自分を見つめ、自分を受け入れることの大切さ

今日はサッカー日本代表の長谷部さんの本「心を整える」。最近、ウッチーもヤットもズラタン(イブラの方です)も、多くのサッカー選手が本を書いてますが、この本は一般生活における普遍性を持ってます。むしろ、サッカー論的要素はほとんどありません。

【送料無料】心を整える。 [ 長谷部誠 ]
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「あとがき」にこう書かれています。
「僕がなぜこのように「心を整える」ことを重視しているかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです。僕の周囲には、著間重視で心の整理整頓なんていらないよという人でも、素晴らしい結果を残してきた人、カッコ良く生きている人もたくさんいます。でも僕にはそれができないということが一番分かっているので、心の準備に神経を費やします。
時折、もっと豪放に生きてみたいと憧れることもありますが、自分自身の内なる弱さを認め、それと向き合って生きていくというのが自分に向いていると考えています。」
長谷部選手は自分を等身大に捉え、無理して大きく見せようともしませんし、決して小さく見せようともしていません。

僕がMBAの授業で学んだ大切な事があります。それはSelf Acceptance。自分を受け入れられて、初めて自分を変えられると教わりました。自分を受け入れること、本当に難しいです。

「俺はまだ本気を出していないだけ」という映画が最近ありましたが、僕はどっかで自分を美化しようとしてしまいます。僕はもう少し強いはず。僕はもう少しやれるはず。

向上心は必要ですが、一方で正直に今の自分を受け入れる力が必要です。そんな力の重要性をこの本で再確認しました。

また、同じMBAのクラスで心に残っている言葉が
「性格は変えられない。ただ、習慣は変えられる。人格は習慣に包まれた性格で、習慣を改善すれば、人格も改善する」
です。 そして、長谷部選手は、まさにその体現者でもあります。長谷部選手は自分と向き合う時間を習慣に組み込んでいます。
「一日の最後に必ず30分間、心を鎮める時間を作りたかったのだ」
「自分と向き合う方法は、主に2つある。ひとつは孤独な時間を作り、ひとりでじっくりと考えを深めていくこと。僕にとっては読書も、ひとり温泉も、ここに含まれる。そしてもうひとつは、尊敬できる人や仲間に会い、話をすることで自分の立ち位置を客観的に見ることだ。」 
Self Acceptanceも一朝一夕にはできません。できないなら、受け入れる努力をする。こんな事を学ばせてもらった一冊です。

心にとどめたいと思った言葉を最後に紹介しておきます。
「努力や我慢は秘密にすべきだ。なぜなら、周囲からの尊敬や同情は自分の小心の中に甘えを呼び込んでしまうから。」
 

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