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(書14−4)『阪急電車』 有川浩

スーパーほっこりしますね。 自己啓発書やビジネス書や近代小説ばかり読んでると、どんどん自分の精神年齢が老いてく感じがしませんか?難しい知識や難しい表現や難しい精神葛藤などを本で知って、フムフムみたいな。 でも結局、男女の恋愛とか、恋愛のすれ違いとか、日常の人間関係とかそんなシンプルな部分にこそ心がフルルと動くんだと思います。初めて彼女を部屋によぶ時の「どういう口実で部屋に呼ぼう」「どういう口実なら部屋について行こう」「終電なくなりそうだけど、敢えて気づかないふりしよう」みたいな、誰でも分かるシンプルな心の動き。三島由紀夫や川端康成の世界には描かれない、幼稚だけど根源的な感情です。 さらに、舞台が阪急電車ってのもイイ。適度にゆっくりで、適度に地元電車で、適度に無名なところが、ほっこりさせます。新幹線では無く、観光色が混じってしまう江ノ電でも無く、停車駅にリアルな想像をかき立てる東横線でもない電車。 「あー、なんかそーいうの良いなぁ」ってのが凝縮した一冊です。平日、早退した日に各駅停車で座りながら読みたい本です。

(書14−3)『おざわせんせい』 博報堂「おざわせんせい」編集委員会

博報堂の知り合いに薦められた一冊。 博報堂の生きる伝説、小沢正光氏の名言?暴言?をまとめた一冊です。 「これ以上、言ったら、殴るぞ。」 「クライアントは、大学院。お前らは、幼稚園。園児にしかできないことを死ぬほど考えろ。」 「じゃぁ、今そこでNASAに電話して。」 ここまでくると、パワハラというよりも専制君主に近いですが、その発言を食らった皆さんが、後々になって笑い飛ばしちゃうところに小沢さんの愛があるのでしょう。 上に書かれた言葉だけじゃ通じない面白さやインパクトが満載の書で、読まないと伝わりません。博報堂社内ではバイブル化しているとも聞く名著です。 ちなみに、小沢氏が著者となっている「プロフェッショナルアイデア」を読めば、「おざわせんせい」にある氏の発言が、根拠の無いパワハラでは無いことが分かります。

(書14−2)『百舌の叫ぶ夜』 逢坂剛

なんだか最近、通勤電車で難しい本を読むのがおっくうになってきました。昔は普通に大前研一やクリステンセンや孔子やプラトンなどを読んでいたのですが、最近「通勤くらい軽い読み物を」という声がどこからか聞こえてくるのです。 そんな気持ちから、ドラマ化された百舌シリーズをKindleで買ってみました。 結構グロいっすね。がんがん人が死にます。しかも、普通にプスって殺されます。小説がドラマ化されていますが、なんとなくドラマを小説化した感じの内容です。ちょっと登場人物にリアリティが無いというか、内面的な感情の揺れ動きに乏しいというか。 決してつまらないとは言いませんが、『ジェノサイド』などと比べると、ほどほどの娯楽本といったところかと。

