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iPhone4でMBA受験

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なんだか毎日iPhoneの事ばっか書いているなぁと思いながらも、今日もiPhoneネタです。 AppStoreで『MBA』と検索したら幾つかアプリが出てきたため、ちょっと試してみました。試したのは、MBA Planner, MBA ToolKit, MBA Selectorの3つです。全て英語アプリとなります。結論から言うと、あんまし使えないの一言です。あえて落とすなら『MBA Planner』1つで良いかと思います。 『MBA Planner』(無料) 各大学のランキング(Financial Times、Businessweek、US News)、GMAT平均点、インターナショナル比率などの基本情報から、ラウンド締切日やエッセイのお題といったアドミッション情報が網羅されています。また各お題に対して『Essay Analysis & Tips』というコラムがあり、ちょっとしたエッセイ対策が掲載されています。従って、ちょっとした時間に学校基礎情報を取るには便利です。が、果たして誰が「ちょっとした時間」にエッセイのお題やラウンド締切日を見るのか、疑問です。まぁタダなので、これから受験を考える方は落としてみても良いかもしれません。しかし、既に受験中の方は、学校情報はメモ片手に情報豊富なWebから取ることをお勧めします。 欧州校も網羅。見やすい作りになってます。 学校の基本情報欄(IESE) ラウンド日程やエッセイ課題、傾向と対策が一覧に。(IESE)  『 MBA ToolKit』(無料) これは良く使い方が分かりません。News、Schools、Voicesなどの欄がありますが、使えるのは学校情報が掲載されたSchoolの部分のみの様です。しかし、対象は米国校のみで、情報量も『MBA Planner』の半分以下です。メインソースのウェブサイト『GMATClub』を宣伝するためのアプリと言えそうです。 校舎の写真をみたければMBA ToolKit、情報量取りたければMBA Planner。 シンプルさが売り? 『MBA Selector』(無料) ただのVERITAS PREPの広告アプリです。 GMATの点数や職歴など、簡単なアンケートに答えると自動的に自分

iPhone4で学んでます (1)

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前2回のブログは「iPhone4で遊んでます (1) 、 (2) 」でしたが、今回は「学んでます」です。と言いつつも遊んでますが。 今回ご紹介するアプリは3つ。英辞郎、Real英会話、Lingopalと3つとも外国語学習用アプリです。 『英辞郎』(無料)はWEB版の英語辞書として超有名ですが、アプリ版もかなりの完成度です。英語辞書はあって困るものでもないのでとりあえずダウンロードして良いのでは。ただ、私の場合、辞書を引きながら英文を読むシチュエーションは学校の図書館か家に限られるため、ほとんどの場合PC WEB版を使っています。というのも、iPhoneでいちいちタイピングする時間を考えるとPC版の方が圧倒的に快適だからです。屋外でちょっと調べる程度であれば、iPhoneアプリは重宝するかもしれません。 『Real英会話』(350円) App Storeの教育カテゴリーで1位のアプリです。いわゆる簡単な英会話例文集が網羅されており、発音もタップ1つで確認出来ます。インターフェースはシンプルながら工夫されているため、結構気軽に勉強できます。英語学習というと、『通勤など一日の中で時間を決めて、イヤフォンを耳につめ、音声が誘うままに1番目の会話から頭にねじ込む』というのが定番でしたが、iAppの場合『トイレなどの本当にどうでもいい時間に、気になるシチュエーションと会話をタップして、自分のリズムで会話が頭に入るのを待つ』という勉強が可能なのです。会話例文が少ないとの指摘もあるようですが、少ない例文でも全部頭に入れれば、それなりのものかと思います。 ただ、会話の一瞬をつかむ例文集であって、会話が本格的に始まったら本当の英語力が必要になります。僕は、英語学習は基本例文を愚直に覚えた方が最終的には効率的と考えています。「You're kidding! (ウソ、マジで?)」を知っているに超したことはないですが、「Tom gives Jim an apple. (トムはジムにリンゴをあげました)」をマスターする方が、のちのち効いてくると思うのです。そうした基本例文もいくつかありますが、このアプリはより「You're kidding!」系の会話集といえます。 『Lingopal』(115円) こちらは一風

