レアルマドリード vs FCバルセロナ (2011.12.10)

今日は日曜の昼からサッカーについて書いちゃいます。バルセロナ滞在時は夜興奮し、興奮に包まれて寝ましたが、日本では朝興奮し、そのまま一日が始まります。これはこれでイイ!!レアルファンには辛い日曜日ですが、バルセロニスタには全てが最高の日曜日です。味噌汁も、漬物も、お茶も、おにぎりも、美味しさ2倍。ゴミをつつくカラスですら、今日は無礼講だと許しちゃえる日曜日の朝。

予想通りと言えば予想通りの布陣で臨んだバルサ。ディフェンス力があり、縦へのスピードがあるA.サンチェスを1トップ目に置き、シャビ、メッシ、セスクで中盤を作る。意外だったのはイニエスタの左サイド。左サイド自体は珍しくないのですが、あまり中盤に顔をださず、左に張りっぱなし。まるでビジャのような感じです。ディマリアの裏を取り続ける事で、レアル右サイドの攻撃を抑える目的があったのかもしれません。

試合は予想外の展開で始まります。右サイドのプヨルからのバックバスを受けたバルデスが、左サイドのアビダルへ展開しようとパス。ディマリアの頭を超えたパスを狙ったのですが、完全なゴロに。エリアぎりぎり外で予想外のパス?を受けたディマリアは、飛び出したベンゼマへパス。これをブスケ?がブロックしますが、こぼれ球が、エジルへ。エジルはエリア外からシュート。コレをブスケが再びブロックすると、コースが変わり相変わらず飛び出していたベンゼマの目の前に。これなら彼でも決められます。ということで前半1分にレアル先制。

前半はレアルのディフェンスが素晴らしく、バルサは思うようにボールを繋げません。特に、ディマリアとエジルが異常に走りまくるため、バルサDFラインから中盤にまともなボールが入りません。 入っても、今度はラサとアロンソがシャビとブスケッツを潰すため、前にボールが届かないのです。あまりの運動量に「はたしてディマリアとエジルは後半までもつのだろうか?」と見てましたが、終わってから考えれば、初めから交代ありきだった様な気がします。

再び試合が動いたのは前半29分。中盤から、突然ドリブルを始めるメッシ。レアル側は「どっかにパスだすんだろ?」的なディフェンスをしていると、いつの間にかアタッキングサード付近へ侵入。「これやべぇ」と思ったラサが、相変わらずの危険なタックル。その直前にメッシは、ぺぺの裏をクロス気味に走り込んだAサンチェスへスル―。アレクシスはペペとコエントランを引き連れて、エリア外からクロスファイアーシュート。これが、ゴール左隅に決まり1-1。解説の岡田監督はメッシをほめてましたが、あれは決めたアレクシスが凄い。エリア外からDF2人引き連れてカシージャス守るゴールに蹴り込んだんですから。

このゴールで、何となくレアルがバテ始めた感じがしました。後半に入ると、レアルは完全なるガス欠モードへ。エジルとディマリアが完全にストップ。ここでモウはカカとイグアインを投入。前半はエジル&ディマリアによって中盤を維持していたのですが、カカ一人では中盤を作れませんし、ベンゼマがサボリ始めます。こうなると中盤はバルサの独壇場。アウベスを右MFにあげ、メッシ&アウベスでカカの後ろ、右サイドを攻め続けると、たまらなくなったシャビアロンソとラサが右へ。すると、バルサは左に張っているイニエスタへ。イニエスタvsコエントランならば、圧倒的にイニエスタ。桜木花道vs山王工業の丸男を見ているかの様に、コエントランは翻弄されていました。

こうしてサイドを崩しまくって、シャビの2点目、セスクの3点目を奪ったバルサは試合を決めます。前半が気張っていたレアルも、最後はロングボールをベンゼマとイグアインへ放り込み作戦。結局、去年と何も変わらないレアル。そのままバルサの圧勝で終わりました。

さて、ここまで全く名前の出てこない選手がいます。そうクリスチャーノ。今日も髪の毛はしっかり決めて来たのですが、何もせずに試合を終えました。チームメイトが作った決定機を2回外し、自ら決定機を作ろうとするとプヨルに完全封鎖され、バルサファンからすると「今日はありがとう」と言いたくなる背番号7番でした。

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