(書14−1)『アトピーは和食で治せ!』 永田良隆

小さいころから軽度のアトピーに悩まされてきました。ひざの裏やひじ、首や背中、時にはまぶた等にアトピーがでます。特に汗をかきやすい夏場がひどく、次が冬場の乾燥時期。 最近、いままでに無いくらい悪化したので、この本を手にしてみました。 主旨は、 1)極力油(特に植物油)をとらない 2)タンパク質の摂取量をひかえる 3)魚類および海藻類の摂取を増やす 4)ステロイドは使うときはしっかり使う です。 そして、上記1〜3を実現する上で、和食が最も適しているというのが筆者の主張となります。アトピーが近現代において問題になった点からも、欧米食文化の浸透やお菓子などの飽食が原因と考えられ、以前の質素な和食文化がアトピーの一因であると説明します。 確かにこれまでの経験上、ラーメンを食べた翌日やポテトチップス、マヨネーズを多くとった週などは肌が悪化しやすい状況でした。 ということで、ここ3週間は魚中心の和食に切り替えました。ラーメンは一切食べず、毎日かならず魚を摂取します。植物油も可能な限り排除し、マヨネーズや乳製品も完全排除。 完全に綺麗になったわけではありませんが、肌の調子は徐々によくなっています。特に感じるのが胃腸内部の改善。植物油を大量にとった日は、なんとなく胃腸内部にアトピーが生じている感覚(あくまで感覚です)がありました。これは排泄物からそんな感じ(あくまで感じです)をうけてました。 この本を読んだうえで、自分なりのアトピー対処法をここに記します。 1)食事は和食に 2)お風呂のあとは必ず水シャワーで体を冷やす 3)体がかゆいときは、可能であれば水シャワーで体を冷やす 4)ねてる間にかいてしまう時には、靴下を手袋代わりにはめる 5)爪はこまめに切る 6)夏場の寝室は冷房で冷やす 7)酒を飲んだ日は冷水を飲んでから寝る 8)かゆいならステロイドはしっかり使う(かゆくない日は塗らない) 基本、汗をかかないようにしながら肌の炎症を冷やして止めることが中心になっています。 ちなみに、こちらの本も読みましたが内容はほぼ同じなので、価格の安い『アトピーは和食で治せ!』だけで十分です。

Kindleの長所と短所

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1ヶ月前にKindle(Kindle Paperwhite)を買いました。以前からKindleにしようか、iPadを買ってKindleアプリで読もうか悩んでいたのですが、これ以上考えても仕方ないと思い買いました。 結局iPadは持ってないので比較はできませんが、Kindleを超活用している日々を振り返れば、買ってよかったのだと思います。こうした言い回しをするのも、Kindleにいくつかの欠点があるからでもあります。 長所 軽くて小さく持ち運びに便利 電池の持ちがいい 片手で読める 紙の本よりコンテンツが安く買える 視認性がいい(目に優しい) Kindle Paperwhiteは206グラムと、iPad miniの336グラムよりも130グラム軽くなってます。130グラムってどれ位かと調べてみると、これくらい。 あんまり大した差に見えませんね(笑) でも、まぁ毎日食べもしない蒟蒻ゼリーを持ち歩いていると思えば、少しは気分が軽くなります。 長所のなかで特筆すべきは「片手で読める」点です。スワイプではなく、タップでページがめくれるため、通勤電車などの片手で操作が必須となるスペースでも楽々本が読めます。これは、ページめくりが必要な紙書籍だとかなり難しいですし、重めのタブレットですと腕が痛くなります。たとえ軽いタブレットでも、サイズが片手操作サイズを超えるとページ送りに必要なスペースを片手ではタップできず、必然両手でのページ送りとなります。この長所のおかげで、今はどんな狭いスペースでも本が読めるようになりました。 短所 本の選択肢が少ない Kindleストアのランキングや検索機能が少々使えない 本を共有できない 加筆・参照に不便 無駄に本を買ってしまう 短所の1とか2とかは、時間とともに解決されるでしょうが、今の自分の悩みは3〜5です。 この本イイと思ってもデジタルコンテンツなので共有ができません。アカウント共有により可能ではありますが、アカウント共有してしまうと自分の本棚を開けっぴろげにする形になり、少々恥ずかしい思いをします。なんか、『会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本』などを同僚には見られたくない気持ち分かりますかね? こういう本って何だか恥ずかしくないですか? ...

