気仙沼の漁師さんが語る東京オリンピック

偶然、釧路の居酒屋で意気投合した気仙沼の漁師さん2人。気仙沼では漁が限られているため釧路に遠征中とのこと。お2人とも親族で、1名は船頭さんであり、1名は船乗りさん。

船頭さんは2,600万円で購入した新築戸建てが津波で流されてしまったとのこと。さらに、用地整備のために自治体から提示された土地の立ち退き金額が50万とか。「笑うしか無い」と文字通り笑っていました。

そんな中、話が私の出身地に及び、流れで東京オリンピックの会話になると、お2人は口を揃えて
「東京でなんだか盛り上がっているみたいだけど、用地整備も進んでいない被災地や、除染で帰宅もできない福島の支援が先じゃないの?全部の注目が東京に行っちゃったような感じで、何だか腹立たしい」
とおっしゃってました。

東京オリンピックと復興は相反する2択ではありませんが、一方をとれば片方の優先度が下がることは間違いありません。東京オリンピックを盛り上げる為にも、こうした不満をまずは1つずつ解消していくことが東京の義務かもしれません。 

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