今度はバックパッカーとの対話
今回は、前回の発明家との対話とは場所も相手も変わります。場所はエジプトはカイロ空港のバスターミナルで、相手は日本のバックパッカーの方になります。
お金を節約するためカイロ空港からタクシーではなく、市バスで移動しようとバスターミナルでバスを待っていた時の話です。夜の10時近くであったためか、バスは待てども待てどもやって来ません。その間、同じようにバスを待っている彼と出会いました。
彼は既に30日間エジプトに滞在しており、その前はアジア各国を周ってきたそうで、いわゆる“THE バックパッカー”です。色々と話を聞いていると、彼はアジアで学校を設立して、それをその国の政府に寄贈してきたとのこと。規模やレベルなどは聴きませんでしたが、その「ただ旅しててもつまらないじゃん。なんかやってやろう」という気持ちに心打たれました。
MBAも仕事も旅も、「タダ勉強/仕事/旅しててもつまらないじゃん。なんかやってやろうよ」っていう遊び心と熱意と行動力が、勉強や仕事や旅を楽しくするんだと実感しました。「なんか」が、大学で自分の畑違いの科目を取ってみるとか、仕事で完璧ダメもとの飛び込み営業をやってみるとか、旅で見たことない食い物を食べてみるとか、そんな些細なものでも良いじゃないかと。「子供のころはそんな日々があふれてたなぁ」と思いだすカイロの夜です。
それにしても、カイロは都会です。チュニスも都会と言えば都会でしたが、アフリカ大陸の大都市はダントツでカイロなのでしょう。エジプトの旅についてもまた別途、インターネットが部屋で使える時にでも。
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