(書13−43)『不格好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子

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【送料無料】【日経2冊で5倍】不格好経営 [ 南場智子 ] 価格:1,680円(税込、送料込) 最高におもしろい一冊です。経営者を目指そうが、起業希望だろうが関係なく、ひとつのエンターテイメントとしておもしろい。さらに起業や経営者を目指すならば、心をかき立ててくれる一冊です。 マッキンゼーで一流のコンサルタントであった南場智子さん。結果を見てからでは、誰もが「そりゃ、マッキンゼーのコンサルタントだったら成功するでしょ」と言うと思います。でも、本人曰くその逆。 「コンサルティングで身につけたスキルや癖は、事業リーダーとしては役に立たないどころか邪魔になることが多い。今でも苦しみながら「unlearning(学習消去」を続ける毎日だ。」  「自分が経営者だったらもっとうまくできるんじゃないだろうか。なんでもっと思い切った改革ができないのか。なぜ中途半端に実施するんだ。私だったら・・・。もしそんなふうに感じているコンサルタントがほかにもいたら優しく言ってあげたい。あなたアホです。ものすごい高い確率で失敗しますよ、と。」  だからこそ、この本に書かれているのは経営ノウハウとか、戦略論とか、そういった抽象的理論ではありません。日常に起こる現場の具体的なドタバタ劇なのです。そして、これが実際なのだと思います。自分も曲がりなりにも新規事業を立ち上げているため、ちょっとわかります。 だからこそ、MBA留学を目指す人も、留学する前に読んで欲しい。南場さんの言うことに自分も同感です。 「成長を加速させ一流のビジネスマンになるためにビジネススクールで学ぶことは役に立つかとよく訊かれる。自らの経験から率直に話すと、私はかなり懐疑的だ。(略)ビジネススクールに行くことで人脈ができるのでは、ともよく訊かれるが、そうも思わない。逃げずに壁に立ち向かう仕事ぶりを見せ合うなかで築いた人脈以外は、仕事では役に立たないと痛感している。(略)ビジネススクールに行って人脈をつくりたいなどと思っている人がいたら、今日明日のあなたの仕事ぶり、仕事に向かう姿勢こそが人脈を引き寄せるのだと言いたい。」  久々に怒涛のように読み切りました。悔しいけど、本当におもしろい一冊です。

(書13−42)『男の作法』 池波正太郎

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【送料無料】男の作法 [ 池波正太郎 ] 価格:1,365円(税込、送料込) 池波正太郎さんも冒頭で言ってますが、池波さんの生きた時代と現代では異なる部分も多く、すべてがすべて「なるほど」となるわけでもありません。ただ、生活するために生きるのではなく、生きたいと思う形で生活する姿には共感しました。 とくに男が自由に使えるお金の価値については、「その通り!」と言いたくなる内容。若手の頃は先輩におごってもらう日々を過ごしながら、自分に後輩ができても常に割り勘を貫き通す男をみると、だせぇなぁと思っちゃう僕にとっては、男のお金は本当に大事です。 無駄遣いしたい訳ではないのですが、無駄遣いできる余裕が欲しいのです。 最後に、仕事への姿勢について。 「楽しみとしてやるのでなかったら続かないよ。どんな仕事だって。努力だけじゃ駄目なんだということ。ガムシャラな努力だけでは、それが実らなかった場合、苦痛になる。ガックリしちゃう。これでは長くやっていけない。仕事というものはそれが何であれ、一種のスポーツのように楽しむ。そうすることによってきっと次の段階が見つかり、次に進むべき道が見えてくるものですよ。」

(書13−31〜41)『新書太閤記1〜11』 吉川英治

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【送料無料】新書太閤記(1) [ 吉川英治 ] 価格:777円(税込、送料込) 吉川英治の『三国志』に次いで大好きな『新書太閤記』。これで何回目の読破となるかわかりません。でも、読むたびに味わいが変わるから、いい本との出会いって最高だなと思います。 高校生の頃に読んだ時は、純粋に秀吉の成り上がりが楽しくてワクワクしながら読んでました。でも今回は、信長や秀吉の人生観にちょっと凹みながらも憧れて読みました。 「死中に活を求める」 無謀なのかもしれないが、誰もが逡巡する一瞬に体ごと飛び込んでいく姿勢に、多くの人は心を打たれるのではないかと思うのです。 人生50年。いつ死ぬかわからない人生逡巡してどうする。どうせ死ぬなら、大きな花を咲かせて死んでやる。いつ死ぬかわからないからこそ、日々を最後の最後まで生ききってやる。そんな気持ちが、前人未踏の世界を作り上げたのだと思うのです。 そう思うと、いま自分が思い悩むことなど小さなこと、命を失うことなどないのだから。と想い、ちょっと凹むのです。 最後に、心にのこった部分を自分のために書き写します。 「おことらのように、醍醐とは、こう書いたやら、ああ書いたやら・・・などと首をひねったり、筆の穂をなめたりして、この多忙な一日を暮らしていては、何と、今日のように、日月も世情も、車輪のごとく早く移り変わりてゆく時勢にあって人寿一代の限りある身をち、いったいどれほどな業ができると思いおるぞ。秀吉には到底、そんな暇はない。醍醐と書くべきところを、大五としても、がいがい、書面をうける方の者には、読み心があるゆえ、用向きの見当はつくであろう。・・・それでいいのだ、今の世はな」 「彼がひとりひそかに珍重している座右銘は、(略)離という一文字であった。(略)何でもないようだが、彼の眠り上手のこつも離れ心であった。 焦燥、妄想、執着、疑惑、早急、あらゆる事々のきずなをも、一瞬、両のまぶたで断ち切って、一切白紙の心になって寝てしまう。また瞬時にして、ぱっと醒める。 これが思うままにできるようになると、醒めるも快、眠るも快、百事、この世は快ならざるものはなくなってくる。」 

