MBA授業:IESEでのスペイン語

IESEでは、1年生の間は月~木まで授業後に1時間半のスペイン語授業が義務付けられています。DIENと言われるビジネススペイン語の検定試験(英検みたいなものです)をパスすれば義務教育は完了なのですが、それまでは一応必須となります。「一応」と言ったのは、なんだかんだ口実を付けてドロップアウトすることも可能だからです。ドロップアウトする人の本音は、MBAの授業があまりに厳しいためスペイン語に割く時間など無いと言ったところです。かく言う僕も、ドロップアウトはしませんでしたが、スペイン語の授業中はかなりの確率で意識が飛んでいました。

1年生の入学前にクラス分け試験があり、その結果を基にレベル1~9に割り振られます。レベル12に達するとDIENの受験資格が与えられるため、皆レベル12を目指して勉強を始めます。2カ月に1回程度レベルチェックテストがあり、成績が70点を超えていれば次のクラスに上がることができます。70点未満なら、もう一度同じクラスを繰り返します。

イタリア人やブラジル人などは言語がスペイン語に似通っているため圧倒的なスピードで学習を完了しますが、インド人や中国人のように0からの学習という学生はなかなか学習が進みません。特にインド人は諦めてドロップアウトする確率がきわめて高いです。そんな中、日本人は?というと、独自のしつこさでドロップアウトはしないのですが、かといってグングン伸びるわけでもない、といった微妙な所に位置します。文法や短い会話は出来るのですが、長い会話になると苦労します。これは日本人だけでなく、韓国人にも共通するようです。

今は2年生のため義務では無くなりましたが、せっかくなので勉強は続けています。週2回の学校でのスペイン語授業と、週1回のLanguage Exchange、そして自習です。

そんな中、「これは良いな」と思ったスペイン語教科書があるので、ご紹介します。簡単な例文集と単語集になりますが、スペインに生活していて「あーコレコレ。コレを言いたいのよ」っていう文章や単語が載っています。更には、スペインのちょっとした豆知識がちりばめられていて、読んでて楽しいのもお勧めの理由です。日本に一時帰国した際に横浜友隣堂で吟味に吟味の末選んだ1冊です。 

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