レアル・マドリード vs バルセロナ (2011.4.16)

退場者が出ましたが、やはりクラシコ、最後までハラハラさせてくれる好ゲームでした。

予想に反して故障明けのプヨルをセンターに置いたバルサは、アドリアーノ以外はベストメンバーで臨みます。アドリアーノは最近成長著しい(or本当の力を出し始めた?)ので意外ではありませんでしたが、守備を買ってマクスウェルかと僕は予想してました。

一方のレアルは、ぺぺをDFの前に置きメッシ密着マークします。時にはDFラインに入り込み、時にはボランチと、FWとMFを兼ねるメッシに対して鏡の様な動きをしていました。ぺぺをメッシ用に使ったためか、エジルはベンチスタートです。

前半は、まさに「にらみ合い」という単語が似合う展開です。バルサは得意のパス回しでボールをキープしますが、アタッキングサードまでボールを持ちこめません。一方、レアルもディ・マリアとC・ロナウドの二人で鋭いカウンターを仕掛けますが、こちらも単発のためサイドで潰されます。両者とも決定機というほどのシーンは作れずに前半を終えます。

試合が動いたのは後半6分。スルーに抜け出したビジャがペナルティエリアでアルビオルに倒されます。アルビオルもモウリーニョも「おい!!全然ファールじゃねぇよ」的なジェスチャーを取りますが、完全に抱きかかえています。若干ラリアットごっこをしながら倒れて行く子供達の様な絵です。これでアルビオルは一発レッドの退場。このPKをメッシがゴールど真ん中に蹴り込みバルサが先制します。

余談ですが、今日強く感じたのがファンのマナーの悪さです。このPK時にはメッシの目にレーザー光線が当てられます。また、この後プヨルが負傷退場する際もプヨルにレーザーがあてられ、更にブーイング。負傷退場者にレーザーを当て、更にブーイングとは、見てて残念です。

話しはそれましたが、アルビオルの退場でペペをDFラインに戻したレアルは、バルサのパス回しについていけなくなります。メッシの自由度も上がります。しかし、バルサに不運が。左腿の裏を抑えてプヨルがピッチに座り込みます。タンカでの退場は、交代選手のケイタに時間を与えるためだと思いますが、怪我の具合が気になるところです。

ケイタをボランチに入れたバルサは、ブスケッツをDFラインに下げます。フィジカルの面で守備力が落ちたバルサに対し、モウリーニョ監督は上背のあるアデバヨルを投入し、DFラインからボールを放り込み始めます。同時にエジルを入れ、右サイドからの攻撃力及び中盤のプレスを高めます。

一方、疲れか油断か、動きが緩慢になったバルサはボールを受ける為のフリーランニングが減ります。そんな時でした。バルサのクリアミス(というか、そこで繋ぐ?的なゴール前でのパス)をカットしたレアルはパスを繋いでペナルティエリアに走り込んだマルセロにスルー。追いかけたアウベスがスライディングしますが、マルセロが倒れレアルがPK獲得。まぁ、あんな遠くから審判見てればPKになるでしょう。

レーザー無しのロナウドがこれを決めスコアは1対1の同点。

この後はバルサ、レアルともに何回かチャンスを迎えますが決めきれず、試合はそのまま1対1の引き分けで終わります。

バルサ、レアルともに1人の選手を除き良くやったと思います。え?その1人は誰って?

ベンゼマさんです。

彼は、チェーシングもポストプレーも出来ず、試合途中で消えて行きました。確実にこの夏放出されるでしょう。

それにしても、ベルナベウファンのマナーの悪さには凹みます。

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