iPhone4でバルセロナの朝を撮ってみました

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いつものランニングコースからバルセロナの朝をiPhone4で撮ってみました。普段使っているLumix DMC-LX3と比べると圧倒的に質は劣りますが、ケータイとしてはそこそこの映りだと思います。バルセロナに観光で来た際には、ぜひこのランニングコースを訪れてください。サクラダファミリアや海が一望できるこの場所は、僕にとって一番のお勧めです。 真ん中左に見えるのが水道局、その右がサグラダファミリア 逆光の場合、ミラーレス一眼と比べると圧倒的な差が出ます いつものランニングコース 電波塔。バルセロナの何処からでも見えるシンボルです。 IT・通信業 ブログランキングへ スペイン旅行 ブログランキングへ

バルセロナ vs アトレティコ・ビルバオ (2010.9.25)

勝った~!!!いや~この試合、かなり苦戦すると思ってたので超嬉しいです。ケイタ、シャビ、ブスケッツのゴールで3-1の勝利。 怪我のメッシを招集外で欠いたバルサは、ビジャ、ペドロ、イニエスタの3トップ布陣で試合に臨みます。対するビルバオもホームでの勝利を目指して前線から激しくチェックに来ます。大雨の中、試合が動いたのは前半34分。センターサークル周辺でルーズボールを追いかけたイニエスタに対し、アモレビエタが激しくタックル。若干遅れ気味&スパイクの裏からタックルに入ったため、一発レッドでアモレビエタは退場になります。ただでさえボールポゼッションの高いバルサに対し、10人での試合を強いられたビルバオは完全に守備に回ります。前半は0-0で折り返しますが、バルサは7割近くのボールポゼッションを誇り、決定的なシーンも幾度か作り出していたため、バルサのゴールは時間の問題に見えました。 予想通り後半に入るとビルバオに疲れが見え始め中盤のシャビが自由に動き始めます。 シャビが左右にテンポよくボールを振るため、自ずとイニエスタとペドロが勢いを増します。そして後半9分、イニエスタ→ビジャ→ケイタとダイレクトで繋ぎ、ケイタが落ち着いて右足アウトサイドで軽くボールを流し込んでゴール!!正直「ケイタ上手いじゃん」って思っちゃいました。これで攻めざるを得なくなったビルバオに対し、後半28分にシャビがミドルシュートでゴール!どうもディフェンダーに当たってコースが変わったように見えるシュートですが、その前のシャビのフリーっぷりがビルバオの疲れを物語っていました。 これで決まったと僕は思ったのですが、後半41分にビジャが相手を殴り退場。この試合、かなりの決定機を逃していたビジャ、たぶんストレスがたまっていたのでしょう。この退場でスタジアムとビルバオが活気を取り戻します。後半44分にビルバオが速攻から1点を返し、その興奮は絶好調に達します。が、相手にとって一番「嫌な奴」ブスケッツが速攻から落ち着いてゴール。ペドロがハーフウェーラインまで全速力で戻りオフサイドを無くし、そこから激しくUターンをしてスルーを受けると言う荒技がブスケッツのゴールを生みだします。やはりペドロは最高の選手です!そして、やはりブスケッツは最高の嫌な選手です(笑)。このゴールでビルバオは明らかに戦意喪失し、試合は決します。試合全

iPhone4で遊んでます (2)

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遊び過ぎて勉強に影響を及ぼしつつある今日この頃ですが、せっかくなら遊び倒そうと開き直って色々とiPhoneアプリを試す日々が続いてます。 今回ご紹介するのはAccRadioとゲーム発展国++です。 『AccRadio』(無料) AccRadioは米国の多チャンネルラジオ局でインターネットラジオも手がけている会社です(詳細は http://www.accuradio.com/ )。様々なラジオ局でで流れている音楽をiPhoneで聞くことができます。膨大なジャンル(最新のトップ40からクラシックポップス、ラテンなど)から選ぶことが出来ます。自分で好きな曲を選ぶiTunesも良いですが、相手のオススメに身を任すラジオの魅力を再発見しました。今もこのブログを書いている横で、Christina Aguileraの曲がiPhone4から流れています。しかし、このビジネスは本当に無料でやっていけるのだろうか疑問です。 かなり大量なチョイス 再生画面  『ゲーム発展国++』(450円) このゲームのおかげでかなり勉強時間が減りました(笑)。プレイヤーはゲーム開発会社の社長となり、プログラマーなどの社員を雇ってゲームを開発していくという内容です。かなりシンプルな作りなのですが時間を忘れて遊んでしまいます。最新ゲームの繊細な動きや詳細な設定について行けなくなりつつある僕にとっては、このシンプルな作りが逆に新鮮で、はまってしまいました。他にも『ストリートファイター IV』などを遊んでますが、今のところ一番はまったゲームです。 他にも以下の様なアプリを試してますので、おもしれければご紹介したいと思います。 Kindle iBooks Evernote Whatapp ストリートファイターIV iPicasso Genius Scan Real英会話 Lingopal などなど (前のブログ) iPhone4で遊んでます(1)  

