(書13−13)『ストイックなんて無用だ』 原田泳幸



原田さんはアップルジャパンの前社長であり、現日本マクドナルドの会長兼社長。ソフトバンクの孫さん、ファーストリテイリングの柳井さんなどと比べると、ちょっとだけ地味な感じがしますが、実績に裏打ちされた超一流経営者です。

僕の先輩が尊敬していたこともあり、原田さんの本に手を伸ばしてみました。

しっかりと帯を見て買うべきでした。。。帯には「60歳から始めるトライアスロンへの道」との説明文。まさか原田さんがとは思いつつも、本の8割はマラソンであり、トライアスロンの話です。後半2割くらいは経営について書かれていますが、立ち読みなら20分で十分です。

じゃぁ何も得るものが無いかといえば、んなことはありません。それは、「やると決めたらやる!」というストイックな思考と習慣。タイトルが「ストイックなんて無用だ」なので、僕の指摘は矛盾します。が、これは「ストイック」の定義の問題。原田さんは「自分はストイックではない」と言いますが、僕からすれば十分ストイック。

何かをトコトンやりつくす考え方や、そうした考え方を持つ原田さんの生活がリアルに描かれているため、むしろ素な原田さんが垣間みれる本かも知れません。

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