MBA受験:欧州MBA(特にIESE)のゆる~いススメ

徐々に欧州MBAを選ぶ人も増えてきましたが、まだまだマイノリティです。僕自身、アメリカの大学数校から合格をもらった際は、心が揺れました。MBAは「何を学びたいか」で選ぶべきですが、僕の場合はそれに加え「どれだけ自分を差別化できるか」を考えました。日本人の卒業生が多ければ多いほど、なんか自分の経験が希薄化しちゃいそうだし、学校名を無意識に背負いそうなので。

それ以外にもたくさんの良い点が欧州MBAにはあります。 

多国籍な学生構成 
難しい事抜きに楽しいです。どの国に行っても友人がいるため、「スリランカに行くんだけど、どの店が美味いの?」っていうレアな情報が交換できたり、「今週末、俺のホームタウンのカイロへ個人ツアーを組むよ!」みたいな機会が豊富です。多国籍がゆえに日本への関心も高く、こちらも必死に勉強しておく必要があります。

多様な文化
こっち来て実感しました。来る前は、「ヨーロッパは閉じた世界。アメリカ(ニューヨーク)の方が異文化融合の地」とまで思いこんでました。ヨーロッパの人々すみません(笑)スペインだけでも、ローマ帝国の入植地から始まり、イスラムによる支配、ゴート族の移住、キリスト教によるレコンキスタ、南米への植民地拡大、経済発展による大量移民など、数千年にわたって様々な文化を受け入れて来ています。建築物を見るだけでも、その融合の歴史は見て取れます。時には、「外観はゴシックだけど、内装はイスラムで、ファサードはロマネスク」などグチャグチャです。欧州では、ある文化が異文化を吸収していくプロセスを肌で感じることが出来ます。

EU
壮大な政治的実験を目の前で楽しめます。通貨統合は、旅行の際に大いに恩恵にあずかれます。

食事
サグラダファミリアを見下ろすテラスに座り、スペインワインを舐めながら生ハムとタパスを楽しむひと時は脳が溶けるほど最高です。ブルゴーニュやボルドーでワインセラー訪問し、チェコやドイツで地ビールを呑んだくれ、イタリアで本場のピザ・パスタに舌鼓をうち、クロアチアでジェラートを別腹に放り込む、なども土日で十分楽しめます。

旅行
ヨーロッパ圏内にはライアン・エアーやEasy Jetなどの格安航空会社が数多く就航しているため、安価で様々な国に訪問できます。また、日本からはなかなか行きにくいアフリカ、中東もすぐそこです。さらにさらに、スペインは最多の世界遺産ホルダーです。

サッカー
バルセロナのサッカーを毎週のように生で見れる生活は、本当に夢のようです。

その他スポーツ
アメフトはありませんが、ツール・ド・フランスやF1、競馬、ラグビーなどスポーツは本場です。

パートナーの満足度
IESEに限るのかどうかは解りませんが、奥さんの満足度は半端なく高いです。車無しで生活できますし、夜でも治安が良いのが特徴です。
                    勉強も大事なのですが、実体験(遊び?)もやっぱり大事です。これを機会に欧州MBA、いやスペインMBAを検討してみてください。そういう僕は只今北スペイン(サラゴサ→ビルバオ→オビエド→ラ・コルーニャ→サンティアゴ・デ・コンポステーラ)旅行中&呑んだくれ中。ピンチョス、半端なく美味いっす!呑んだくれの話はまた別途。

                    コメント

                    このブログの人気の投稿

                    MBA授業:1年目って本当に辛いの?

                    欧州MBAへの潮流は一時的?

                    海外MBA 受験:11.出願