バルセロナ vs スポルティング・ヒホン (2010.9.22)

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メッシが欠けたバルサですが、何とかビジャの1点を守り切り勝ち点3を獲得しました。完全に引き分け狙いのヒホンは、ハーフウェーラインを越えたボールチェイスを一切行わず、11人が自陣にひきこもるという守備的布陣で臨んできました。ビジャが何度か裏に飛び出すのですが、飛び出しても裏のスペース自体が狭いため角度の無いシュートを強いられます。メッシという特攻隊長を欠いたバルサは、ケイタやチャビのロングシュートでゴールを狙いますが、これも確度が低く得点に至りません。前半はチャンスと言うチャンスはイニエスタの1回だけでした。 相手があまりに守備的なため、後半はケイタに代えてペドロを投入します。センターにビジャ、右にペドロ、左にボーヤン、シャドーにイニエスタという形です。激しく動き回るペドロのおかげで、ようやくバルサ右サイドが本来の攻撃力を取り戻します。その右サイドの突破を機に、後半5分オフサイドラインすれすれをすり抜けたビジャがゴールを決めます。これでヒホンも攻めにまわり、バルサに攻撃スペースが生まれるかと思いましたが、いまいち上手く事は進みません。 左に回ったボーヤンが、体調でも悪いのか全く冴えないのです。ボーヤンの切れの無さがビジャに影響します。サイドにボーヤンが張り続けているため、ビジャはポジションチェンジが進まず、センターでディフェンダーを背負っての勝負に徹せざるを得ません。さすがのビジャでも、フィジカルはさほど強くないのですぐにつぶされてしまいます。最終的にボーヤンはマスチェラーノと交代し、イニエスタが左サイドに入ります。イニエスタが左に移った後は、前線の動きが激しくなりましたが、時すでに遅し。 勝ったことは確かなので喜びたいところなのですが、前半で退いたプヨルと終始さえなかったボーヤンが気になります。今年のヒーローはボーヤンと勝手に決めている僕としては、何とかキレを取り戻して欲しい所です。それにしてもピケは何処で大阪Tシャツを買ったのだろうか(下写真)。。。 試合後のバルサTVで「大阪」Tシャツを着てインタビューに答えるピケ

iPhone4で遊んでます(1)

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今更ながらiPhone4にはまってます。そこではまっているアプリなどを少しずつ紹介していきます。 アプリじゃないのですが、まず気にいったのがフォルダ分け機能です。アプリをどんどん追加していくと、気付いたら画面いっぱいにアイコンまみれ。そこで「ゲーム」や「語学」フォルダなどにアプリを仕分けることで、画面が極めて見やすくなります。やり方は簡単で、なんらかのアイコンをタッチし続けるとアイコンがブルブル震え始め、アイコンの移動や削除が可能になります。この状態で、あるアイコンを似たジャンルのアイコンの上にドラッグすると勝手にフォルダが作られます。フォルダ名はiPhoneが勝手に適当なのを設定してくれますが、自分でも設定可能です。 色々なアプリを試してますが、一番のお勧めは『産経新聞』(無料)。海外に住んでいる僕としては、日本の新聞はのどから手が出るほど欲しいのです。ウェブでも情報は取れるのですが、日本の世論を目で追うには新聞が一番です。毎朝、家のWiFiでダウンロードして通学中で読んでます。一見、小さすぎて見にくそうですがiPhone4の驚くべき解像度で、拡大すれば文字は鮮明に読めます。「読みやすい」ってことはないですが、海外に居る人には嬉しいアプリと言えるでしょう。タダっていう点も素晴らしい。 結構見やすいのに驚き 続いてTwitter系のアプリ。大量に存在していて全てを試してはいませんが、今使っているTweetDeckはツイートが見やすいですし、リツイートやリプライなども直観的に操作できて気にいっています。iPhone4の前に使っていたブラックベリーボールドと比べるとiPhoneはタイピングに難がありますが、ブラックベリーと比べてアプリがイケてるので、まぁ許すこととします。 フツーっちゃフツーの作り。でもフツーで良い。 最後に紹介するのは異色のアプリ「バルセロナ オーディオ観光ガイド 音声日本語」(600円)。 バルセロナの100か所にわたる観光名所を日本語の音声で紹介してくれるアプリです。地図をブラウズするのではなく、アプリにダウンロードするため一度落としてしまえば圏外でも使えます。GPSの現在地を基に、近場の観光名所や観光名所までの道のりなどを調べることが可能です。各観光地について3

