッシに落ち着いてマイナス方向のパスを出す(4点目)など、スピードとキレについてはほぼコンディションが整っているようです。あとは怪我さえしてくれなければ。

ディフェンスでは、ピケと共にセンターバックに入ったアビダルが安定した守備を見せており、グラウディオラ監督は1つ選択肢を増やしたと思います。僕にとって嬉しいのは、マクスウェルがプレシーズンマッチを通じて、極めて積極的になったことです。今回もナバスの背後を狙った攻撃を仕掛けており、ナバスを完全に封じ込めました。

全般的に素晴らしい試合でしたが、気になる点をあえて言えばスタミナです。代表組の数人はまだ1試合を戦えるだけのスタミナを整えていないようです。シャビは後半20分以降は影をひそめましたし、メッシにも後半最後には疲れを感じました。イニエスタ、ビジャは後半投入である点から推測するに、まだ1試合戦うだけのスタミナが付いていないのでしょう。リーガ開幕まであと約1週間であることを考えると、どこまでコンディションが整うのかが少々気がかりなところです。

もう1点は、新加入のアドリアーノです。プレシーズン通じてまだ「俺、何処で何すりゃいいんだ?」って感じです。後半最後にシャビに代わって入りましたが、何もすることなく終わりました。慣れるまで時間が必要でしょうが、チグリンスキーが抜けた今シーズン、早く慣れてもらいたいものです。

最後の懸念はシャビの髪型です。あのトレードマークとも言える3方向へのスネオスタイルを捨て、今日はパーマスタイルだったように見えます。パーマスタイルも似合っているのですが、僕にはあの髪形にポリシーを感じていたので、ぜひ戻ってもらいたいです。

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