バルセロナ vs スポルティング・ヒホン (2010.9.22)

メッシが欠けたバルサですが、何とかビジャの1点を守り切り勝ち点3を獲得しました。完全に引き分け狙いのヒホンは、ハーフウェーラインを越えたボールチェイスを一切行わず、11人が自陣にひきこもるという守備的布陣で臨んできました。ビジャが何度か裏に飛び出すのですが、飛び出しても裏のスペース自体が狭いため角度の無いシュートを強いられます。メッシという特攻隊長を欠いたバルサは、ケイタやチャビのロングシュートでゴールを狙いますが、これも確度が低く得点に至りません。前半はチャンスと言うチャンスはイニエスタの1回だけでした。

相手があまりに守備的なため、後半はケイタに代えてペドロを投入します。センターにビジャ、右にペドロ、左にボーヤン、シャドーにイニエスタという形です。激しく動き回るペドロのおかげで、ようやくバルサ右サイドが本来の攻撃力を取り戻します。その右サイドの突破を機に、後半5分オフサイドラインすれすれをすり抜けたビジャがゴールを決めます。これでヒホンも攻めにまわり、バルサに攻撃スペースが生まれるかと思いましたが、いまいち上手く事は進みません。

左に回ったボーヤンが、体調でも悪いのか全く冴えないのです。ボーヤンの切れの無さがビジャに影響します。サイドにボーヤンが張り続けているため、ビジャはポジションチェンジが進まず、センターでディフェンダーを背負っての勝負に徹せざるを得ません。さすがのビジャでも、フィジカルはさほど強くないのですぐにつぶされてしまいます。最終的にボーヤンはマスチェラーノと交代し、イニエスタが左サイドに入ります。イニエスタが左に移った後は、前線の動きが激しくなりましたが、時すでに遅し。

勝ったことは確かなので喜びたいところなのですが、前半で退いたプヨルと終始さえなかったボーヤンが気になります。今年のヒーローはボーヤンと勝手に決めている僕としては、何とかキレを取り戻して欲しい所です。それにしてもピケは何処で大阪Tシャツを買ったのだろうか(下写真)。。。

試合後のバルサTVで「大阪」Tシャツを着てインタビューに答えるピケ

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