クラシコ商売≒言語と購買力の差をついた商売

来週月曜日は待ちに待ったエル・クラシコです。エル・クラシコとはFCバルセロナ対レアル・マドリードのサッカーの試合の事を言います。日本で言えば巨人阪神戦とでも言えますでしょうか。スペインサッカー、いや世界のサッカーファンが注目する一戦です。従って、チケット代も跳ね上がります。ただ、ここに面白い現象が。

バルセロナメンバー(ソシオ)価格:定価の20%引き=約80ユーロ~150ユーロ
通常販売価格:100ユーロ~200ユーロ
e-Bay価格:450ユーロ~500ユーロ
ダフ屋価格:400ユーロ~500ユーロ
日本代理店価格:8万円~15万円(700ユーロ~1,400ユーロ)

通常販売はバルサのオフィシャルウェブページで行われ、誰でも世界各地で購入が可能です。つまり、これが誰でも買える一番安い値段になります。一方、一番高いのが日本語サイトを持つ代理店価格で、最高で15万円を超えます。その差額が約12万円近く。。。

この日本人向け商売、どうも次のような仕組みの様です。

1.日本語サイトで予約受付
2.代理店は一般販売で購入
3.一般販売で購入できなかった分は、試合当日近辺でダフ屋から購入
4.試合当日に予約者に手渡し

つまりは、2と3のプロセス、及び「チケットがとれる」という安心感で最大12万円の付加価値をつけている形になります。しかし、2のプロセスは1時間程度の時間と多少の英語力があれば誰でも出来ます。その英語と言っても、Name, Ticket, Card Number、、といった超初歩的な英語です。従って、付加価値の多くはプロセス3と安心感になります。日西通訳の価格が1時間高くて80ユーロ程度であること、e-bay価格が450ユーロ程度であることを考えると、あこぎな商売と言えます。。。しかも、「絶対に見られる」とは何処も約束してないみたいですし。

今日のスペイン時間朝10時から最終一般販売がオフィシャルサイトで行われました。僕はすでにチケットを持っていますが、友人が行きたいとの事なので2時間ほどかけて1枚のチケットを取りました。もちろん定価です。需要と供給のギャップに目をつけて商売する努力は評価しますが、サッカー好きとしては複雑な気分です。

ホーム試合は毎回見に行ってますので、もしFCバルセロナ(ホーム)のチケットを取りたい方がいれば、気軽にご相談ください。レアルファンには冷たい対応をしてしまうかも知れませんのであしからず(笑)


スペイン旅行 ブログランキングへ

コメント

このブログの人気の投稿

MBA授業:1年目って本当に辛いの?

欧州MBAへの潮流は一時的?

海外MBA 受験:11.出願