(書13−30)『十津川警部 十年目の真実』 西村京太郎

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【送料無料】十津川警部十年目の真実 [ 西村京太郎 ] 価格:660円(税込、送料込) 内容はいつも通りといえばいつも通りのものですが、それでも読んじゃうのが西村京太郎。マンガみたいなものですかね。結局、主人公が勝つのはわかってるんだけど、ドキドキしちゃう読み物です。 それにしても、西村京太郎の作品は、テレビドラマよりも本の方が圧倒的におもしろいと思うのは僕だけでしょうか。 終盤のスピード感は圧倒的に本に軍配があがりますし、テレビだと山村紅葉さんが残念でして。。。

(書13−28〜29)『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊

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【送料無料】チーム・バチスタの栄光(上) [ 海堂尊 ] 価格:500円(税込、送料込) 『ブラックぺアン1988』でも書きましたが、やっぱりスッキリします。心荒れるサラリーマンにとって、平日通勤電車の一冊であって、気軽に読めるけれども「よし!俺もがんばるぜ!」って思わせてくれるのが海堂尊さんなのです。

(書13−27)『森林異変』 田中淳夫

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【送料無料】森林異変 [ 田中淳夫 ] 価格:798円(税込、送料込) この前紹介した『里山資本主義』はいまでも書店の目立つコーナーを占めていますが、実際の里山はこちらの本にあるような気がします。 森林あふれる里山ではなく、森林があふれすぎる里山や森林が禿げきった里山がこの本にはあります。 これまで日本の林業というと、価格の安い外材に圧倒され、あえぎ苦しむ弱者のイメージを持っていましたが、どうも現実は異なるようです。あえぎ苦しむ姿は、決して外材のせいではなく、林業界が自ら招いたものなのです。 戦後復興時の大型木材需要に応えるには国産木材では足りず、必然的に外国から木材を輸入する形となりました。伐れば売れる時代は、植林なき伐採を推し進め、山は一気に荒廃します。 同時に、柱が部屋の中で露出する和風の家は減り、柱が壁の裏に隠れる洋式の家が増えることで、柱の美しさよりも機能性が重要性を増します。そして、吉野杉のようなブランド木材以外は、安値で買いたたかれる状況が発生します。 一方、林業界は復興時の補助金依存の体質から脱却できず、小売価格の下落に対し技術革新や産業効率化で対抗することができません。自ずと、小売価格の下落はそのまま山林保有者へのしわ寄せを引き起こし、さらなる山林の荒廃を推し進めます。 こうした現実が、統計数値とともに描かれています。『里山資本主義』では里山の美しさに心打たれましたが、『森林異変』ではその裏面を教えてもらいました。

(書13−26)『セスク・ファブレガス』 ジョルディ・ヒル

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【送料無料】セスク・ファブレガス [ ジョルディ・ヒル ] 価格:1,470円(税込、送料込) 僕、セスク好きなんです。 シャビ、マスチェラーノ、セルジ・ブスケッツに並んでセスクが好きです。まぁ、全般的に地味なイメージが強い選手が、好みなのかもしれません。 そんな地味なイメージが強い選手は、悲しいかな中々本になりません。『I AM ズラタン』はあっても、『I AM ブスケッツ』では女性層の獲得はほぼ不可能でしょう。 セスクの本というだけでもバルサファンとしては貴重な上に、中身がしっかりしています。本人や友人への取材も無く、ただ新聞記事を寄せ集めたような本がでまわっている最近ですが、この本はピケ、プジョルなどの友人からの多くのコメントが載せられています。 そして、そうした友人が好んでセスクについて語っているあたりも、セスクの人柄を表しているように思えます。 惜しむらくは2012年10月に出版された本であるため、グアルディオラ時代のセスクが一切語られていないことです。 ベースボールマガジンさん、次はブスケッツをお願いします。

