クラシコをおかずに妄想

バルサTVで昨晩深夜にクラシコの再放送をやっていたため、飽きもせずまた見入ってしまいました。新聞も2誌買って辞書を引きながら読んでますし、友達と会えばクラシコの話しばかり。クラシコそのものも楽しいですが、その後の盛り上がりも結構楽しめます。

月曜から毎日、なぜバルサが圧勝しレアルが惨敗したかを考えているのですが、1つMBAのリーダーシップに通じる考えを見出しました。感情のコントロールについてです。

モウリーニョはイグアインが欠場することが決まった段階で、もしかしたら攻撃的な試合となることを覚悟していたのではないかと思うのです。 

というのも、ベンゼマはこれまでベンチスタートが多く、何よりも結果(点)を欲しています。それがクラシコの点となれば最高のモウリーニョへの手土産になります。さらにクリスチャーノは試合数日前からバルサを挑発するような発言を繰り返しており、ちょっとのぼせすぎてる感がありました。

こうした異常に高いモチベーションを持つ選手に対し、「今日のお前の仕事は前線からのチェーシングで、点はその次だ」と言っても聞き入れない可能性があります。そこで、モウリーニョはその燃える闘志を逆に利用しようと考えたのではないかと。

しかしベンゼマは欲に、クリスチャーノとセルヒオ・ラモスは闘志に支配されてしまったのです。 MBAでは感情をコントロールすることの重要性を学びましたが、彼らはあまりの闘志がゆえに感情がコントロールできなくなってしまった様に見えます。感情が全面に出過ぎたため、チームに貢献する為の理性が無くなってしまったのです。

ビデオを見ると、シャビ・アロンソやエジルは必死にボールを追いかけてます。しかし、シャビ、イニエスタ、メッシ、ブスケッツの4人がボールをダイレクトで回すため、ボールを奪取しようにも上手く行きません。シャビ・アロンソはシャビをマークしていましたが、球離れが異常に早いためマークしきれません。問題はここでは無く、追いかけまわすチームメイトを尻目に、クリスチャーノとベンゼマがただボールを見ていることです。特に後半は「俺が決めてやる」という感情に支配されたクリスチャーノは、サイドに張り付いているだけで何もしません。

闘志というものは大変貴重な長所だと思いますが、それを如何にコントロールさせるか、コントロールするかがマネージャーとしての重要な資質なのかも知れません。今回の敗戦が、精神力の成長に結びつくのか、「リベンジ」という負の闘志に火をつけるだけなのかがレアルの分かれ道なのでしょう。クリスチャーノは、、、、多分後者でしょう。マンU時代から、彼からはそういう匂いを感じます。

僕が勝手に妄想しているだけなので、真実かどうかは知りませんが。

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