訂正:スペインでもシムフリーiPhoneが買える

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先日のブログ で「スペインではシムフリーのiPhone4が買えない」と書きましたが、 アップルストア で買えることが判明しました。7月にアップルU.K.でオーダーした時にはスペインにはシムフリーが存在しなかったのですが、3週間の在庫待ちの間にスペインも対応したようです。 日本では日本通信がディストリビュータと提携してシムフリーのiPhone4を販売するようですが、個人で買われる方の為に自分の経験を共有いたします。 日本通信、SIMフリー版iPhone4で販社と提携 日本円で円滑に入手可能に   現在、シムフリーのiPhone4は香港、イギリス、フランス、スペイン、カナダなどの一部の国(むしろ日本の様な国が例外と言った方がいいでしょうが)のアップルストアで購入できます。しかし、9月現在、全てのアップルストアで在庫が切れているため、旅行ついでに買っていくというのは不可能な状態です。一方、アップルストアの発送先は国内に限られる(国際発送不可)ため、在庫待ちをしたとしてもその国内で受け取る必要があります。従って、国外在住の方はその国内に住む人に受け取りを代行してもらう必要があります。私の場合は、イギリスに住む知人にやってもらいました。 一方、私が調べた限り家電量販店の様な所ではシムフリーを扱っていません。ごく稀に扱っている店もあります(バルセロナ国際空港やフランスのFnacなど)が、定価の1.2倍から1.5倍ほどします。 従って、現時点ではアップルストアが唯一定価で買える店になるようです。 日本の方の場合、日本に持ち帰って使うことになるかと思いますが国によって付加価値税(Value Added Tax)の還付を受けられる所と受けられない所があります。アップルストアのQ&Aを見る限り、イギリスは不可、フランスは可となっているようです。10%~20%程度の税金が帰ってくることを考えると、フランスは魅力的にうつります。 なお、私が注文した7月の段階では1人あたり2台までの購入に限られていました。私はオンラインで注文したのですが、注文から数日後に突然電話があり発送先の住所確認をさせられました。僕の場合は、知人に迷惑をかけたくなかったため自分の番号をオンラインフォーマットに入力しましたが、日本から注文する場合は、代行してもらう人の電

MBA授業:英語がつらい・・・

8月末から2年目の授業が始まったのですが、一度失ったペースはなかなか取り戻せません。どうも集中力が欠けてるし、作業の完成度も低い感じで。 それにしても2年目にもなりながら、まだまだ英語に苦労させられています。MARKET RESEARCHという極めて計量的な授業を取ったのですが、質問が瞬時に組み立てられず超モヤモヤしてます。今日もあるグラフの読み方で質問したのですが、どうもクラスの2~3割程度の生徒は僕の言ったことが理解できなかったようです。幸運にもプロフェッサーは問題なく理解してくれましたが、結構へこみます。かといって頭の中で質問を組み立てていたら、授業を聞き逃してしまいますし。今は「理解するためには凹むしかない」という自分なりの格言を作って慰めています。 4~5人程度のチームであれば、最近はある程度話せるようになったのですが、30~100人などのレベルになると「レトルト英語」とでも言うのでしょうか、まだまだ事前組み立て英語になってしまいます。このレトルト英語の問題は、発言に質問返しされるとテンパるという点です。コツコツやるしかないのは承知しているのですが、誰か良いアドバイス無いですかね。 生涯凹み続けるほど強くないので。

iPhone4がやってきた!

