FCバルセロナ vs マヨルカ (2010.10.3)
ぐぁー後味の悪い試合でした。ホームで1-1の引き分け。前半は押しに押したバルサでしたが、後半はぐっと運動量が減って守備を徹底したマヨルカを崩しきれませんでした。今回はアキレス腱痛のチャビと出場停止のビジャに代わりにイニエスタとボーヤンが入り、ブスケッツに代わりマスチェラーノ、プヨルに代わりミリート、マクスウェルに代わりアビダルがスタメン出場しました。
前半は「今日は何点入るんだ?」ってほど押しに押したのですが、ピケ、ボーヤン、メッシが決定機を決めきれません。結局、メッシがペナルティエリア外から打ったミドルの1点に終わります。一方、守備陣も何となくかみ合いません。DFラインとボランチを大幅に入れ替えたためか、コミュニケーションが欠けたシーンが幾つか見られました。マヨルカのコーナーからのゴール(前半43分)も、マークが徹底されておらずバルサらしくない失点です。
後半に入ってもバルサの攻撃は続くのですが、後半の20分を超えてくると選手に疲れが見えてきます。特にイニエスタとメッシは後半最後はかなり運動量が落ちてしまい、守備的相手に有効なドリブル突破が消えうせます。途中から入ったチアゴがなかなか良い動きをしていたため、イニエスタ、メッシとの連携を期待したのですが、少々残念な結果に終わりました。
決めきれなかったことが最大の引き分け理由ですが、これまでの試合&前半のシュートミスからかボーヤンが後半打つべきところで慎重になり過ぎた点も、理由の1つかと思います。気になるのは後半にハムストリングスをおさえて倒れこんだペドロです。若いとは言え、ワールドカップからの連戦に次ぐ連戦なので怪我が怖いところです。何とも無ければ良いのですが。
最後に、この試合でもマヨルカゴールキーパーにイエローが出ました。前回のヒホン戦に続いてホーム2試合連続です。「カンプノウで勝つのは不可能だから、時間を稼ぐだけ稼いで引き分ける。1枚くらいのイエローはくれてやる」といった露骨な戦術が、この2試合に共通して見られました。勝利にこだわるのは良いのですが、サッカービジネスを支えているのがファンであることを忘れて欲しく無いと思います。90分のうち10分が時間稼ぎで終わる試合を見ていると、凋落が始まったころのイタリアリーグを思い出します。このまま放置しておくと、リーガが第2のセリエになりそうな気がしてやみません。
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