(書13−42)『男の作法』 池波正太郎
池波正太郎さんも冒頭で言ってますが、池波さんの生きた時代と現代では異なる部分も多く、すべてがすべて「なるほど」となるわけでもありません。ただ、生活するために生きるのではなく、生きたいと思う形で生活する姿には共感しました。
とくに男が自由に使えるお金の価値については、「その通り!」と言いたくなる内容。若手の頃は先輩におごってもらう日々を過ごしながら、自分に後輩ができても常に割り勘を貫き通す男をみると、だせぇなぁと思っちゃう僕にとっては、男のお金は本当に大事です。
無駄遣いしたい訳ではないのですが、無駄遣いできる余裕が欲しいのです。
最後に、仕事への姿勢について。
「楽しみとしてやるのでなかったら続かないよ。どんな仕事だって。努力だけじゃ駄目なんだということ。ガムシャラな努力だけでは、それが実らなかった場合、苦痛になる。ガックリしちゃう。これでは長くやっていけない。仕事というものはそれが何であれ、一種のスポーツのように楽しむ。そうすることによってきっと次の段階が見つかり、次に進むべき道が見えてくるものですよ。」
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