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待望のiPhone4が手に入りました。スペインは1社に限定される日本と異なりMobistar(テレフォニカ)、Orange(フランステレコム)、Vodafoneの3社ともiPhone4を販売しております。しかし、3社が販売しながらもシムフリーのiPhone4は売られておらず、買いたい人は各携帯電話会社のシムにロックされたiPhone4を買うしかありません。MBA卒業後に日本に帰国する可能性が高い自分にとって、シムロック版はさすがにもったいないので、シムロックフリーのiPhoneをアップルストアU.K.で購入しました。そんなわけで購入に少々時間がかかりました。 使ってみて数日ですが、iPhoneの楽しさにのめりこんでます。素晴らしさは皆さんが色んなところでお話されているので、ここではちょっとした不満だけを書いときます。ただ、ここに書く不満を大きく超える満足があるのは間違いありません。 まずはSIMカードの挿入方法です。小さなピンを片手に、数分ほど「こりゃどうすりゃSIMスロットが空くんだ?」と悩みました。iPhoneはデザインが綺麗ですし、だれだって新品を傷ものにはしたくないので、下手に差して傷つけたらどうしようとビクビクしちゃいました。最終的にはピンを奥に強く差し込むだけなのですが、この点はもう少し説明が欲しかったです。 続いてはiTunesによるアクティベーションです。アップルの製品は封を開けるところからディズニーワールドならぬ「アップルワールド」の世界に放り込んでくれるのですが、このアクティベーションのところだけが、現実世界に戻されます。自室のパソコンに戻り、起動し、USBで繋いだら「iTunesを最新版にしてください」と言われ、最新版をダウンロードしている間に友人から翌日の宿題について聞かれ。。。。なんだか、「竹林に囲まれた風情あふれる茶室に案内され、お茶を飲む前につくばいで手を洗おうとしたら、塀の合間から『おーいお茶』の看板が見えてしまった」そんな気分です。iTunesでのアクティベーション自体、デジタル機器に疎い人には面倒でしょうし。できればSIM挿入後、iPhone単体でiTunesに自動接続→アクティベーションしてくれると最高です。 最後に値段です。すごい良い端末なのですが、3GSとの圧倒的な差をまだ感じません。3GSからのアップグレードに新

がばいばあちゃん!そりゃそうなんだけど愚息にはできません。。。

前回のブログ で紹介した『口笛吹いて』と一緒に買ったのが『佐賀のがばいばあちゃん』。数年前にいろいろと名前を聞いたので、こちらも興味本位で買ってみました。 がばいばあちゃんの生き方は、とても簡素でありながら誰もがあらがうことのできない真理を持っています。そうした真理が、具体的な情景を添えてユーモアたっぷりに書かれているため、久々に時を忘れて読書に没頭しました。 しかし、島田洋七さんの前書き部分がどうしても納得いかず、それが為に著書そのものが軽薄に思えてしまったのも事実です。重松さんの作品を読んだ後だったことも大きく影響しているのでしょう。 島田さんは前書きでこうおっしゃっています。 「(前略)「今、世の中はひどい不景気だ」とみんなは言うけれど、何のことはない。昔に戻っただけだと俺は思う。変わってしまったのは、人間の方だ。(中略)リストラされた人は気の毒だと思うけれど、それだってものは考えようだ。朝八時に起きて満員電車に揺られて会社に行って、働いて、残業して、飲みたくもない酒の席に付き合って、終電車に乗って帰ってくる・・・・・・そんな人生から解放される新たなチャンスだと思うことだって、できるはずだ。(中略)本当はお金なんかなくても、気持ち次第で明るく生きられる」 その通りだとは思うのですが、やっぱり現実は違う気がするのです。幼少の島田さんを、おばあちゃんに預けざるを得なかった島田さんのお母さんは、きっと「お金があったら、息子にこんな苦労をかけずに済んだのに」と思ったでしょうし、満足に子供を育てられない自分を責めたこともあったのじゃないかと思います。 リストラされても一人なら何ともないかもしれません。しかし、子供が、妻が、親戚が、といった周囲の環境がそこまで単純な回答を許さないのだと思います。例えリストラされた本人が「お金がなくても、気持ち次第で明るく生きられる」と言いきれても、その価値観を奥さん(旦那さん)が共有してくれる保証はありませんし、子供は学校でいじめの対象となるかもしれません。そのような理想と現実のギャップが、重松さんの作品にはあったため、島田さんの前書きが何とも薄っぺらく感じたのです。 理想と現実が一致することが一番なのですが、一致しないところにむしろリアリティを見てしまう。歳をとったのかなぁと思った飛行機内でした。

