統一地方選挙 政治家の達観

テレビをぼーっと見てたら、統一地方選挙が始まったとのニュース。特集コーナーでは、現職や新人候補者が入り乱れて叫びます。

「高齢化による人口減少に歯止めをかけなければなりません!」
「地方から日本を変えるのです!」
「人を作ることで職を作り、職を作ることで人を作ります!」
「北海道を変えます!」

結局、何をしたら上の目標は達せられるのでしょう?方法論無き根性論。小学生の学級委員選挙以下。

でも、きっと敏腕経営者のように理路整然と方法論を列挙しても、大票田の高齢者には理解できないのでしょう。極論、憲法改正だって財政赤字だって年金改革だって、難しいことはなーんも分かりません。結局、みなにとって分かりやすく、耳障りのいい根性論が勝利への近道なんでしょう。

「やりたいことを公言して負けるよりも、やりたいことは勝ってから」

これが政治の要諦なのかもしれません。ただ、悲しいかな、今の政治家に「やりたいこと」があるとは思えない。ほとんどが、地盤以外の日本人に自分の権力を見せつけて、地盤の人から「先生すごーい」って言われたい、そんなところでしょう。実際、自分の周りはそんな先生ばかりです。

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