(書13−25)『ストレスフリーの整理術』 デビッド・アレン

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【送料無料】ストレスフリ-の整理術 [ デビッド・アレン ] 価格:1,680円(税込、送料込) 1つ前の投稿で紹介したハイディ・グラント・ハルバーソンの『やってのける』に、こうあります。 「(『なぜ』ではなく)『何』を基準にすると、具体的な行動に意識が集まります。(中略)複雑な道のりを着実に進みたい時には抜群の効果を発揮します。 難しい何かに挑むときは、いったん『大きな絵』は忘れ、目前のタスクに集中するとよいのです 」  この『ストレスフリーの整理術』がフォーカスするのも、目前のタスクです。 「『やるべきこと』が頭の中に居座っていると、心が澄みきった状態を作り出すことは出来ない」 という前提から、頭の中にあるもの全てを「見える化」し、その「見えるか」された「やるべきこと」の1つ1つに対し、具体的なアクションを整理していきます。 例えば、車を整備するという「やるべきこと」があったとしたら、それを紙に書き出して頭の中から追い出します。こうすることで、想定外のタイミングで「あ、車を整備しなきゃ」と思い出すことが減ります。万が一、思い出したとしても、それは紙に書き出された想定内の「やるべきこと」になります。 そうして「やるべきこと」を見える化したら、次は「インターネットで車整備会社の電話番号を調べる」といった具体的な目前のタスク(アクション)に落とし込むのです。これが、ハルバーソンが言う、 『難しい何かに挑むときは、いったん『大きな絵』は忘れ、目前のタスクに集中するとよいのです』 の効果です。 頭の中では「やらなきゃ」と思っていながらも、面倒がために先延ばしになっているものが僕には沢山あります。この先延ばしの癖は、この本を読んでもスグには治りません。 ただ、以前よりも頭と身の回りが整理された気がします。正確に言えば、自分が身の回りをコントロールできている感じがします。今までは、突然やってくる仕事など、予定外のイベントが僕の生活を振り回していましたが、徐々に自分が自分の生活をコントロール出来るようになった気がするのです。 今はOmniFocusを使ってこの仕事術を実践しているのですが、この実践については中々難しい所もあるので、追って別の投稿で紹介したいと思います。

(書13−24)『やってのける』 ハイディ・グラント・ハルバーソン

突然ではありますが、「本は2回以上読んではじめて理解できる」という考え最近持つようになりました。 加齢にともなう記憶力の低下も影響しているのかもしれませんが、僕の場合1回では理解しきれないのです。ただ、以前までは、同じ本を繰り返し読むよりも新しい本を読みたいという気持ちが強かったため、理解しきれてなくても別の本に手を伸ばしていたのです。 今回、この本について投稿するのも、2回目を読み終わってからになります。正直1回目では理解しきれませんでした。内容は簡単なのですが、少々分かりにくい構成なのです。 自己啓発本に良くある「○○のための3原則」のような、3とか5とかシンプルな原則がありません。むしろ、MBAの授業で渡されるテクニカルノートに似ていて、学術的な文章表現が多いです。大衆を対象とした自己啓発本が誤解を恐れずにフォーカスを絞る戦略をとるのに対し、テクニカルノートは誤解を生まないように網羅的な説明をする戦略をとります。一方、しっかりと読みこめば、得るものは多く、応用性が高いのがテクニカルノートになります。 この本は、目標の立て方、目標達成のための方法論について、多面的にノウハウを教えてくれます。自分の性格やおかれた立場など、ケースバイケースでのノウハウが網羅されています。ケースバイケースであるため、秘訣はこれだ!!!という焦点がありませんが、大変応用性の高い手段が説明されています。 自分にカスタマイズした目標設定や実行手段を学ぶことができた、有用な一冊です。同時に、GTD(Getting Things Done)の奥深さを再認識しました。これから、もう一度『ストレスフリーの整理術』を読み直すことにします。