飛行機で『口笛吹いて』を読んで考えさせられるの巻

バルセロナに帰るにあたって、ニューヨークのブックオフで重松清さんの『口笛吹いて』を買いました。重松さんの描く「昔思い描いた理想と、目の前にある現実のギャップ」が好きで、日本に居た時はよく上野駅の本屋に通ったものでした。 JFK空港からスイスのジュネーブ空港までの間を持たすためだけに読み始めたのですが、なんとも昔と違った現実感がそこにあり、機内の時間は一瞬に過ぎました。 中でも、書籍のタイトルともなっている短編小説『口笛吹いて』読んだ後は、そこに描かれた現実が頭の後ろの方に引っかかって、周囲の乗客が寝静まった機内で一人ボーっとしていました。 ストーリーは、主人公が幼少のころに憧れた同郷の先輩「晋さん」と、仕事を通じて出会うことから始まります。晋さんは主人公が物心ついたときからの憧れの兄貴分であり、「10年に一人の逸材」として野球の名門高校へ引き抜かれる同郷の誇りでもありました。しかし数十年の時を経て、晋さんはうだつの上がらないサラリーマン課長として主人公の前に偶然姿を現します。髪の毛は薄くなり、部下から軽んじられる晋さんに、ヒーローであった時の姿を重ねようとする主人公。一方、自身の過去に対し徹底的に無関心でいようとする晋さん。皆と自分自身の期待を一身に背負いながらもその期待にこたえられなかった過去が、期待自体を抱くこと、抱かれることへの逃避を生む。 3年前なら、ここまで印象深く思うことはなかったと思います。きっと他の重松作品と同じ良さを感じただけで終わったでしょう。しかし、MBAの授業を受けてニューヨークからジュネーブに飛行機で帰る自分が、一瞬だけ挫折前の晋さんと重なる気がしたのです。晋さんが名門高校入学前にレギュラー確約の証としてもらった「黒い帽子」、そして結局一回もかぶることの出来なかった「黒い帽子」が、今の「MBA」という自分の立場と重なって見えたのです。高校入学前「まあ、そういう実力の世界が、わしには似合うとるけんの」と言った晋さんは、その実力の世界で味わった挫折を一生引きずりながら生きている。自分も何時そうなるか分からない。 重松さんの作品は出版された後も読者と成長(または後退)を続ける、そんな感じがした一冊でした。

ヨーロッパ留学で芸術家へ転身?

授業の合間を縫ってMoMA(ニューヨーク近代美術館)を訪問してきました。実は先日も行ったのですが閉館までの間(2時間30分以上)で3分の1も見れなかったため、残りを見るために再訪問です。 5階にはダリ、ピカソ、ミロといったスペインの巨匠だけでなく、セザンヌ、エゴン・シーレ、キリコ、マティス、ゴッホ、シャガール、ルソーなど錚々たる近代絵画の巨匠の絵が飾られています。 ダリの作品で有名な『記憶の固執』は、スペインはフィラゲスにあるダリ美術館ではなくMoMAの壁にひっそりと吊るされ、ピカソの名作『アヴィニヨンの娘たち』も、バルセロナのピカソ美術館ではなくMoMAに鎮座しています。パリのような芸術都市で無いにも関わらず、世界的傑作を呼び寄せられるニューヨークと言う都市の凄さを感じた一日でした。 ちなみに僕は芸術の良し悪しは分かりません。ただ、食わず嫌いはイカンと思い、最近いろいろと芸術にもアンテナを伸ばしています。ヨーロッパに住むと、芸術との距離が近くなり、芸術への関心しだいで生活の楽しさが変わります。どんな都市にも美術館が存在し、街中に歴史的な建築物が何食わぬ顔で存在します。日本でも芸術は身近にあったはずなのですが、全くといって良いほど関心がありませんでした。でも今は「分かりたい」と思いますし、少しずつ見てて楽しくなってきました。そうした気付きの意味でも、ヨーロッパのMBAに来てよかったと思います。 ヨーロッパMBAの魅力については、こちらもご参照ください。  MBA受験:欧州MBA(特にIESE)のゆる~いススメ

