初の三ツ星レストラン訪問


ミシュランで三ツ星の評価を受ける「サン・パウ」というレストランに行ってきました。バルセロナからR1という郊外電車で約1時間、St. Pol de Marという駅から徒歩数分のところにあります。日本橋コレドにも分店があるようです。

世界一のレストランと名高いエルブジもそのようですが、最近和食のテイストを入れることが流行りのようです。サン・パウではおしぼりが出されますし、「ゆず」「てんぷら」「だし」などの単語がメニューに散らばってます。和食が評価されるのは嬉しいのですが、和食になれた僕としては、斬新さに欠けてしまうのです。メインに出たマグロのほほ肉の料理などは、見た目「良質なマグロのカマの照り焼き」で、味も予想通りの味でした。

でもこうした和テイストの料理は、スペイン人には斬新なんだと思います。浮世絵がピカソに影響を与えたように、日本人には普段見慣れた和食が今スペイン人にインスピレーションを与えているのでしょう。 きっと、近い将来こうした和洋のコラボレーションからピカソの作品の様な、全く新しいものが生まれると信じています。

お店ですが、ウェイターやソムリエは素晴らしい対応をしてくれますし、シェフも最後に一席づつ挨拶にきてくれます。全然鼻高々な印象はありません。本当に良い店だと思います。ただ、僕は素材をそのまま味わうのが好きなタイプなので、サン・パウの料理は「凝っているのだけど、そのまま食べた方がいいじゃないの?」という印象を受けてしまいました。三ツ星レストランなので他の皆さんには凄い美味しいのだと思うのですが、僕にとっては海沿いのアットホームな星無しレストランという感じです。わかる人にはわかる味なのかもしれません。食文化の普遍的評価(ミシュランの星)ってのは難しいものですね。

3時間かけてコースを腹いっぱい食べ、シャンパン+白ワインで1人170ユーロ程でした。 


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