(書13−23)『里山資本主義』 藻谷浩介

タイトルのつけ方はどうかと思いますが、過疎化が進む田舎における生活の美しさや生活の意義を学びました。ただ自然に囲まれる生活という点でも魅力的ですが、コミュニティにおける自分の存在意義を強く感じられる生活という点で、つよく引き込まれました。 同時に、田舎に根付いて新しい価値を生もうとしている会社やリーダーの存在を知ることができ、知的にも面白い本です。 売上一位、ノルマ達成、イノベーション、MBA、テレビ出演・・・こんな響きに快感を感じつつも、僕はどこかでむなしさを感じてしまいます。でも、そんなむなしさを認めてしまうと自己否定になるため、なんとない論理で納得させています。ただ、そんな肩書きや自慢よりも、人とつながる大事さを年々強く感じるようになっています。そんな僕だからかもしれませんが、この本は人生におけるもう1つのチョイスを示してくれました。 ただ、惜しむらくは著者である藻谷氏の最終総括部分。他の部分はNHKの広島取材班の方が執筆されており、純粋に「里山の素晴らしさ」を感じられる内容です。それを最後の最後で藻谷氏が、強烈な自己主張あふれる論調を繰り広げるため、エゴ臭で読み終わりが台無しになります。 藻谷氏の論理がどうのこうのではなく、社会への怒りに興奮しているのか、とにかくあまりに読みにくい文章。かつ、俺の主張はどうだ!!他の学者どもは馬鹿だ!!というエグさが強烈。論理とか市場から離れて、純粋に生活を楽しもうとする人々の営みを知った後に、マネー資本主義や現在政治や学者通年に対する憎しみにも似た論理攻撃、やめて欲しかった。

(書13−22)『ブラックペアン1988』 海堂尊

ちょっと最近疲れぎみだったので、海堂さんの本が続きました。気軽に読めて、スカッとする。まるで遠山の金さんのような本を書いてくれる海堂さん、ありがとうございます。気分転換に最高です。 この本は、ちょっと途中でネタバレ感はありますが、主人公がもつ個性的な性格が相変わらずたのしめます。「チームバチスタの栄光」の白鳥、「ブレイズメス1990」の天城と、空気を読まない(読めない?)キャラがこの本でも輝いています。 会社には絶対にいない、でもいたら面白い、そんなキャラが輝くからこそ、読んでいて現実を忘れさせるのかもしれません。江戸町奉行に、刺青を入れた遊び人が居なかったのと同じです。 ちなみに、本を読む順序としては、「ブラックペアン1988」→「ブレイズメス1990」の順が正解です。

(書13−21)『悩む力』 姜尚中

大人になってから、いわゆる実用書と言うものに偏り始めた気がします。仕事の仕方やコミュニケーションの仕方、経営の仕方や財務諸表の読み方など。なんと言うか、味気のないものを読みあさっています。といいつつも、僕にとっては苦痛ではなく新しい学びであって面白いわけです。 ただ、この『悩む力』を読んで、実用書で得ている学びが、なにか表層的なものであることを感じました。マックス・ウェーバーも、ショーペンハウエルも今は遠い昔。そんな難解な本を、時間をかけて読むだけの気力が無くなっていることに気づいたのです。この本は、そうした事を主題にしてはいませんが、いつのまにか表層的な学びに偏っている自分を再認識させてくれました。 次の文章は筆者が青春について記した部分ですが、これは青春だけでなく読書にも当てはまる気がします。 「自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人とつながる方法を本気で考えたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。実務的な問題解決を第一とし、万事を淡白にやりすごしている人は、『そんなことをマジでやるのは馬鹿馬鹿しい。時間の無駄だ。それこそ意味がない』と言うでしょう。しかし、そんなふうに生きていたら、たぶん、最終的にはもっと大きな孤独を抱えることになると思います。 他人とは浅く無難につながり、できるだけリスクを抱えこまないようにする、世の中で起きていることにはあまりとらわれず、何事にもこだわりのないように行動する。そんな『要領のいい』若さは、情念のようなものがあらかじめ切り落とされた、あるいは最初から脱色されている青春ではないでしょうか。」  悩む力とは何か、1回読んだだけではつかみ取れませんが、久々のウェイクアップコールを喰らった気がします。最後に、もう1つ心にのこった文章を記して終わります。 「だれもが自分の城を頑強にして、塀も高くしていけば、自分というものが立てられると思うのではないでしょうか。守れると思ってしまうのではないでしょうか。あるいは強くなれるような気がするのではないでしょうか。しかし、それは誤解で、自分の城だけを作ろうとしても、自分は立てられないのです。 その理由を究極的に言えば、自我というものは他社との関係の中でしか成立しないからです。すなわち、人とのつながりの中でしか、「私」というものはありえ...