MBA授業:投資とダイエットの共通点

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今週はWinning Investment Strategyという選択科目を取っているのですが、今日がその初日。言われてみれば当たり前なんだけど、ほほーと思ったことがあったのでご紹介します。 この授業、Javier Estradaというプロフェッサーが教えているのですが、彼はとても教えるのが上手で僕のお気に入り教授です。彼が学術的に有名かは知りませんが、ノーベル賞を受賞した教えベタの教授に教わるより、こうした教授に教えてもらう方が僕は価値があると思ってます。ハイクオリティの映像をダイヤルアップで見るよりも、そこそこ(すまんJavier)のクオリティの映像をブロードバンドで見る方が快適ですから。 彼曰く、 本屋のダイエットコーナーに行くとどんな本がある?食べながらやせる方法や、運動しなくてもやせる方法などの本が売られている。 一方、みんな頭の中では継続的に運動しつつ食事のバランスを調整することが、ダイエットには最適だということも知っている。投資も同じ。資産のバランス配分を考慮し、そのバランスに基づいて継続的に保有することがベストと分かりつつも、ちまたにあふれる「株式デイトレードで1億稼ぐ」といった類の本に手を出す。なぜならば、当たり前と思われている理論を実行するには規律と節制が必要で、それが時には苦痛を伴うから人は安易な方法に手を出そうとする。キャッチーなダイエット法で成功した人の後ろには失敗した人が幾多と居るように、デイトレードで失敗している人は無数存在する。もしあなたが ピーターリンチ の様な才能に恵まれていないのなら、規律と節制に基づいた投資をすることが最適。もし、ちょっとした遊びや勝負をしたいなら、資産の一部だけを割り当てるかラスベガスに行くべき。投資の最も難しい点は理論ではなく、その理論を実行するだけの忍耐と規律である。 至極当たり前のことなのだけれども、なるほどなぁと思いました。スポーツもなんでも、基礎を大事にしつつ目標に向けて階段を一段一段登った人が最終的に勝つように、投資も基礎理論(分散投資、長期保有)を大事に、「俺、昨日1日で100万儲けたよ」的な雑音に惑わされず投資を継続することが大事であることを再認識しました。 留学 ブログランキングへ

設計ミス?ヤンキーススタジアム

大学の友人がヤンキース戦を見てみたいとのことで、サッカーファンに怒られない程度の野球観戦をしてきました。 ヤンキースタジアムはマンハッタンから地下鉄で20分程度のところにあります。ヤンキースとヤンキーを結びつけてしまう僕にとって、ヤンキースタジアムに向かう地下鉄は北斗の拳の末期的世界と想像していましたが、極めて平和な雰囲気です。というか、本当にみんな熱狂的なファン?と疑ってしまうくらい平和です。 駅に着くと、そのままゲート4のチケット売り場に向かいます。30メートルほどの列に並んでいると、案内員の若いお兄さんが「175ドル以上の席しか空いていませんよ~」とのたまわっています。おいおい野球に175ドルも払えんよとなり、当日券売り場まで来ておきながら翌日のチケットを買うことに。 当日券売り場で翌日のチケットも買えるのですが、そこでも「29ドルの立ち見席か、175ドル以上の席かどちらかだねぇ」とのこと。並んで入った寿司屋で「いらっしゃい!ガリか大トロどっち?」って言われた気分で、29ドルのガリを購入。 翌日(今日)、再びヤンキースタジアムへ。3階に上がり、指定された立ち見場所へ。そもそも立ち見に指定席があるのかよと思ってましたが、ありました。アルミの安っぽいバーカウンターみたいなのがあって、そこに番号が振られています。 番号の前まで来て、ふたたび驚愕の事実。カウンターの後ろに立ってグラウンドを見おろすと、立ち見席と指定席を分ける柵が見事に視界を遮ります。1塁側の上段から見下ろした時、柵にかからずに見える場所が3塁側ファールグラウンド。こりゃ、3塁コーチャズボックスマニアだけが喜ぶ席です。なぜこれが有償で売られているのかが分かりません。 しかたなく、外野方面に移動し見下ろす角度を鈍角にすることで柵問題はなんとかなりましたが、多分これは設計ミスでしょう。 それにしても、こんなに席の価格が高いと思いませんでした。家族で見に来てるアメリカ人など、席100~200ドル×4人+ホットドッグ10ドル×4人+ドリンク5ドル×2本×4人で総額480ドル~800ドルの出費です。こりゃちょっとしたセレブの小旅行です。どおりで電車が平和だったのかもしれません。アメリカはこんな消費を本当に続けられるのか疑問でなりません。 スタジアムに来られる方は、事前のチケット購入、小さめのカバン、事前

