フィリピン セブ島

仕事でセブ島に行きました。職場の人には羨ましがられましたが、リゾートで有名なのは隣島のマクタン島。セブ島はというと・・・まぁ途上国の代名詞と言った感じ。

都市への人口流入により、セブ市の人口は年率3%の増加を続け、本来ならば住宅に適さない場所にまで住宅がはびこります。もちろん不法滞在。

インフラ整備は遅れ、Goodと評価されうる道路は30%程度。JICA支援のもと建設された唯一の汚水処理場は現在稼働しておらず唯の緑色の池。汚水は無処理のまま全て川へ流されます。トイレの水だけでなく、生活ゴミや屠殺場から流れ出る牛や豚の血も一緒に川へ。

ゴミの埋立場は容量を超えてしまい、今はただの丘。日本なら、ゴミの上へ土を被覆すること(ゴミ、土、ゴミ、土といったサンドイッチ構造)で匂いを消すのですが、予算不足からそのままゴミだけ。そして、そのゴミをあさって生計を立てるスカベンジャー。もちろん、子供も沢山働いています。

ゴミ埋立場
ゴミ処理の人ではありません。あさっているのです。
犬ですら・・
先日職場で児童労働反対の署名がありましたが、彼らもしたくて児童労働をしている訳ではないのです。生きるために働いているのです。もちろん両親のモラルの低さもあるでしょうが、それもこれも貧困が理由です。良い教育を受けても雇用は限られており、なけなしの収入は搾取にあうのです。

MBAの時に読んだ「THE ELUSIVE QUEST FOR GROWTH」を思い出し、久々に本棚から引きだした今日この頃です。

ちなみに、リゾートとしては、ハワイ>>グアム>バリ>サイパン>マクタン島 といったところでしょうか。マクタン島もリゾートエリアから一歩出れば寂しい現実が待っています。


シャングリラホテル@マクタン島

この海にあの排水が流れ込んでいると思うと・・・凹む


 

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