(書13−20)『免疫力を高める眠り方』 大谷憲

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一昨年からストレスと思われる不眠、浅い眠りになやまされており、眠り方の本を結構読んでます。この本もそうした目的から買いましたが、まぁこういう本を1冊買えば十分のようです。 基本書いてある事に特段新しいものはありません。つまり睡眠というものについては、今の所大きなイノベーションは生まれていない様です。 ただ、体を温める重要性とその方法については勉強になりました。 陽性(成分:ナトリウム)の食べ物は体をあたため、陰性(成分:カリウム)の食べ物は体を冷やす。 アルカリ性の食べ物は血液をサラサラにし、酸性の食べ物は血液をドロドロにする。 陽性かつアルカリ性の食べ物:根菜類、みそ・しょうゆ、つけもの 陰性かつ酸性の食べ物:白砂糖、牛乳、コーヒー、お酒、清涼飲料水 ちなみに1957年の調査によると、日本人の平熱は37度とのこと。 ただ、僕の周囲で平熱が37度の人は見た事が無いですし、友人含め35度台の人をチラホラ見かけます。1957年から半世紀たって、平均平熱が下がっているのでしょうか? ちなみに著者によると、 体温が1度下がることで、免疫力は35%下がり、基礎代謝能力は15%〜25%下がる とのこと。 既に40歳が見えてきているので、眠りだけでなく食べ物にも気をつけた方が良いようです。

(書13−19)『1分間の日記で夢は必ずかなう!』 今村暁

これで何冊目なのだろう?って思うほど、自己啓発本を買っている気がします。多分趣味なんでしょう。 そんな自己啓発マニアな僕としては、なかなかの一冊。オーソドックスかつ本質をついているのは『思考は現実化する』だと思いますが、『思考は現実化する』を読んだ後に、現実的な実践方式を学ぶ上での良書かと。 日記を書くこと自体は新しいものではないのですが、とにかく感情/感性を呼び起こすことを筆者は強く主張します。 自分に対し、本心からやりたい事を、噓偽り無く聞いてあげる。そうすることで自分がどういう人間なのかを理解し、同時に理性で閉じ込めがちな感性を解放する。その手段として日記が存在するのです。 MBAでも、まずはSelf-Awarenessで始まり、その後Self-Acceptanceに移行することを学びました。自分がどういう人間なのか、自分はいつ歓び、いつ悲しむのか、そうした自己認識(Self-Awareness)がまずは重要ということです。

(書13−18)『日本サッカースカウティング127選手』 ミケル・エチャリ

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【送料無料】日本サッカースカウティング127選手 [ ミケル・エチャリ ] 価格:1,500円(税込、送料込) レアル・マドリードのシャビ・アロンソを発掘したといわれるスカウト、ミケル・エチャリ氏による日本サッカー選手の成績表。 ザックジャパン全選手、J1とJ2の中の注目選手の計127選手がそれぞれ評価されています。まぁ良く見ています。 ターンのスピード、ヘディングの仕方やゴールへの入り方など、スカウトってこういう見方をするんだ、という細かい視点。同時に、ボスに報告する上で必要な「必要最低限の表現方法」も勉強になります。とにかく簡潔。 岡崎、遠藤の評価は抜群に高く、DF陣の評価は必要に低い。このブログをベラルーシ戦を見ながら書いているのですが、「まさにその通り」といったところでしょうか。