MBA授業:クラウドソーシング

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今週はIESEのニューヨーク校舎でInternet Enabling Strategiesという授業をとりました。最終日には CrowdSPRING 社のFounderであるRoss Kimbarovsky氏が授業に来てくれました。CrowdSPRINGという会社は、ロゴなどのデザインを依頼したい企業(依頼主)と世界中のデザイナーとをインターネットで繋ぎ合わせる会社です。例えば新商品のロゴデザインをある企業が作成依頼する場合、まずウェブ上に依頼内容の概要と受託者への報酬が記載されます。その内容と報酬を見て、世界各地のデザイナーは独自にロゴを作成しCrowdSPRING社に提出します。一方提出された実物を企業は見て、その中から最終的なデザイナーを選び、デザイナーは報酬を受ける形になります。 企業は実物を見て選べる上、世界各地に広がる無数のデザイナーの知恵にアクセスすることが出来ます。一方デザイナーは、学歴や経歴など不問なため、プロからアマチュアまで幅広く応募することができます。 今後ますますこうしたクラウドソーシングと呼ばれる流れが加速していくことは間違いないでしょう。ただ、この分野では、まだ日本の企業は聞いたことがありません。比較的ではありますが、日本では過去の取引実績を重視し、顔が見えない人へ委託することへの不信感が強いためだと思われます。しかし、ネットワーク外部性(「ユーザーが増える→そのプラットフォームの魅力が上がる→さらにユーザーが増える」というポジティブなスパイラル)が強く存在するクラウドでは、先行者が極めて有利な立場となります。気付いたら出遅れていたでは大変なことになるので、日本の企業は海外拠点を使ってでもクラウド競争に飛び込む必要があるかと思います(海外拠点を使うのは、日本の商習慣がクラウドを受け入れるのに時間がかかりそうだからです)。 しかし、僕はクラウドに進むことイコール良い事だとは思っていません。安いから、大多数の知恵の恩恵にあずかれるからといって安易にクラウドソーシングに走ると、最終的に「うちの企業って何が強みなんだっけ?」ってなってしまいます。 自分でウンウン悩みながらデザインを練ることやプログラムを組むことが自分の成長を促すように、ある程度は自社だけで知恵を練っていく必要があるのでしょう。 そうは

MBA受験もソーシャルネットワーク化?

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僕が受験した頃には各校Pod castを通じた情報発信に積極的でしたが、今はTwitterのようですね。Twitterで「MBA」と検索すると、ハーバード、スタンフォードなど大量の学校が出てきます。ポッドキャストやウェブよりも情報量は少なく、背景を読み取るのに時間がかかりますが、なにしろホットな情報が取れます。現状は双方向コミュニケーションが成り立っているようには思えませんが、今後はTwitterやFacebookを通じてアドミッションプロセスを進める大学が増えてくるのではないかと思います。アドミッションによる学校紹介や質疑応答などはUSTREAMを使えばより密度の濃いものになりますし。 さらに想像を膨らませると、TwitterのつぶやきやUSTREAMのアーカイブそのものが提出書類に取り込まれ、受験以前からどんな考えをもってきているのかを問われる日が来るかもしれません。私費の人は、Zopaのように学生ローンを学生間のソーシャルネットワークから借りることになるかもしれません。依然言語の問題はありますが、ソーシャルネットワークが受験プロセスを変えることは間違いないですし、MBAなんだから変わるべきかと思います。 これからの受験生はこうした流れに敏感である必要がありますし、増えまくる情報の中からすばやく取捨選択する能力が求められるでしょう。趣味なら面白いですが、受験となると本当に大変だと思います。 留学 ブログランキングへ