リーダーの責務

今日、接待に行きました。先方は関係会社の社長。こちらのトップはうちのボス。

なされた会話は
「(先方会社の社長が)この戦略を(うちのボスの)ボスに言えば、(うちのボスの)ボスの成果になり、あかつきには、提案したあなた(先方会社の社長)は評価を高め発言力を高める」
といった政治的調整項目。

それを「くだらない」と思う自分は青いと思います。弱いとも言えます。

唯一つだけ言えるのは、社員にとってボスはボスですし、社長はトップ中のトップなのです。その人たちが、さらに上の権力者に合わせようとしている姿を下っ端である僕らに見せる事は、どうにも許せません。

ボスがボスたるために、また社長が会社のために、権力者に媚を売ったり自論を曲げたりすることは致し方ないことです。

ただ!その姿を、その中身を、部下には見せるべきではないと思います。例えどんなリーダーであろうが、部下は「どうだ!俺のリーダーは!」と誇りたいものです。そのリーダーが、酒の勢いを借りて長きに巻かれ、強きに着く姿を見ると、そこに誇りも糞もありません。

サッカーの監督を見ていて思います。グアルディオラもモウリーニョも岡田監督も、みんな孤独だったと思います。リーダーであるために、孤独であったと思います。でも、それがリーダーの責務なのだと思うのです。そして、身近の孤独を耐える事で、世界からの称賛を得たのだと思うのです。

媚びても良いですし、自論を曲げることも多いにアリだと思います。ただ、その姿を見せないでほしかった。

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