設計ミス?ヤンキーススタジアム

大学の友人がヤンキース戦を見てみたいとのことで、サッカーファンに怒られない程度の野球観戦をしてきました。

ヤンキースタジアムはマンハッタンから地下鉄で20分程度のところにあります。ヤンキースとヤンキーを結びつけてしまう僕にとって、ヤンキースタジアムに向かう地下鉄は北斗の拳の末期的世界と想像していましたが、極めて平和な雰囲気です。というか、本当にみんな熱狂的なファン?と疑ってしまうくらい平和です。

駅に着くと、そのままゲート4のチケット売り場に向かいます。30メートルほどの列に並んでいると、案内員の若いお兄さんが「175ドル以上の席しか空いていませんよ~」とのたまわっています。おいおい野球に175ドルも払えんよとなり、当日券売り場まで来ておきながら翌日のチケットを買うことに。 当日券売り場で翌日のチケットも買えるのですが、そこでも「29ドルの立ち見席か、175ドル以上の席かどちらかだねぇ」とのこと。並んで入った寿司屋で「いらっしゃい!ガリか大トロどっち?」って言われた気分で、29ドルのガリを購入。

翌日(今日)、再びヤンキースタジアムへ。3階に上がり、指定された立ち見場所へ。そもそも立ち見に指定席があるのかよと思ってましたが、ありました。アルミの安っぽいバーカウンターみたいなのがあって、そこに番号が振られています。 番号の前まで来て、ふたたび驚愕の事実。カウンターの後ろに立ってグラウンドを見おろすと、立ち見席と指定席を分ける柵が見事に視界を遮ります。1塁側の上段から見下ろした時、柵にかからずに見える場所が3塁側ファールグラウンド。こりゃ、3塁コーチャズボックスマニアだけが喜ぶ席です。なぜこれが有償で売られているのかが分かりません。

しかたなく、外野方面に移動し見下ろす角度を鈍角にすることで柵問題はなんとかなりましたが、多分これは設計ミスでしょう。 それにしても、こんなに席の価格が高いと思いませんでした。家族で見に来てるアメリカ人など、席100~200ドル×4人+ホットドッグ10ドル×4人+ドリンク5ドル×2本×4人で総額480ドル~800ドルの出費です。こりゃちょっとしたセレブの小旅行です。どおりで電車が平和だったのかもしれません。アメリカはこんな消費を本当に続けられるのか疑問でなりません。

スタジアムに来られる方は、事前のチケット購入、小さめのカバン、事前or事後の食事を強くお勧めします。 

ちなみに僕らは5回終わった段階で帰りました。

コメント

このブログの人気の投稿

MBA授業:1年目って本当に辛いの?

欧州MBAへの潮流は一時的?

海外MBA 受験:11.出願