「ツナグ」じっくりと計算された大衆小説

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大衆小説って響き悪いですね。ほんとに悪い意味ではなく、気楽にさらっと読める小説っていう意味なんです。東野圭吾さんなども僕の中では大衆小説。その逆が、気合いを入れてググッって読む小説。平野啓一郎さんがその一例。

辻村深月さんの「ツナグ」は良くできた小説だと思います。マーケティングプランじゃないですが、緻密な執筆戦略がそこにあるように思います。

感動できる小説でありながら、作家の能力を感じられる小説でもあります。それにしても、どうして辻村さんは、ここまで多様な人物像をリアルに描けるのでしょうか。人の心模様をしっかりと観察して描いているんだと思います。

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