MBA授業:MBAに最適なPCとは

ジョブスの力はMBAのクラスにも影響しています。入学当初は約2割弱程度だったマックユーザーも、この1年強で徐々に力を蓄え、今や3割を超える勢いです。といっても、ちゃんと統計を取ったわけでは無く、僕が授業中に暇な時間を使って数えただけなんですが。

6月に向けて新商品がIT Mediaを騒がせ始め、夏にはMac OS X Lionの発売が控えている現状、MBA入学を予定している方は、何を買って大学に持ち込もうか悩むところかと思います。躍進激しいMac?それとも地力は計り知れないWindows?はたまた、意表をついてAndroid?さらには、Sandy BridgeやSolid State Driveといったオプションまで頭を悩ませます。

しかし問題はOSだけではなく、ユーティリティソフトによって更に複雑になります。特にMBAで重要となるソフトと言えば、PowerPointとExcelです。Office 2003、2007、2010、Mac Office2011と数多くのバージョンが乱立する今、ベストチョイスが中々難しいのです。

「そんなもん、上位互換なんだから最新版買えば良いじゃないか?」 っていうご意見もあるかと思いますが、話はそんなに簡単ではありません。

先ほどのユーティリティソフトにあえてWordを挙げませんでした。もちろんレポート作成などでWordは超使います。しかしWordを使う状況というのは、ほとんどの場合自分ひとりでパソコンに向かっている状況になります。また、チーム内で共有する場合でも、バージョン間での互換性がかなり確保されているため、さほど問題は起こりません。

一方PowerPointはチーム作業で多用します。従って、互換性が重要となります。しかし、残念ながら2007にはかなり互換性の無い機能が含まれています。「長時間かけてデザインに凝ったら、他のチームメイトが一切いじれない形式になっていた」という悲しい事実が多発します。

Execlは更に厄介です。CrystalballやExeclstatなどの様々なアドインソフトをMBAでは使います。多くのアドインは、使い方やアウトプットの解釈が難解であるため、授業で使い方を含めて教えてくれると思います。しかし、ここでバージョン間の問題が生じます。教授が2003のスクリーンショットをベースに授業を進めると、2007ユーザーは「どこだ?その機能?」と混乱することが多々あります。しかも、日本人の場合、多くは日本語Excelですから更に事は悪化します。

じゃぁ、何がベストチョイスなんだ?と聞かれると、僕のお薦めは以下の通りです。

MBA入学時には、最新PC(Windows7もしくはMac OS X Lion)+オフィス2003で参加し、必要があれば、入学後学割を使ってオフィスをアップグレード。

別にパソコンを最新版にする必要は無いのですが、卒業後に日本に帰る可能性が高い方は、入学は良い機会だと思います。渡航後に買うというオプションもありますが、帰国時に充電器を買い替える必要が出ます。まぁアダプタを日本で使うっていう手もありますが。Macの場合は、本体にも学割があるため入学後に買うという選択肢もあります。購入前に絶対忘れてはいけない点は、大学のITポリシーを確認することです。

ちなみにLinuxやAndroidは尖がってる感を出せますが、マニアで無い限りかなり苦労すると思います。


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